見出し画像

あじさゐ回廊 2023 岡寺

あじさゐ回廊 2023

毎年5月下旬から7月下旬にかけて、奈良の三大観音霊場である総本山長谷寺、岡寺、そして壺阪寺で開催されるあじさゐ回廊。先日は壺阪寺を訪問しました。

この催し物、結構前から行われています。写真庫(SSD)を物色していたら2022年と2023年に岡寺に訪れた時のものが出てきました。上述の三大観音霊場で唯一御朱印をもらっていないので、今年も行きたいなぁと思っているところなのですが、私が好きな紫陽花日和(曇天)がなかなかやって来ないので決行出来ず。来週末には梅雨入りしそうなので、その頃に訪れることにします。

というわけで、2023年に訪問したものを備忘録として残しておきます。

龍蓋寺 岡寺

岡寺が私のnoteに登場するのは今回で2度目。前回はゴールデンウィーク前後に催される華の池の投稿でした。その時の記事を見ると岡寺の紹介をしていなかったので今回は簡単におこないます。

岡寺は奈良県高市郡明日香村岡にある真言宗豊山派の寺院です。ご本尊様は、日本最古の塑像(粘土など柔らかいものを素材として作った像)である如意輪観世音菩薩。アクセスですが、近鉄橿原線橿原神宮駅東口からか、近鉄吉野線飛鳥駅から奈良交通・明日香周遊バスで岡寺前バス停まで行き、そこから徒歩10分ほどで行くことができます。


紫陽花で埋め尽くされていますね!!

岡寺前のバス停から結構急勾配の道が続きます。坂を登り切ったら三重宝塔が見えてきます。拝観料(400円だったかな)を納めていよいよ散策開始。仁王門をくぐると左手には手水舎があります。この手水舎、華の池のシーズンには天竺牡丹(ダリア)で、夏場にはカラフルなビー玉で飾り付けされます。数年前には綺麗なガラス玉で飾り付けされた時もありましたが、マナーの悪い人達によって割られてしまうといったトラブルがあったようで、以来見かけなくなりました。その隣にある写真の池も、紫陽花の季節にはこのようにカラフルな紫陽花で飾り付けされます。会期中に何度か入れ替えがなされているようです。


池を横から撮ったもの

紫陽花で飾り付けされてもこれだけ綺麗なのですから、色鮮やかな天竺牡丹で飾られた時はそりゃもう絶景。先日、ふらっと立ち寄った本屋さんで、日本全国の花景色を特集していた本の表紙にもなっていた程。よく見てみると、同じ青色でも微妙に違う。青色の見本帳みたいになっていますね。


本堂にてお参りを済ませ、さらに奥之院石窟がある道を進んでいくと色とりどりの鉢植え紫陽花が出迎えてくれます。この手前には、私も含めた大勢のカメラマン達が陣取り、思い思いにシャッターを切っています。


少し引き気味に。道伝いにある水路にも青い紫陽花がぎっしり。この付近から赤い鳥居を望む景色が一番綺麗ようで、赤鳥居方面に近付く人は殆どいません。赤鳥居をさらに直進すると奥之院石窟があります。そこからさらに右へと坂道が続き、4月下旬には石楠花の花を楽しむことができます。


もっと手前にあった紫陽花を前景に撮影。左手のお地蔵さん、ボケずに映ってくれるかと思いきや盛大にボケてしまっています。何とも綺麗な濃い青色の紫陽花ですね。


ところどころ、このような小さなお地蔵様が設置されています。何とその手には天竺牡丹のお花が。紫陽花と天竺牡丹のコラボ。本堂に向かう手前にもいくつか鉢植えの天竺牡丹を見かけました。

このように鉢植えの紫陽花だけでなく、路地植えの紫陽花も楽しむことができます。以下に何枚か写真を載せます。




色々な花景色を楽しむことができる岡寺。このあじさゐ回廊が毎年開催されることによって、石楠花や天竺牡丹に並んで紫陽花のお寺としても認知が定着していくのかもしれません。今年も訪れたいけど、壺阪寺ほどではないにせよ結構行くのに思い切りが必要な場所(坂がきつい・・・)。御朱印を揃えたいので、来週あたり再訪したいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?