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シャンプーハットてつじさんの空き家再生に参加していたら蒲鉾板が2万枚運ばれてきた

私は今、京都府綾部市でお笑い芸人のシャンプーハットてつじさんの空き家再生に携わらせてもらってます。そして、空き家再生のクラウドファンディングを通して、さまざまな出会いと体験をしています。

てつじさんのお家は、家でも職場でもない第三の場所、みんなが集まりしかもコミュニティが生まれやすい場所、サードプレイスになるようにと去年の秋からクラウドファンディングで資金を集めてみんなで改修しています。

そしてそのてつじさんのお家で、夏頃に蒲鉾板を使って積み木大会を開催する予定です。

古民家再生なのに蒲鉾板で積み木?とこれだけだと全く訳がわからないと思うのでそこに至った経緯とこのてつじさんのお家に関わる皆さんの想いがとても素敵なので「蒲鉾板玩具のはじまり」としてまとめてみました。

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「蒲鉾板玩具のはじまり」

てつじさんの家に、いらなくなった蒲鉾板が 2 万枚やってきました。

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それは、蒲鉾板を作っていた会社を廃業して、行き場を無くして捨てられる予定の蒲鉾板でした。

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五右衛門風呂の薪にどうぞとご厚意で頂きましたが薪にするのはとっても勿体無いと思いました。

元々てつじさんの家では、本来捨ててしまうものが新しい形となって生まれ変わっているのです。

例えばてつじ亭にある宮大工さんの技が詰まった立派な囲炉裏。この囲炉裏には大工さんの工場で出た端材が一部使われています。

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トイレの照明には、畳の切れ端を使った電球がつけられています。畳のい草には消臭効果もあるのでトイレに使えば消臭してくれて一石二鳥の照明です。

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ヨギボー部屋のあるくつろぎスペースには、竹灯籠イベントで使われた竹を再利用した照明が飾られています。
竹灯籠が和風シャンデリアみたいになりました。

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ヨギボー部屋の円卓は、酒樽の蓋を利用しています。お酒の蓋がみんなが輪になって集まるテーブルになりました。

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こうやって「もう必要ないな。」と思ったものでも、新しい形に生まれ変わって、また使えるようになるかもしれません。

てつじさんのお家にはまだ内側に壁がありません。

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こんなふうに隙間を作って蒲鉾板を積んでいったら、太陽の光が入ってくる素敵な透かし壁になるかもしれません。

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大人が壁を考案している時、子供たちが蒲鉾板を高く積んで遊んでいました。

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そしたらそれを見た近所の皆さんが口々に「カプラみたいだね」って言いました。
それは何かと尋ねたら、カプラという積み木で、福知山で大会を何年もやっていたと教えてくれました。

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※福知山のカプラ大会の時のポップ

早速カプラについて調べてみました。
高く積んだり、大きな大きなかまくらを作ったり、キリンさんを作ったり‼︎

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カプラって、大人も子供も夢中になれる、みんなで遊べる楽しい玩具でした。

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せっかくもらった蒲鉾板を使ってみんなにカプラみたいに積み木で遊んでもらったり、蒲鉾板で工作したりして楽しい玩具として遊んでもらいたい!

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てつじさんのお家に大人も子供もたくさんの人が遊びにきてくれたら、もっともっと楽しいお家になるんじゃないかな。

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捨てられるはずの蒲鉾板が、みんなを繋ぐ楽しい玩具に、そしててつじさんのお家の一部となって生まれ変わったら素敵だな。

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そんな想いから生まれたのがこの蒲鉾板玩具のはじまりでした。

おわり                              

 photo  by  まえともさん



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