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週間、シードスタートアップの動向レポート_2021.12.12~18

スタジオでアナリストをしている小野克樹と申します。
毎週、1週前に発表された調達額5000万円以下の主にシードスタートアップやサービスのローンチに関する情報をレポートしていきます。ただし、調達額5000万円以下に注目している為、一部シードではない情報も含まれます。
それでは、以下、今週のレポートです。

⒈レガシーな税理士業界のDX化を促進するBesoが、サービスの開発などを目的に約3000万円調達

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概要
株式会社Besoは、プレシードラウンドにおいてクオンタムリープベンチャーズ株式会社が運営するQXLV投資事業有限責任組合を引き受け先とする第三者割当増資により、約3000万円調達しました。調達した資金で、税理士業務の効率化と品質をアップデートするプロダクト『ZoooU(ゾー)』の開発と採用の強化を図るようです。
株式会社Besoは、税理士業務の属人化を解消することで、サービス品質の向上と業務の標準化を行い、業務の可視化並びにコミュニケーションも含めたデータをナレッジとして蓄積・活用が出来る業界初のDXソリューションプロダクトを開発するスタートアップです。

参考
レガシーな税理士業界のDX化を促進するBeso、プレシードラウンドで約3,000万円の資金調達を実施 〜ティザーサイトOPENのお知らせ〜

⒉ベトナムの富裕層・外国人計6万人が使うフードデリバリーCapichiが、マーケティング強化などを目的に4000万円調達

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概要
株式会社Capichiは、新規投資家を引受先とする第三者割当増資および金融機関からのデットファイナンスを合わせ、4000万円調達しました。調達した資金でマーケティング強化などを行うようです。
株式会社Capichiは、ベトナムで急成長のフードデリバリーサービス「Capichi」を運営するスタートアップです。

参考
ベトナムの富裕層・外国人計6万人が使うフードデリバリーCapichiが4000万円の資金調達を実施

⒊特定技能外国人を受け入れる企業向けのクラウドサービス「SMILEVISA(スマイルビザ)」を提供するCROSLANが、正規版の開発などを目的に3000万円調達

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概要
株式会社CROSLANは、おおさか事業承継・創業支援投資事業有限責任組合、FUNDINNO(ファンディーノ)、その他個人投資家より総額3000万円調達しました。調達した資金で、SMILEVISAのサービスを開発・運営するためのエンジニア・マーケティング・営業等の採用を強化し、体制構築と、正規版の開発とリリースを目指すようです。
株式会社CROSLANは、特定技能外国人を受け入れる企業向けのクラウドサービス「SMILEVISA」を提供するスタートアップです。

参考
特定技能外国人を受け入れる企業向けのクラウドサービス「SMILEVISA(スマイルビザ)」を提供するCROSLANが、シードラウンドで3000万円の資金調達を実施

⒋誰でもオンラインの部屋がつくれるアプリcorom(コロム)が、誰もが利用しやすいサービス開発を目的に5000万円調達

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概要
workeasy株式会社は、千葉道場ファンド Gx partnersより総額5000万円調達しました。調達した資金で、誰もが利用しやすく、いつでもどこでもコミュニティに参加できるようにスマホアプリの開発を行うようです。
workeasy株式会社は、誰でも簡単にオンラインの部屋を作って楽しめるアプリ「corom(旧workle)」を開発・提供するスタートアップです。

参考
誰でもオンラインの部屋がつくれるアプリcorom(コロム)が、5000万円の資金調達を千葉道場ファンド等より実施し、iOS・Android・web版をリリース!

⒌地方に眠る資源とNFTを繋げる株式会社あるやうむが、NFTをふるさと納税の返礼品に活用する取り組みを推進するため総額2100万円調達

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概要
株式会社あるやうむは、Skyland Ventures、林隆弘氏、佐藤崇氏から総額2100万円のシード資金調達を実施しました。調達した資金は、ふるさと納税の返礼品にNFTを採用するソリューションを自治体に営業するための費用及びNFTが返礼品となるポータルサイトの開発費用に使用するようです。
株式会社あるやうむは、「地域間格差の解消」をビジョンに掲げ、地方に眠る資源とNFTを繋げる札幌のスタートアップ企業です。

参考
NFTをふるさと納税の返礼品に活用する取り組みを推進するため、株式会社あるやうむ(北海道札幌市)がSkyland Ventures等から総額2100万円のシード資金調達を実施

⒍ラグジュアリーな美容アイテムを展開するKYOGOKU PROFESSIONALが、事業発展を目的に5000万円調達

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概要 
株式会社kyogokuは、株式会社CSの代表の逸見貞治氏より5000万円調達しました。調達した資金で、2021年より海外への流通開始、日本国内においても販路拡大を行い、さらなる事業発展を行うようです。
株式会社kyogokuは、現在日本やアジア圏を中心に展開し、美容アイテムを製造販売するスタートアップです。

参考
ラグジュアリーな美容アイテムを展開するKYOGOKU PROFESSIONALが5000万円の資金調達を実施

⒎あらゆる健康データをスマホで収集・貯蓄。個人資産として自在&安全に活用できるプラットフォームを構築!北大発HealthTechベンチャー「ミルウス」が、サービスの高度化などを目指しクラウドファンディングで2000万円調達

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概要
株式会社ミルウスは、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」において2000万円調達しました。調達した資金で、システムへの多様な最先端センサの接続、AI解析の応用によるサービスの高度化などを目指すようです。
株式会社ミルウスは、ライフログ(人の生活、行動、健康状態などをデータで記録すること)を誰もが簡単に取得し、個人資産として自由に活用できる社会の実現を目指すヘルステックベンチャーです。

参考
あらゆる健康データをスマホで収集・貯蓄。個人資産として自在&安全に活用できるプラットフォームを構築!北大発HealthTechベンチャー「ミルウス」株式投資型クラウドファンディングを開始

⒏デジタルアートとセンサーを活用したリハビリトレーニングツールを開発する「デジリハ」が、クラウドファンディングで約1500万円調達

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概要
株式会社デジリハが、株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels(キャンプファイヤー エンジェルス)」において、約1500万円調達しました。
株式会社デジリハは、デジタルアートとセンサーを活用したリハビリトレーニングツールを開発するスタートアップです。

参考
CAMPFIRE Angels、第17号案件の情報開示スタート、募集開始は11月30日(火)20:00を予定

⒐調達中・予定のクラウドファンディング

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いくつか調達中・予定のクラウドファンディングのプロジェクトをピックアップしてリンクを貼っています。詳しくはプロジェクト終了後、目標を達成し調達額5000万円以下だった場合に改めてレポートします。

株式会社Hakobot
〈2022年に公道実証実験を予定〉年間約48億個もの宅配便を円滑に運ぶための切り札!カスタマイズ可能で走破性の高い配送ロボットを開発する「Hakobot」

株式会社Fuel Efficiency
【日本初!漁師にも環境にも優しい流通インフラを作る!】環境配慮型エンジンオイルと、新たな流通市場の構築で、日本の漁業をアップデート!

株式会社ipoca
〈累計調達額約8.4億円〉有名食品小売チェーンも活用するマーケティングツールにAIを搭載!来客数・販売数などを予測して小売店の“売れ残り”ゼロに挑む「アスシル」

以上が今週のレポートです。今週も様々なスタートアップが見られました。
来週もお楽しみに!!

本レポートはGaiax Startup Studioから業務を受託して作成しております。
Gaiax Startup Studioでは、ビジネスアイディアの相談を実施しています。オンラインで事業相談を実施し、優れた事業案には200万円の出資が行われます。
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