10年ひと昔
年明けから東京で生活しています。
これまで、出張や遊びで東京に来ることはあっても、"住む" ということなると、ちょうど10年ぶりになります。
10年前は•••
東京駅まで歩ける距離という条件で探して、八丁堀に住みました。
今回は•••
特にこれといった条件は無かったんですが(そんなぜいたくを言える状況でもありませんし)、結局、八丁堀から近い茅場町に住むことになりました。
いろいろな物件を紹介されましたが、ついつい馴染みのある場所の方が、よく見えてしまうもんですね。
これは心理学でいわれる、ザイオンス効果(相手に何度も繰り返し接触することによって、だんだん好感度や評価などが高まっていくという効果)の一種なんでしょうね。
10年ぶりの東京生活。
その間もときどき東京に来ていたとはいえ、やはりいろいろなものが変わりました。
10年前によく行ったお店がなくなっていたり、10年前にはなかったお店ができていたり。
(インド料理屋さんとラーメン屋さんが増えたように感じます)
この週末は薬師寺の東京別院に、10年ぶりで写経をしに行きました。
10年前は玄関で靴を脱いであがっていましたが、今は土足であがるスタイルになっていて驚きました。
コロナの感染防止対策という意味合いから変わったのかもしれませんが、個人的には昔の靴を脱ぐスタイルが懐かしく感じました。
変わったこと、新しくできたものの中で、今、一番のお気に入りが、電動キックボードのライドシェアサービスです。
たまたま道を歩いていたときに見かけて、何だろう?と思って調べたのがきっかけでした。
料金が30分200円で、茅場町から30分あれば、都心部はだいたい行けます。
これまでだと、地下鉄やタクシーで移動していた距離にちょうど当てはまります。
地下鉄の場合、駅までの時間、電車の待ち時間、場合によっては乗り換え時間等を考えると、同じような料金で、電動キックボードの方が早く移動できると思います。
タクシーは早いかもしれませんが、料金が断然、電動キックボードの方が安いです。
そんなことで、今はほぼ毎日利用しています。
10年前、まさか自分が10年後にライドシェアの電動キックボードに毎日乗っているなんて、当然ですが•••想像していませんでした。
10年ひと昔。
そういう風に言われますが、人は日々の変化に対して鈍感なんだと思います。
日々、少しずつ変化し続けて、その積み重ねとして10年の変化があるはずですが、日々の変化に鈍感な分、10年の変化に驚きと感動があるような気がします。
今年のテーマ。
シンプル・ライフ。
電車やタクシーではなく、電動キックボード、しかもライドシェア。
今年の自分にぴったりな出会いでした。
こんな素晴らしい仕組みを作ってくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
宗慧
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