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SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 34 主要生産地のプロフィール

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長野県

日本酒生産量   8,188kl 
酒蔵の数 81社 全国2位(千曲川沿いに半数以上、松本〜安曇、諏訪〜伊那 
生産量

酒米 7,144 t  国内シェア     8%   3位

清酒  8,188kl  国内シェア     2%   11位


特定名称酒の比率   57%(全国24位) 

〈主要ブランド〉

美山錦   4,915t

ひとごこち   1,655t

金紋錦   227t

しらかば錦   118t

*自県で開発した米 

〈プロフィール〉 
飛騨山脈(北アルプス)木曽山脈(中央アルプス)赤石山脈(南アルプス)の湧水で育まれた酒造好適米の「美山錦」の評価高い 

土地土地で地酒蔵がある 

〈歴史〉 
室町時代末期から酒造り 
1689(元禄2)年創業の大澤酒造(佐久市、明鏡止水で有名)にて、昭和時代日本最古の酒が発見される 

小規模な酒蔵が多数ある(山地で交通の便が悪いため) 

1933(昭和8)年   県によって地元杜氏の育成へ 諏訪杜氏・小谷杜氏・飯山杜氏 
1946(昭和21)年   諏訪の宮坂酒造(真澄)の酵母がきょうかい7号酵母となる 
1972(昭和47)年   県内の5カ所に搗精(とうせい≒精米)工場を建設、これにより、小さな酒蔵でも高度な精米が可能に 
1978(昭和53)年「美山錦」を選抜 
*美山錦ー「たかね錦」にγ線(ガンマセン)を照射して出来た突然変異種 
1995(平成7)年   5カ所あった搗精工場を一カ所に統合→アルプス搗精工場(信濃大町)

1990(平成2)年   長野県食品工場試験場による「アルプス酵母」の開発 
*アルプス酵母→吟醸香の成分である[カプロン酸エチル]を高生成する。 
この酵母で仕込んだ酒はまるで「デリシャスりんごの香り」と評される 
現在は長野c酵母と呼ばれる事が多い 
2003(平成15)年   日本酒において、「長野県原産地呼称管理制度」をスタート 

〈土壌〉 
農地   松本、佐久、長野、伊那の4つの盆地 
80%が標高500メートル以上 

〈気候〉 
海に面さない→内陸性の気候 
   長野(年間)

降水量   933mm

日照   1940時間

年平均気温   摂氏11.9度

   諏訪(年間)

降水量   1281mm

日照   2120時間

年平均気温   摂氏11.1度


〈タイプ〉 
酒米自給移出タイプ 
【透明感のある軽めの酒質】

香り華やかな吟醸酒

落ち着いた香りの酒   の2系統



データは2014(平成26)年

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