ウクライナとロシアの対立による最近のジョージア
先日、友人のお家でごはん会をしました。
前回会った時から、ここ数週間で隣国が戦争になってしまい、ジョージアでも少なからず変化が起きています。
ジョージア国内には、ロシアとの間に南オセチア自治州とアブハジア自治共和国という地域があります。
どちらもジョージアからの独立を求めており、ウクライナと状況が少し似ている面も。
ちなみに以前グルジアと呼ばれていたのがジョージアと呼ばれるようになった理由ですが、2008年にロシアと武力衝突した翌年に、ロシア語由来のグルジアから、英語由来のジョージアへの変更を政府が各国へ申請し、日本では2015年に正式変更になりました。
ジョージアでここ数週間で起こった事
1. ロシアのウクライナ侵攻に対する反戦デモ(約3万人)
街にはウクライナの国旗を掲げている公的施設や住居なども。
2. EU加盟申請
以前から加盟を希望しており、EUの旗がすでにそこらじゅうに立っているのですが、ウクライナが申請した直後にジョージアも申請。
3. ロシアへの制裁はしない
EUへの加盟申請はしつつも、刺激はしないように西と東のバランスを保っている様子。
4. ロシアからジョージアへ避難する人が増え(約2〜3万人)、住居需要が増えたことにより、家賃が約$50〜100値上がり。
ロシア人には貸さないという大家さんもいるそうです..
5. 一時買い貯めが行われた(徐々に補充されている)
お国柄が出ると言われている買い貯めですが、ジョージアではひまわり油、お砂糖、お塩、小麦粉、オートミールなどが欠品もしくは品薄になっていました。
飲食店やスーパーなどでは、ウクライナを応援する張り紙をよく見かけます。
ウクライナの旗を掲げている住宅もたまに見かけます。
ロシア人というだけで風当たりが強く、私は直接被害はありませんでしたが、コロナの時に受けたアジア人差別を思い出してしまいます。
「世界はロシアの侵略を止めるべきだ!ロシアは占領者!プーチンは悪です!」
もしこれに同意できない場合は入店をお断りします。
と書いてあります。
私は直接は見ていませんが、ロシア人の入店自体を拒否しているお店もあるそうです。
ジョージアで危険を感じた事はありませんが、隣国での戦争なのでニュースはよくチェックしています。
といっても情報戦になっていて、フェイクニュースで溢れており、どれが本当でどれがフェイクか..これが現代の戦争なのか、SNSなどがない時代でも情報操作は行われていて、今より気づきにくかっただけなのか。
情報のシェアだったり、みんなと話すことで、ほっとする時間を過ごすことができました。
友人が作ってくれたシェパードパイとレンズ豆のサラダ、トルコ料理屋さんのデリをテイクアウトし、ワインで持ち寄り。
戦争のことや政治のことなど、日常会話と同じような感覚で、意見を言い合える関係の人たちに出会えたことに感謝です。
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