見出し画像

週間、シードスタートアップの動向レポート_2021.10.24~30

スタジオでアナリストをしている小野克樹と申します。
毎週、1週前に発表された調達額5000万円以下の主にシードスタートアップやサービスのローンチに関する情報をレポートしていきます。ただし、調達額5000万円以下に注目している為、一部シードではない情報も含まれます。
それでは、以下、今週のレポートです。

⒈宿泊チケットのECプラットフォーム『Stay by Tripi』を運営する株式会社トリピが、プロダクト開発などを目的に総額3800万円調達

画像1

概要
株式会社トリピは、Skyland Ventures及びみずほ銀行を引受先・融資元とする総額3800万円の資金調達を実施しました。調達した資金は、プロダクト開発・改善及び長期運転資金に充てるようです。
株式会社トリピは、日程を決めずに買える宿泊チケットのECプラットフォーム『Stay by Tripi』を運営するスタートアップです。

参考
宿泊チケットのECプラットフォーム『Stay by Tripi』を運営する株式会社トリピがシードラウンドで総額3,800万円の資金調達を実施

⒉不妊治療可視化アプリ「ninpath」を運営するninpathが、不妊治療患者に対する包括的なサポート環境の構築に向けて約3000万円調達

画像2

概要
株式会社ninpathは、Yazawa Ventures、SFCフォーラム1号投資事業有限責任組合、個人投資家複数名を引受先とする第三者割当増資及び金融機関からの融資により、約3000万円の資金調達を実施しました。調達した資金を元に、サービスの機能改善や関連サービスの充実などを進めて事業拡大を図ると共に、新たな領域として「メンタルを中心とした患者ケアスキームの開発」と「企業の女性活躍推進支援」を行っていくようです。
株式会社ninpathは、不妊治療可視化アプリ『ninpath』を運営するスタートアップです。

参考
不妊治療可視化アプリ「ninpath」を運営する株式会社ninpathが不妊治療患者に対する包括的なサポート環境の構築に向けてシードラウンドの資金調達を実施

⒊デザインカンパニーMaslowが、組織変革を目標に2000万円調達

画像3

概要
Maslow株式会社は、創業初となる2000万円の資金調達を実施しました。(以前にも一部レポート)調達した資金で、デザイン経営やクリエイティブへのニーズが高まる中で、採用強化と事業拡大を軸に、これからの時代に適応した組織変革を目指すようです。
Maslow株式会社は、自己実現を後押しするデザインカンパニーです。

参考
デザインカンパニーMaslowが組織変革を目標に2000万円の資金調達を実施

⒋政策決定プラットフォームを開発・運用するICTベンチャーのPolimillが925万円調達

画像4

概要
Polimill株式会社が、シードラウンドで925万円を調達し、エンジェルラウンド含めた調達総額は約3000万円に達しました。
Polimill株式会社は、インターネット黎明期からWebサービス構築に関わってきたディレクターや、フリーで活動するアプリ開発エンジニア、デザイナー、SNS分析や情報処理の専門家、大学生ら8人がチームを組み、あらゆる人が政策つくりに参加できるような政策決定プラットフォームの開発を目指すスタートアップです。 

参考
政策決定プラットフォームを開発・運用するICTベンチャーのPolimill株式会社、調達額が合計約3,000万円に

⒌大手電機メーカー出身の精鋭陣が迅速な開発力を武器に高品質なプロダクトを次々生み出す家電ベンチャー「エッジニティ」が、プロダクトの販売などを目的にクラウドファンディングで約2000万円調達

画像5

概要
株式会社エッジニティは、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において、約2000万円調達しました。調達した資金で、新製品プロジェクトとして開発した様々なバーチャルアプリに対応した次世代フィットネスバイク「HITFIT Bike Ⅱ」の一般販売、バーチャルアプリに対応したランニングマシンなどの新たなハードウエア開発および販売、自社ハードウェアを活用したオリジナルソフトウェアの開発プロジェクト立ち上げなどにより、現実とバーチャル世界の境界線をなくして人々のできることを増やしていくことを目指すようです。
株式会社エッジニティは、「喜びを育んでもらえるプロダクトを世に送り出す」をミッションに、最新のテクノロジーのチカラを使って、人々の心を揺さぶる、これまでと差別化された製品を生み出す総合家電メーカーです。

参考
大手電機メーカー出身の精鋭陣が迅速な開発力を武器に高品質なプロダクトを次々生み出す家電ベンチャー「エッジニティ」 投資型クラウドファンディングを開始

⒍調達中・予定のクラウドファンディング

画像6

いくつか調達中・予定のクラウドファンディングのプロジェクトをピックアップしてリンクを貼っています。詳しくはプロジェクト終了後、目標を達成し調達額5000万円以下だった場合に改めてレポートします。

BREEZE株式会社
ESG、SDGsを追い風に来春ローンチ予定!放置された過去の人事データに光をあて、目に見えない組織課題を“見える化“。上場企業をデータドリブン経営に導く「BREEZE」

株式会社Open Health Initiative
【人体のデジタルツインを開発!】「医療ビッグデータ×人工知能×最新の医学・医薬知見」を統合した「人体のデジタルツイン」を使用して、1日でも早く患者さんに個別化医療と新薬を届けられるようソリューションを提供する

以上が今週のレポートです。今週も様々な課題を解決するソリューションが見られました。
来週もお楽しみに!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?