印象深い一皿/白燕

気が利いている、それは食事を楽しくする

LEICA Q2にて撮影

料理が旨いことは当然として、と書いてしまうと傲慢な感じがするが、誤解を恐れずにいうと、店を構えて商売をしている料理人なら全員持ち合わせている矜持のようなものだろう。自分の作るものが旨いのは当たり前だと。稲荷町にあるこの小さな中華料理店ももちろん旨い。写真の一皿は前菜三種だが、サーブされる小盆が回転する。まるで円卓のように。それが楽しくて、同行者の話が弾んでしまう。涎れ鶏のタレが絶品で残すのがもったいないなあとつぶやいていると、それは次に出てくる水餃子につけて食べることになるという気の利きかたもニクい。

中国意境菜 白燕
東京都台東区元浅草2丁目7−10
https://ggms500.gorp.jp/

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