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SAKE DIPLOMA(日本酒ソムリエ)ノート 37 主要生産地のプロフィール

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広島県

日本酒生産量9,902kl 
酒蔵の数  51社(6位)沿岸部にやや多いが点在 
生産量

酒米  2,633t  国内シェア     2%   9位

清酒  9,902kl  国内シェア     3%   9位


特定名称酒の比率   48%(29位) 

〈主要ブランド〉

八反   537t

八反錦   1,336t *八反、八反錦は広島独自、すっきり辛口

山田錦   361t *兵庫県由来

千本錦   203t *まろやかしっかり

雄町   120t

こいおまち   24t *雄町、こいおまちは岡山県由来、濃醇な味わいになる


〈プロフィール〉 
東広島に独立行政法人「酒類総合研究所」がある 
瀬戸内海の気候風土を活かした良質の酒米 

〈歴史〉 
中世から酒造り 
明治時代   天才醸造家 三浦 仙三郎によって吟醸造りのベースとなる広島の軟水に合う麹、低温長期醪による醸造法の確立、広島杜氏(三浦が指導)の活躍 
1907(明治40)年   第一回全国清酒品評会→広島が上位独占 
明治後期   佐竹製作所(東広島)が動力精米機を開発 高精米が可能に 
1914〜1925(大正3〜14)年   酔心や賀茂鶴の蔵元からきょうかい3、4、5号酵母が分離される→現在は頒布されていない 
1940(昭和15)年頃  高温糖化酛開発(吟醸酒用酒母) 
1995(平成7)年   酒類総合研究所(前身 国税庁醸造試験場)移転 


〈地勢、土壌〉 
中国山地とピッタリ平行に、三段の階段状

道後山山頂   標高約1000メートル

吉備高原   標高約500メートル

山麓平坦部下段   標高約20メートル

平野部少ない 

表土の下にマサ土(花崗岩が風化、粗い砂状)が数十メートルの層 
∴地下水が全国トップレベルの軟水 

〈気候〉 
瀬戸内海気候 
中国山地と四国山地に南北を挟まれ、季節風の影響少ない 
東広島市

降水量   1,446mm

日照量   1913時間

年間平均気温   摂氏13,5度 温暖


〈タイプ〉 
酒米自給移出タイプ 
酒米は主に4つの生産地域(JA=農協)で生産 酒米生産団地と呼ばれる 
山麓平坦部  JA広島中央、JA三次、JA広島北部 
山麓から中段  JA庄原 
【甘口から辛口まで うま味があってキレが良く、芳醇な香り】





データは2014(平成26)年

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