【週刊】カラダに関する小話 〜第1話〜
①ワクチン接種病原体の一部をカラダに入れることによって、さらに重篤な病気から身を守るという考えは、紀元前200年前の中国に遡る。
古代の治療家は、天然痘を防ぐために、天然痘のかさぶたの粉末を患者の鼻の中に吹き込んでいたという。
時代は移り変わり、時は1796年。
エドワード・ジェンナーという医師が、天然痘と近縁ではあるが比較的有害作用の少ない牛痘をある少年に接種する。
そして少年が治った後で、天然痘ウイルスに暴露させたところ、少年は健康状態を維持したのだった。
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