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月間、シードスタートアップの動向レポート_2022.10

スタジオでアナリストをしている小野克樹と申します。
毎月、先月に発表された調達額5000万円以下の主にシードスタートアップやサービスのローンチに関する情報をレポートしていきます。ただし、調達額5000万円以下に注目している為、一部シードではない情報も含まれます。
それでは、以下、今月のレポートです。

⒈SDG人材マッチングアプリのソーシャスが、プロダクト開発を目的に4,000万円調達

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概要
ソーシャス株式会社は、カルダノの分散型資金調達システムCatalystにより総額4,000万円($281,000)の資金調達を実施しました。調達した資金はソーシャスのプロダクト開発に使用するようです。
ソーシャス株式会社は、SDG人材マッチングアプリ「ソーシャス」を運営するスタートアップです。

参考
SDG人材マッチングアプリのソーシャスが4,000万円の資金調達を実施

⒉人材紹介業のアライアンスプラットフォームを運営する47agentが、組織の拡充などを目的に2,800万円調達

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概要
47agent株式会社は、第三者割当増資により、2,800万円調達しました。調達した資金は、システム機能強化、カスタマーサポート体制の強化、それらに伴う組織の拡充へ投資をする予定のようです。
47agent株式会社は、業界のDX化で協業を活性化するプラットフォームを展開するスタートアップです。

参考
人材紹介業のアライアンスプラットフォームを運営する、47agent株式会社が2,800万円の資金調達を実施

⒊デジタル化でアフリカ農村を変えるDots forが、アフリカ農村でのデジタルプラットフォームの拡大などを目的に4,800万円調達

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概要
株式会社Dots for は、プレシードラウンドにおいて、クオンタムリープベンチャーズ (QXLV) および複数のエンジェル投資家を引受先としたJ-KISS型新型予約権の発行による総額4,800万円の資金調達を行いました。本資金調達により、アフリカ農村でのデジタルプラットフォームの拡大と農村の生活に対する新たな価値創造を進めるようです。
株式会社Dots for は、アフリカ農村デジタルプラットフォーム「d.CONNECT」の運営をするスタートアップです。

参考
デジタル化でアフリカ農村を変える株式会社Dots forがプレシードの資金調達を実施

⒋日本初のCBD商社 wellcy(ウェルシー)が、CBDのトータルソリューションカンパニーを目指し4,100万円調達

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概要
ウェルシー株式会社は、創業者 木村臣宏を筆頭に、大手IT企業の株式会社DONUTS、株式会社SEEKER CREATIVE STUDIOなど14の法人及び個人投資家を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額4,100万円調達しました。今回調達した資金を用いて、インフラ整備・ショールーム開設・人員採用・新たな事業領域にも参入してCBDのトータルソリューションカンパニーを目指すようです。
ウェルシー株式会社は、日本初のCBD商社です。

参考
日本初のCBD商社 wellcy(ウェルシー)第三者割当増資にて4,100万円の資金調達を実施

⒌在宅医療介護業界の作業コストと人材不足問題を解決する株式会社Cone・Xiが、組織の拡充などを目的に2000万円調達

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概要
株式会社Cone・Xi (コネクシー)は、ガゼルキャピタルをリードインベスターとして、ちゅうぎんインフィニティファンドを引受先とする第三者割当増資を実施しました。今回の資金調達により、創業からの累計調達額は2600万円となります。調達した資金は、chokowa(チョコワ)β版の実装、岡山県外エリア展開に向けてのシステム機能強化、カスタマーサポート体制の強化、それらに伴う組織の拡充へ投資をする予定のようです。
株式会社Cone・Xiは、在宅医療介護の営業コストとミスマッチを無くすプラットフォームサービス、医療介護事業所のBPO事業を展開するスタートアップです。

参考
在宅医療介護業界の作業コストと人材不足問題を解決する株式会社Cone・Xiがシードラウンドで20百万円の調達を実施

⒍デジタルサービスの提供を通じて建設現場のアップデートを目指すArchが、5000万円調達

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概要
株式会社Archは、シードラウンドにて、インキュベイトファンドを引受先とする5,000万円の資金調達を実施しました。
株式会社Archは、大阪を拠点に、建設会社と建機レンタル会社をつなぐ受発注アプリ「Arch」を運営するスタートアップです。

参考
建設DXに新たなピース/現場の建機レンタル品管理を全てデジタル化する「Arch(アーチ)」を正式リリース!

⒎「日本中の人に自信を」というvisionのもと自信を与えるサービスを提供するGive Confidenceが、100万円調達

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概要
Give Confidence株式会社が、i株式会社から100万円の資金調達を実施しました。
Give Confidence株式会社は、「日本中の人に自信を」というvisionのもと自信を与えるサービスを提供するスタートアップです。

参考
iU生が「Give Confidence株式会社」を設立

⒏「1分で4人に出逢える」人柄採用DXのReelu(リール)が、正式版リリースに向けた開発を目的に約5000万円調達

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概要
株式会社Reeluは、第三者割当増資と融資を合わせて約5000万円の資金調達を実施しました。第三者割当増資の引受先は、千葉道場ファンド、個人投資家のイセオサム氏、本郷純氏、玉木諒氏、他非公開2名です。調達した資金をもとに正式版リリースに向けての開発を進めるようです。
株式会社Reeluは、「1分で4人に出逢える」人柄採用DXのReelu(リール)を提供するスタートアップです。

参考
「1分で4人に出逢える」人柄採用DXのReelu(リール)約5000万円の資金調達を実施

⒐がん、生活習慣病への切り札“クルクミン”の高吸収率を実現する京都大学発バイオベンチャー「セラバイオファーマ」が、ヨーロッパ市場の更なる開拓などを目的にクラウドファンディングで約4000万円調達

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概要
株式会社セラバイオファーマは、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において、約4000万円調達しました。調達した資金で、クルクミン研究での経験と事業基盤を活かした新たな有効成分の発見による新たな価値創造、ヨーロッパ市場の更なる開拓とアメリカ市場本格的展開への準備などを目指すようです。
株式会社セラバイオファーマは、医薬品化を目指す「TBP1901」の研究開発と機能性食品「クルクルージュ」を開発提供しているスタートアップです。

参考
がん、生活習慣病への切り札“クルクミン”の高吸収率を実現する京都大学発バイオベンチャー「セラバイオファーマ」株式投資型クラウドファンディングを開始

10.NoCode NFT作成プラットフォーム『NFT Garden』を開発・運営するConnectivが、NFT Gardenの開発などを目的に5000万円調達

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概要
Connectiv株式会社は、シードラウンドにて有償新株予約権の発行により約5,000万円の資金調達を実施しました。今回の資金調達により、NFT Gardenの開発やマーケティング体制を強化し、より早いサイクルで、より良いNFT作成体験をユーザーに届けようと考えているようです。
Connectiv株式会社は、NoCode NFT作成プラットフォーム『NFT Garden』を開発・運営するスタートアップです。

参考
NoCode NFT作成プラットフォーム『NFT Garden』を開発・運営するConnectiv株式会社が、シードラウンドにて個人投資家より約5,000万円の資金調達を実施

11.縦型ショート動画のマーケットプレイスを提供するKamilas4amが、プロトタイプの開発などを目的に2400万円調達

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概要
Kamilas4am株式会社は、複数の国内外のエンジェル投資家を中心としたJ-KISSを用いた資金調達に加え、日本政策金融公庫から総額2400万円の資金調達を実施しました。調達した資金は、プロトタイプの開発と、スモールビジネスをサポートするための人材に充てられます。
Kamilas4am株式会社は、縦型ショート動画のマーケットプレイスを提供するスタートアップです。

参考
kamilas4am raised in pre-seed round | プレシードラウンドにて国内外のエンジェル投資家を中心に2400万円の資金調達を実施

12.AIでリベンジポルノをはじめとしたデジタルバイオレンスの発見と防止を行うHIMEPAを運営するベジベジが、約2,500万円調達

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概要
ベジベジ株式会社は、DRGファンドより約2,500万円調達しました。
ベジベジ株式会社は、AIでリベンジポルノをはじめとしたデジタルバイオレンスの発見と防止を行うHIMEPAを運営するスタートアップです。

参考
シードラウンド約2,500万円の資金調達の完了、並びに東大発AIベンチャー代表の西口真央氏の技術顧問就任のお知らせ

13.東工大生のスマホARゲームスタートアップ企業「CoilSite」が、2000万円調達

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概要
株式会社CoilSiteは、East Venturesを引受先とする第三者割当増資を実施し、2000万円の資金調達を実施しました。
株式会社CoilSiteは、スマホARゲーム開発に取り組むスタートアップです。

参考
東工大生のスマホARゲームスタートアップ企業「CoilSite」がEast Venturesから2000万円の資金調達を実施

14.中小向けシステム開発に特化したみんなシステムズが、マーケティング強化などを目的に3500万円調達

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概要
株式会社みんなシステムズは、澤田インベストメント株式会社を引受先とする第三者割当増資及び銀行借入を実施し、総額3500万円の資金調達を実施しました。調達した資金で、エンジニアの採用・育成、マーケティングの強化を行うようです。
株式会社みんなシステムズは、中小向けシステム開発に特化したスタートアップです。

参考
中小向けシステム開発に特化した株式会社みんなシステムズ、3500万円の資金調達を実施

15.“中高生向けキャリア教育×社会人研修” によるオンライン進路相談サービス『canau』開発のすみかが、UI/UX改良などを目的にクラウドファンディングで約1200万円調達

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概要
株式会社すみかは、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において、約1200万円調達しました。調達した資金で、中高生とサポーターにとってより親しみやすく使いやすいサービスサイトへのUI/UX改良と、参加企業獲得に向けた人材確保を目指すようです。
株式会社すみかは、“中高生向けキャリア教育×社会人研修” によるオンライン進路相談サービス『canau』を開発するスタートアップです。

参考
“中高生向けキャリア教育×社会人研修” によるオンライン進路相談サービス『canau』開発の株式会社すみかが株式投資型クラウドファンディングを開始

以上が今月のレポートです。今月のレポートでは、新しい調達手段による調達を行ったスタートアップが見られました。
来月もお楽しみに!!

本レポートはGaiax Startup Studioから業務を受託して作成しております。
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