史上最高の選手総選挙(2018年発売)

投手
1、金田正一
2、ダルビッシュ有
3、江夏豊
4、星野伸之
5、槙原寛己
野手
1、張本勲
2、長嶋茂雄
3、山内一弘
4、川上哲治
5、榎本喜八
 プロ野球が創設されて今年で90周年を迎えるけど、これまで大記録を達成されたのは投手が39人、野手が68人しかいないからね。その中で投手と野手5人ずつ選ばなければならないから、すごく悩んだ。人それぞれ基準は違うけど、まずは大記録が条件だね。後は感覚でいきたいね。
 投手1位は金田正一。これは通算記録やタイトル、シーズンを通して文句なしのトップだと思う。左での400勝投手は金田さん一人なんだって。国鉄(現:ヤクルト)で353勝を挙げて、15年間の中でAクラスはわずか1回だからね。弱小球団で勝ちを上げる能力は凄い。
 2位に挙げたダルビッシュ選手は、予告されても打てない球で、野茂さんの記録を抜きましたからね。ダルビッシュ選手の球は、インコースギリギリのところを攻めてくるから、相当難しい。後、毎年フォームを変えてきているからそれに応じて打者も対応していかなければいけない。だから変化にも強い。フォーム改造が5年連続防御率1点台に繋がったのであろう。
 星野は130キロ台のストレとと90キロ台のカーブと遅いが、清原さんの話によると「150キロ台に感じた」、とおっしゃっていた。それは投球術の凄さだね。遅球派投手だが、2000奪三振達成しているからね。結果的には星野は野球の概念を覆した選手でもあるね。
 江夏は移籍後2年目で押さえに転向して170セーブを挙げたからね。阪神時代は6年連続奪三振王、これは鈴木啓示さんとタイ記録だよ。今、江夏さんに近いピッチャーは則本だね。今年から押さえに転向して先発時代は5年連続で奪三振王に輝いているから、共通点は多いね。。江夏さんも6回セーブ王に輝いているから、則本も江夏さんを目指してほしいね。
 1位から4位まではすんなり決まったが、5位は迷ったね。スピードとか総合的に言ったら槙原さんだね。当時は150キロ出す人と言ったら槙原さんと伊良部さんくらいしかいなかったから、とても貴重なピッチャーだね。槙原さんは新人の時から先発を担っていたし、34歳の若さで2000奪三振達成したからね。余談だが、メジャーでも通用したね。
 次は野手。5人の共通点は三振率が低い。平均は.129なので、5人はそれを大幅に下回っている。
張本 815三振 .073
長嶋 729三振 .079
山内 823三振 .092
川上 422三振 .050
榎本 645三振 .071
 最近の選手はワンポイントリリーフなどで投手が変わることが多いから、三振が多くんった。大体、大記録達成した選手は三振が多いのも、平成に入ってから格段と多くなった。現役で三振数が少ないのは、吉田正尚。メジャーに入ってから三振は多くなったものの、2020年と2021年は30未満に抑えている。
 張本さんは3000本安打500本塁打を記録している。500本塁打達成者の中で1000三振未満の選手は張本さんのみだからね。そこが張本さんの魅力だね。
 長嶋さんはプレーでファンを魅了したね。ヘルメットが外れる空振りや、ファインプレーのように見せる守備はプロだな、と感じるね。今の野球は事務的になってきて、淡々とこなしているイメージがある。長嶋さんのような選手出てきてほしいね。
 山内さんの凄いところは二塁打。タイトルにはないが、最多二塁打を4回達成している。それは山内さんただ1人だけ。二塁打を打てる人は大体、天才的なバッティングをする人が多いからね。
 4位の川上さんは181本しか売っていないのに1319打点も挙げている。相当な勝負強さを誇っている。もう一つ凄いところは三振数。驚異の422。三振の少ない選手はその分当たっていることだから当て方も一流で対戦するのが嫌な打者でもある。大正生まれでは唯一の2000本安打だからね。
 最後は榎本さん。最年少で2000本安打だからね。新人の記録もたくさん持っているのもそうですし、1年目に打率.298も凄い。
 以上で話を終わるが、こうして見ると大記録って凄いと感じたね。これはあくまでも感覚だから選び方は人それぞれだし、見方の基準も違う。今度は違う基準で選んでみたいね。

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