見出し画像

SAKE DIPLOMA (日本酒ソムリエ)ノート 12 日本酒における水とは

ご覧いただきありがとうございます。
この記事の趣旨はこちらをご覧ください。


[日本酒における水] 
日本酒の成分 80%  総米の50倍の量の水を使用する 
20%はアルコール、糖分、アミノ酸等 

酒造用水ー水道水より厳格な基準 
醸造用水と瓶詰用水に区別される 
①醸造用水

洗米

浸漬

仕込み

雑用(機械の洗浄)

②瓶詰用水

洗瓶

割り水

雑用


酒造用水の成分 
良い成分

カリウム

リン

マグネシウム

カルシウム

      *微生物の栄養源となる 
悪い成分



マンガン

重金属類

     *酒を茶色にする、熱成反応が進み、いたみやすい 

井戸水をろ過し、鉄分を取り除く使用している酒蔵もある

中空糸濾過

シャワー噴霧し、水に溶けている鉄イオン(Fe2+)を空気で酸化させて水に溶けにくい状態(Fe3+)にしてから砂濾過する方法など


〈灘の宮水〉兵庫県西宮市 
硬水(157,0mg/l) 
カリウム、リン、カルシウムが多く、鉄が少ない 
江戸時代、山邑太左衛門によって見出された清酒造りに向く水 

〈伏見の御香水〉京都市伏見区 
中硬水(39〜44mg/l) 
伏見の七つ井の一つ 
平安時代 西暦862年に清和天皇より「御香水」名を賜った 
なめらかで柔らかな水質 

男酒(灘)に対して女酒(伏見)と呼ばれる 

れる 


写真は以前お詣りした御香宮神社の御香水(2017年)




教本48ページ 
水と酵母の関係 
水に含まれるミネラルが多いと→酵母の増殖が活発になり→発酵が促進

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?