見出し画像

5月16日


東京の景色がどんどん過去になっている。
高校生の頃はどれだけ原宿に遊びに行っても、原宿はいつも新しかったのに。

あの東京の景色がどんどん過去の景色になっている。
はじめて一人暮らしをした練馬の街も、学生街の江古田も、アルバイトをした池袋も、夜の渋谷も、いつか歩いたミッドタウンも、表参道も。
すこしずつ過去と重ねて歩くようになっている。


名古屋に引っ越して2年。
不思議と東京が好きになった。
あんなに嫌っていた雑踏が少し許せるようになっている。(また東京に住んだら文句を言うことでしょう)
なんだかんだで東京は面白いんじゃないかというのが最近の見立てで、改めてこの街の魅力に気づかされる。


年末に四谷で忘年会をした。
お馴染みの大学の同期メンバー。
『こっちに戻ってこないの?』
『あぁそれもいいね』

戻ってくる?は、家人のセリフだ。
家から外出している人に向けて語られる言葉だ。

その瞬間に色んなことが、ハッキリしてしまったような気がして、少し色んなことに諦めがついたのでした。


どこに住む?というのはひとつのテーマである。人間は地理的な、環境的なものにとても影響されながら折り合う生き物だと思うから。そして自分は、どこにいたって生きられなくもないと思うけれど、違和のない場所となると、東京や千葉を中心としたエリアなのが今のところ。
外国!なんてのも憧れたりするけれど、ぼくは自分につながってきてしまった縁みたいなものを思いのほか重要視して、大切にしているから、今まであやかった人々と共に生きてゆきたい。
”違和のない居場所”、そんな場所が今のとこの頼りです。


ーーーーーーーー
毎日数人でお題を決め、noteを書いてます。ハッシュタグは #毎日note

お読みいただきありがとうございます!