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長浜盆梅展へ行ってきました

大阪から遥々やってきた、滋賀県長浜市。

目的は、毎年この時期に慶雲館で開催される長浜盆梅展です。去年、何の下調べもなく訪れてしまい、満足いく写真が撮れませんでした。今回は時間に余裕を持って長浜入りし、暫し街を散策してから撮影に臨みました。

慶雲館が出来たのは明治時代。元々は天皇陛下の京都行幸の際に使われた迎賓館でした。その後、個人の別邸となり、昭和初期に長浜市に寄贈。市の施設として様々な行事に利用されてきましたが、平成18年に国の名勝に指定されたとのことです。

長浜盆梅展は今年で70回目の開催となる歴史ある新春の風物詩のようです。会期中には幻想的な雰囲気を醸し出すライトアップもあり、今回は鳥取県の伝統工芸品である大山和傘とのコラボを見ることが出来ました。

初めて見る大山和傘。いや、私がよく分かっていないだけで何度かお目にかかっているのかもしれませんが。これは日没前に撮ったものです。ライトアップされると微妙に色合いが変わるのです。

このように縁側に沢山の和傘が並べられていました。今年は庭への立ち入りはOKでした(去年はダメでした)。撮影スポットと称した撮影台もありました。三脚は使用禁止(一脚は可らしい)なので、そのための配慮でしょうか。こういった配慮、運営の方々への感謝しかありません。

日没後、灯が入った和傘が幻想的になってきました。雰囲気が幻想的になってきた頃、訪問客の数も増えてきました。私もそうでしたが殆どの人が首からカメラ2台ぶら下げている状況。普段は軽いマイクロフォーサーズ機のみで撮ることが多いですが、今回は久々にフルサイズ機を連れて行きました。

設置されていた撮影台を使って縁側全体を撮ってみました。奇跡的に建物内に人がいないタイミングがやってきました。この日は暖かかったので、屋外でも撮影しやすかったです。冬場の屋外撮影、手が悴んで大変ですけどね。

和傘の単体撮影。まずは赤い和傘。光の当たり方によって、微妙に赤色が違います。手前は赤色というよりもオレンジ色に近い。マイクロフォーサーズ機での撮影ですが、色のグラデーションも綺麗に表現できていますね。

お次は白い和傘。少し露出を暗めに。背景の紅梅と白梅をはっきり見えるよう、もう少し明るめでとっても良かったかもしれませんね。けど、こういうシックな感じも好きです。

混雑する室内に戻ってきました。盆梅と和傘のコラボをどのように撮ればいいか試行錯誤を繰り返した結果、この場所に落ち着きました。手前と奥に人がいなくなった瞬間を捉えて連写。

先程の場所から少し右に寄って、カメラを変えて縦構図で撮影。会期は祝日の11日から14日まで。平日の12日に訪問しましたが凄い人でした。

今回は慶雲館の二階部分にも立ち入ることができました。何とも言えない幻想的な空間。こういう風に和傘を配置した人、センスあるなぁ。

引き続き二階部分の和傘。一階にはなかった凄く複雑な模様が書き込まれた和傘。模様を残したかったため構図はあまり考えず適当になりすぎました。

再び一階へ。そろそろ帰ろうかと振り向くとこういう景色が。和傘の裏側。ここは立入禁止になっていました。偶然ですが、対角線に傘が並んでいます。

和傘ばかりで盆梅を全くPOSTしておりませんでした。この梅の木が一番存在感を示していました。どうやって手入れしているんでしょうね。

白梅と掛け軸。梅園に咲く梅も素敵ですが、手入れの行き届いた盆梅は芸術作品。

大阪から長浜までは片道3時間弱掛かるので移動は本当に大変。けど、見応え十分。今回は偶然にも和傘とのコラボも楽しめて充実した時間を過ごせました。また来年も再訪したいですね。

#写真 #長浜盆梅展 #和傘 #ライトアップ

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