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モコンさんの庭~「セルアニメのオトモ」シリーズ・その3【タイムシート編】

見出しの写真は私が使っているストップウォッチです。かれこれ50年以上使っています。今でもしっかりと動きます。当時の値段が約1万円ほどですからかなり高価。そしてこれ30秒計なんです。動きやセリフのタイミングをとるには非常に重宝いたします。

みなさんご存じのとおり、映画では1秒に24コマの画像が記録されています。セルアニメも同様に1秒は24コマで、1コマずつ動きをつけていくのを「フルアニメ」といいます。

フルアニメでは、例えばAセルのみとして1秒間に24枚の動画が必要となります。量産するアニメでは、3コマずつの動きにすることで、1秒間の動画枚数を8枚に抑えています。

ほかにも枚数を減らす工夫があり、これにより作品全体の動画枚数を減らすことができ、制作期間も短縮できます。

今回は、原画から動画にする際の中割り指定、セル重ね、撮影指定などの主な情報を写真に書き込んでみました。

セルアニメの頃は、このようなタイムシートを使っていました。このタイムシートには、作画から撮影に至るまでのさまざまな情報が含まれています。

セルアニメは手作業が中心であり、すべての素材(タイムシートも含む)は紛失が許されない重要なものです。

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