ほんとうに必要なもの
今日は障子の貼り替えでした。
ところどころ汚れていたのが、ずいぶん前から気になっていたんですが、なかなかモチベーションが上がらず、今日になりました。
実は、人生で初めての障子の貼り替えでした。
それでもYouTubeを見ながら•••便利ですね。
まずは古い障子紙をはがしていきます。
はがし液というのがあって、塗ればスルッとはがれるはずが、紙が古すぎるのか、キレイにはがれてくれません。
仕方なく、はがし残りをヘラでこすり、さらに雑巾で拭き、やっとはがし終わりました。
この時点(1枚目はがし終わり)で90分経過。
8枚貼り替え予定でしたので、どうなるんだろう?と不安になりながら、結局、全部はがし終わったところで力尽きました。
へとへとになって、ソファーに座って、はがし終わった障子を眺めて、ふと思いました。
「紙のない障子も悪くないなあ」
自分たちは、いつもそこにあると、それが当たり前になってしまいますよね。
さらにその状態が続くと、なぜか、それが無ければならないかのように思ってしまいます。
自分にとっての障子の紙もそういうものだったんだと思います。
でも、いざ無くなってみると、実は無ければならないものでもないことに気づけます。
本来、無ければならないもの、ほんとうに必要なものって、案外、少ないような気もします。
「少欲知足」
そして、「足るを知るものは富む」
今日は昨日より少しだけ豊かになったような気がします。
宗慧
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