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週間、シードスタートアップの動向レポート_2022.04.17~23

スタジオでアナリストをしている小野克樹と申します。
毎週、1週前に発表された調達額5000万円以下の主にシードスタートアップやサービスのローンチに関する情報をレポートしていきます。ただし、調達額5000万円以下に注目している為、一部シードではない情報も含まれます。
それでは、以下、今週のレポートです。

⒈顧客対応メール共有SaaS「yaritori」を提供するOneboxが、プロダクトの機能強化を目的に4000万円調達

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概要
Onebox 株式会社は、アプリコット・ベンチャーズと ANOBAKAよりシードラウンドのエクステンションで4000万円を調達しました。今回調達した資金は、主に機能強化に充て、そのために、CTO 候補、リードエンジニア、Web エンジニアといったボジションで人材の強化を図るようです。
Onebox 株式会社は、メール共有システム「yaritori」を運営するスタートアップです。

参考
顧客対応メール共有SaaS「yaritori」、アプリコットとANOBAKAから4,000万円調達——手軽さウケて導入社100社超

⒉大学生・大学教員・大学職員限定のSNS「Union」を提供するAnlimitedが、2500万円調達

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概要
Anlimited株式会社は、4名の投資家を引き受け先とした第三者割当増資により、シードラウンドにて2500万円の資金調達を実施しました。
Anlimited株式会社は、大学生・大学教員・大学職員限定のSNS「Union」を運営するスタートアップです。

参考
大学生・大学教員・大学職員限定のSNS「Union」がシードラウンドにて2,500万円の資金調達を実施

⒊ビデオファイルをアップロードするだけで字幕/翻訳字幕を自動作成する「Auris」運営のAI Communisが、プロダクト開発などを目的に30万米ドル調達

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概要
AI Communis Pte. Ltd.が、中国・台湾・日本のマルチ・チャンネル・ネットワーク(MCN)と深いネットワークを有するエンジェル投資家、シード支援に特化した日本のVCなどから、USD30万ドルの調達を実施しました。調達した資金で、プロダクトのさらなる追加機能開発、マーケティングを行うようです。
AI Communis Pte. Ltd.は、音声認識および自然言語処理技術を活用したソフトウェア開発スタートアップです。

参考
ビデオファイルをアップロードするだけで字幕/翻訳字幕を自動作成する「Auris」運営のAI Communis、エンジェルラウンドで 30万米ドルの資金調達を実施

⒋発酵技術を施した健康・環境に優しい次世代代替肉を生産する食の力コーポレーションが、海外進出などを目指しクラウドファンディングで約2200万円調達

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概要
株式会社 食の力コーポレーション は、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において、約2200万円調達しました。調達した資金で、農業生産法人との大豆栽培の連携、大豆ミートの流通量増加、海外進出などを目指すようです。
株式会社 食の力コーポレーション は、SDGsに貢献する大豆ミートの栽培から商品化までを一貫して手掛けることで食料自給率の向上を目指すベンチャーです。 

参考
発酵技術を施した健康・環境に優しい次世代代替肉 株式投資型クラウドファンディングを開始~大豆でSDGsに取り組む東北発ベンチャー!~

⒌独自の教育カリキュラム「ロジカ式」を提供する ロジカ・エデュケーション が、事業拡大などを目指しクラウドファンディングで5000万円調達

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概要
株式会社ロジカ・エデュケーションは、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において、5000万円調達しました。教材のOEM販売、教材開発などのさらなる事業拡大および海外展開を目指すようです。
株式会社ロジカ・エデュケーションは、プログラミング教材の開発販売及び、プログラミング教室のフランチャイズ事業を行っている教育系ベンチャーです。

参考
独自の教育カリキュラム「ロジカ式」を提供する ロジカ・エデュケーション 株式投資型クラウドファンディングを開始

⒍大手企業と連携して地域資源の循環を目指す昆虫食ベンチャー「フエゴインターナショナル」が、トレーサビリティのシステム導入強化などを目指して1900万円調達

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概要
フエゴインターナショナル株式会社は、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において1900万円調達しました。調達した資金で、廃棄物の発生を最小限化する経済システムの確立、養殖工場、加工工場の大規模化と本格稼働、トレーサビリティのシステム導入強化などを目指すようです。
フエゴインターナショナル株式会社は、近年注目を集める食用コオロギの製造販売事業を手がけ、「ヒューマングレード」の高品質な餌で育てた食用コオロギの生産・加工・販売を目指すスタートアップです。

参考
大手企業と連携して地域資源の循環を目指す昆虫食ベンチャー「フエゴインターナショナル」株式投資型クラウドファンディングを開始

⒎SNS時代の新たな健康食品D2Cブランド「おうちこうそ」開発の「キカクニカ」が、商品キットの開発などを目指しクラウドファンディングで約600万円調達

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概要
株式会社キカクニカ は、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において、約600万円調達しました。調達した資金で、季節やユーザーの好みに応じたフルーツとセットにしたサブスクリプション型の商品キットの開発や自動受発注システムの構築などを目指すようです。
株式会社キカクニカ は、誰もが安価で簡単に発酵・酵素食品を作れる世界観の構築を目指し、自宅で作れる酵素ドリンク粉末を独自に開発・販売するスタートアップです。

参考
SNS時代の新たな健康食品D2Cブランド「おうちこうそ」開発の「キカクニカ」株式投資型クラウドファンディングを開始

⒏調達中・予定のクラウドファンディング

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いくつか調達中・予定のクラウドファンディングのプロジェクトをピックアップしてリンクを貼っています。詳しくはプロジェクト終了後、目標を達成し調達額5000万円以下だった場合に改めてレポートします。

Connectiv株式会社
10分でNFT作成と出品が完了。前年比約123倍成長の「NFT市場」をさらに拡大しWEB3.0化を加速。NoCode NFT作成プラットフォーム『NFT Garden』

airBest株式会社
【ウィズコロナ時代のニーズ発掘!】国内需要の取り込みで上場を目指す民泊運営代行企業

以上が今週のレポートです。今週も多くのスタートアップの調達が見られました。
来週もお楽しみに!!

本レポートはGaiax Startup Studioから業務を受託して作成しております。
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