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週間、シードスタートアップの動向レポート_2021.06.06~12

スタジオでアナリストをしている小野克樹と申します。
毎週、1週前に発表された調達額5000万円以下の主にシードスタートアップやサービスのローンチに関する情報をレポートしていきます。ただし、調達額5000万円以下に注目している為、一部シードではない情報も含まれます。
それでは、以下、今週のレポートです。

⒈“DOOH” × “ギグワーク” で新しい余暇の使い方を提案する株式会社Wanna technologiesが、歩いて稼ぐ広告バイト・Stchar ! の開発とチーム体制の強化を目的に1100万円調達

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概要
株式会社Wanna technologies (ワナテクノロジーズ)が、「Stchar ! 」の開発とチーム体制の強化を目的にEastVenturesを引受先に1100万円の第三者割当増資を実施しました。
Wannaでは歩いて稼ぐ広告バイト「Stchar ! (ストチャー!)」を開発中です。Stchar ! は屋外広告を出稿したい企業とお金を稼ぎたいユーザーをマッチングし、広告を表示させたiPadをユーザーが持ち歩き、広告報酬を得ることができるサービスです。

参考
“DOOH” × “ギグワーク” で新しい余暇の使い方を提案する「ワナテクノロジーズ」がEast Venturesより1,100万円のシード資金調達を実施

⒉1つのキッチンから複数の有名店の味を提供する革新的ビジネスモデルを展開する「名店館」が名店事業実現に向けて、クラウドファンディングで、3996万円を上限に調達中

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概要
株式会社名店館は、ゴーストレストラン事業、店舗型の飲食オーナーと有名店をマッチングする名店事業の実現に向けたスピードアップを図ることを目指し、株式投資型クラウドファンディング FUNDINNOで、募集期間2021年6月12日~2021年6月14日、上限とする募集額3996万円(1口 10万、1人 5口まで)で調達中です。
株式会社名店館は、有名飲食店の味とブランド力を、すでに厨房設備の整った既存飲食店に共有し、既存飲食店は簡単なオペレーションを行うだけで「Uber Eats」などの配達業者を通じてフードデリバリーサービスを展開出来るようにすることを目指しています。

参考
【株式投資型クラウドファンディングを開始】1つのキッチンから複数の有名店の味を提供する革新的ビジネスモデルを展開する「名店館」

⒊不動産による資産形成をクラウドで支援する株式会社ヤモリが、事業成長を目的に、5000万円調達

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概要
株式会社ヤモリは、DNX Venturesおよび個人投資家から5000万円の資金調達を実施しました。今回の資金調達により、金融機関との連携を更に進め、融資申込の効率化や融資サービスの開発に注力するようです。これまでに、ヤモリは東京大学FoundXや東大IPC 1st Roundに採択され、支援を受けています。
ヤモリは「不動産の民主化」をミッションに、クラウド・AIを活用して不動産賃貸事業の学習から購入、管理、売却まで、不動産オーナーの経営を支援するサービスを提供しています。

参考
不動産による資産形成をクラウドで支援する株式会社ヤモリ、DNX Venturesなどから5000万円の資金調達実施

⒋累計22万食突破のジビエフードを手がけるペットベンチャー「Forema」がサービスの機能強化を目的に、クラウドファンディングで約5000万円を上限に調達中

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概要
株式会社Foremaは、マイクロバイオームを数値として可視化し、健康推移をデータとして記録しながらフード&サプリのパーソナライズに踏み込むことを目指し、株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOで、募集期間2021年6月13日~2021年6月15日、上限とする募集額は5004万円(1口 9万、1人 5口まで)で調達中です。
株式会社Foremaは、これまでに蓄積してきた、ジビエ肉の摂取に伴う健康改善例および腸内細菌への影響に関するデータを元に、マイクロバイオームの定期解析サービス「byOm(バイオーム)」をローンチしています。

参考
累計22万食突破のジビエフードを手がけるペットベンチャー「Forema」株式投資型クラウドファンディングを開始

⒌視覚障がい者向け歩行ナビゲーションを開発し、誰もが自分らしく在れる社会の実現を目指す株式会社Ashiraseが製品開発を目的に総額5000万円調達

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概要
株式会社Ashiraseは、本田技研工業株式会社の新事業創出プログラムIGINITION発第1号スタートアップとして設立され、Honda及びリアルテックファンドからシードラウンドにて5000万円 の資金調達を行いました。 視覚障がい者の方が実際の生活で使える、より最終仕様に近い試作を本年度に製作することを目的にした資金調達です。
株式会社Ashiraseは、「人の豊かさを”歩く”で創る」、をミッションに掲げ歩行を通じて、人生を豊かにする機会に出会い、人の可能性を広げられる社会を実現する企業です。 

参考
Honda発 第1号スタートアップとして「株式会社Ashirase」を設立し、総額5,000万円の資金調達を実施

⒍どんなヘッドホンでも“臨場感”を作り出せる3Dサウンドテクノロジー「8Way Reflection」を開発の「next Sound」が新たなビジネスモデル創出を目指して、上限2500万円で、クラウドファンディングを開始予定

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概要
next Sound株式会社は、8Way Reflectionを普及させ、オンラインライブの価値を高め、新たなビジネスモデルを創ることを目指し、株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOで、募集期間2021年6月19日~2021年6月21日、上限とする募集額2500万円(1口 10万、1人 5口まで)で調達予定です。
next Sound株式会社は、これまで30年以上にわたって培ってきた「ミキシング技術」に基づいて、革新的な立体音響技術「8Way Reflection」を開発しました。「8Way Reflection」は、普通のヘッドホンでも立体音響を体験することのできる、次世代の立体音響システムです。

参考
どんなヘッドホンでも“臨場感”を作り出せる3Dサウンドテクノロジー「8Way Reflection」を開発の「next Sound」株式投資型クラウドファンディングを開始

以上が今週のレポートです。今週のレポートでは歩くをテーマにしたプロダクトのスタートアップが2社見られました。
来週もお楽しみに!!

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