自分のことばかり考えてしまうあなたへ

「ありがとうと言おう」


こう言ってもあまりに使い古された言葉だと思う。



だが、案外ビジネスの第一線で活躍してる経営コンサルタントや、みんなから尊敬されている大人も口をそろえて感謝の大切さを言う。


「感謝が大事なんてわかってるよ」


だが、あなたは「心の底からありがたいな~」って思える出来事はあるだろうか。


ないというあなたは、感謝を感じる感度が低いのかもしれない。

かくいう俺も、前まで感謝の感度が本当に鈍っていた。



俺が一年間通った塾は、本当に至れり尽くせりという塾だった。


365日、毎日塾は空いているし、どんな些細な相談も全力で先生は乗ってくれるし、しかも毎食無茶苦茶うまいごはんまで出してくれる。


同じ塾生は、みんな口をそろえて

「ありがたいねえ」

という言葉を言っていた。



もちろん、俺も感謝の思いはあった。

だが、心のどこかで

「高い金払ってるんだから当然でしょ」という気持ちもあった。

それに対する疚しさもあったし、その疚しさを隠すために、周りに合わせて

「ほんとにありがたい」

という言葉を発することも、どこかしんどかった。



そして卒塾後、自分の受験生活を悔やむ時期が続く。



だが、ある日、心の底から塾に対してありがたいという気持ちがわいてきたときがあった。


いままでの疚しさがウソみたいに、心の底から「自分はこんなにも与えられていたんだな」「愛されていたんだな」と、塾で過ごした些細な出来事すべてがありがたいと思えるような瞬間があったのである。


人目をはばからず、号泣していた。


そして、自分の情けなさばかり思い出して悔いていた受験生活までもが、意味のあったものに思えるようになった。






人にはそれぞれ、こんな瞬間が人生のどこかであるんじゃないかと思う。


まるで、愛情が注がれていたコップがあふれ、本当にありがたいという瞬間が。



でも、感謝の感度が鈍っていると、そんな瞬間はなかなか訪れない。


そこで今日は最後に、感謝の感度を高めるトレーニング法を紹介したい。




(以下、小田真嘉 成長のヒントより)

いい流れに乗るには

 やってくることを受け入れること。

 受け入れずに

 未来が開けることは無い。

 いいアイディアもひらめかない。

 秘められた力も引き出されない。

 受け入れるとは

 今まであったことを肯定すること。


 今から起きることも

 きっとよくなるために必要なはず、と信頼すること。

 それを一言にすれば


 感謝すること。


 運動神経や反射神経は

 トレーニングにして鍛えれば、向上していくように


 感謝もまた

 トレーニングすれば

 誰でも感謝神経が良くなっていく。

 7つの感謝トレーニング


 1)「感謝する」と決める。


 2)日光や風を感じながら深呼吸して ゆっくり深く長い呼吸をしてみる。


 3)とりあえず、何もなくても

 「ありがとう」「ありがたい」と言ってみる。


 4)持ってないモノにフォーカスせずに

  持っているモノにフォーカスする。


 5)今までを振り返って、感謝できる場面を思い出して

  そのときの気持ちを味わう。


 6)ここ最近、周りにしてもらっていることを書き出す。


 7)もし、うまく行かなかったことやイヤなことがあったら

  「そのおかげで~」と良かったことに転換していく。




あなたに感謝の心で満たされた瞬間が訪れますように!

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