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SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 17

ご覧くださり、誠にありがとうございます。
この記事な趣旨はこちらにございます。


速醸酒母  前半糖化 後半酵母の増殖 
[1日目]

水麹 (仕込み1〜2時間前に混ぜる)

 汲水

乳酸

清酒酵母(日本醸造協会、アンプル入り、要冷蔵、一本の中に約200億の酵母菌が入っている)

麹    



仕込み  適度に冷ました蒸米に水麹を混ぜて予定の温度にする 


汲み掛け   蒸米の中央に丸い筒を入れてその筒の中の蒸米表面に溜まった液(白濁している麹の酵素が含まれている)を柄杓で蒸米にふりかける→白濁していた液が透明になるまで行う

[2日目]

打瀬(うたせ)  汲み掛け終了後温度を摂氏10度以下まで下げて、糖化を促し酵母の増殖や、雑菌の繁殖を控える 

[3日目〜7日目]

膨れ誘導  暖気樽を入れて温度を調整する(品温を摂氏8度から14度まで一日に1度ずつジグザグに上昇させる)




[6日目〜8日目]

膨れ   炭酸ガスを放出するので容積が増す 表面に筋状の泡 品温は摂氏15度に

[7日目〜9日目]

湧(わき)付き  表面が泡になる 糖化ではなく酵母の増殖に注力する 品温は摂氏17度、膨れ時よりボーメ(比重の単位)が下がるのは酵母により、糖が消費されたため液が軽くなる 品温摂氏17度

[9日目〜12日目]

湧付き休み  活発に増殖を始めた酵母の発熱により、加温操作を休む 摂氏20度〜22度程度、25度になると高温過ぎて酵母が死んでしまう


[10日目〜13日目]

分け  冷管と呼ばれるアルミ製の容器の中に氷を入れたもので冷やす(昔は半切りに酒母を分けて熱を冷ました、もと分けとも)酵母密度が最大、味は甘みが薄らぎわずかに辛味を感じる

[酒母の枯らし]

急速に温度を下げる(3日後に10度、さらに7度まで下げて保管、酵母による発熱を押さえて鎮静化させる



このような表を書きました 


高温糖化酒母  速醸酒母より短期間(約1週間)で酒母を製造する 

麹の酵素が一番よく働く摂氏55度で糖化を促してた後、冷却時に乳酸を添加し、純粋日本酒酵母を足したもの 

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