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野外坐禅

昨日から伊豆に来ています。

昨日は、日中よく晴れて、
気温も高かったんですが、
風が吹いて気持ちの良い一日でした。

こういう日は、やっぱり野外坐禅かな•••
と思って、作務の合間に外で坐禅をしました。

太陽の暖かさ。

風の心地よさ。

森の香り。

鳥のさえずり。

ふと、詩が思い浮かびました。

自分にとって大好きな詩で、
折に触れて、読み返す、そんな詩です。
(恥ずかしながら•••お経以上に好きです!)

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩


有名すぎるくらい有名な詩です。

これまでに何度読んだか分からないくらい、
何度も何度も読みました。

それでも、毎回、読むたびに心を
揺さぶられるような感動があります。

昨日も、坐禅を終えて、改めて読み返し、
やっぱり感動します。

いただいたいのちを大切にし、
最後まで周りの人たちのために、
しっかりと使い切る。

それでいて、

ホメラレモセズ(誉められもせず)

クニモサレズ(苦にもされず)

決して特別なことではなく、ごくごく当たり前
なこととして描かれています。

最後は、

サウイフモノニ(そういう者に)

ワタシハナリタイ(私はなりたい)

まさに祈りの言葉で締めくくられます。

•••もっともっと書きたいことがありますが、
自分の解釈なんて、何の意味もありません。

詩を読めば、それだけで十分。

そういう詩だと思います。

ちょうど、そんなことを思っていたとき、
散歩中のロバがやってきました。

4月に産まれたロバの太郎と母ロバ。

ロバ母子の散歩(後ろにいるのは父ロバ)

まだ2ヶ月弱ですが、母ロバと一緒に走れる
くらい成長しています。

のどかで、ほほえましく、気持ちのいい
そんな幸せな土曜日でした。

宗慧

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