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コミュ障は話を聞いていない

コミュ障の人は、自分のことを口下手だと思っていますが、実は口下手なのではなく、相手の話を聞いていないからコミュ障になっています。


そもそもコミュニケーションがとれるかどうかに口下手かどうかは無関係です。

こんなことを言うとコミュ障の人は反論したくなるでしょう。


人一倍聞こうと努力していると。 


しかし、ここで言っているのは「聞く」と言っても、音が聞こえていないという話をしているわけではありません。


相手の言葉を相手の言葉通り聞けていないということです。

コミュ障の人は相手の意図を読み取ろうとしています。
しかし、コミュ障の人は基本的にマイノリティな人間なので、考え方や感じ方が少数派です。


そんな人間が相手の意図を読み取ろうとすると意図を捉え間違ってしまうのは明らかです。


しかも意図を考えるばかりに相手からの質問をちゃんと聞くことができません。

これが事実かどうかを確かめるのは簡単です。


誰かから質問された時、質問に答える前に質問された内容を相手に確認してみましょう。


一言一句違わぬように言うのはほぼ無理で、半分近くは相手から聞いた内容と違うよ…と言われてしまうでしょう。

さらに、相手の意図を読んで会話を進めると、注意していなければ必ずある問題が発生します。


それは1つ会話が(相手の意図を確認する作業)飛んでしまうことです。

例えば「今日はせっかくの楽しみな旅行なのに天気が最悪だね〜。」と言われたとします。


これに対してコミュ障で、自分のことを雨男だと思っている人はこう答えてしまいます。


「何、私がこない方がよかったってこと?」とか「私が来ない方がよかったよね〜」とか「自分がいると楽しくなるもんね〜」といった形で答えます。

相手は「この後、雨が上がればいいね」とか「雨だけどあなたと旅行に行けたら十分だから全力で楽しもうね」と言いたかったかもしれません。


しかし、コミュ障の人が持つ「ネガティブ思考」と「意図の捉え間違い症候群」のダブルパンチで話がおかしな方向へと進んでいきます。


当然ながらコミュ障の人が予想する展開もありえるのですが「お前のせいで雨がふった!」と言われてから答えて十分です。
コミュ障の人はネガティブ思考と意図の捉え間違いのダブルパンチで相手の話を聞くことができなくなっています。


人と話している時に、相手の意図を考えるのは辞めましょう。


まずは相手の言葉を言葉通りに聞くことからです。

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