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橘寺往生院の天井画

龍蓋寺(岡寺)で華の池をお腹いっぱい撮影したのち、坂道を下って橘寺に向かいました。

橘寺ですが、厳密には厩戸皇子(聖徳太子)が生まれた地ではなく、本当はその近辺だそうです。創建に関する詳細は不明。

今回訪れた往生院は、橘寺の建物の中では新しいもの。平成9年に建立のものだそうです。

橘寺自体の歴史はとても古いのですが、境内の建物の殆どは江戸時代に建てられたものだそうです。平安時代頃までは貴族の庇護を受けて栄えていたそうですが、室町時代に戦乱に巻き込まれ、全山が焼き討ちされた後は衰退していったそうです。厩戸皇子の念仏信仰を偲んで、念仏写経道場として建立されたのが往生院です。その際、天井には現代画家の巨匠たちが天井画を寄進したとのことです。

この美しい天井画は撮影可能です。バリアングル液晶のOM-Dで撮影しました。広角気味で撮影すると自分も映り込んでしまうので調整が厄介でした。自分が映り込まないように体をカメラからできるだけ離し、めいいっぱい手を伸ばしてシャッターを押す。レンズを天井に向けても手振れ補正はしっかり効いていたようですが、それでもシャッター速度は1秒以上だったのでISO800まであげて撮ることにしました。

朝早くから訪問した明日香村。オフシーズンは橿原神宮前駅まで行くバスの本数は少なく、飛鳥寺、甘樫丘と徒歩で駅まで戻ることに・・・(運よく途中でバスを捕まえることはできましたが)。

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