真に受ける
かろやかな受け答えができない自分に嫌気が指すことがある。
「もっと良い返しが絶対にあったよな」という言葉はほぼデイリーで心に湧き上がる。
いちいち真面目にばかり答えていたくもない
いちいち真面目にばかり取られても困る
基本的に社交辞令ということがわからない。
思ってることだけ言ってくれと思う。
思っていることを述べるから。
何を言ってもまともに受け取らない人とは関わりたくない。
どんなに良いボールを投げても受け取る気が無い人にはついには投げたくなくなる。
真に受けることを少しのディスでもって使うようになった背景はくだらなそうだ。表面的な空気を読むことについての躾を感じるから。
真実ではないつもりで投げかけたものを(そしてそれにはたいていの場合、真実ではないですよという欠片が入っている)、真実だという風に受ける齟齬について真に受けるという。「真に受けないでよ」と。
誰かにとってのフェイクのサインが、他の誰かには伝わらないというのは、本来は喜劇的だ。きっとユーモアにつながり得ることだ。
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