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週間、シードスタートアップの動向レポート_2020.06.20~26

スタジオでアナリストをしている小野克樹と申します。
毎週、1週前に発表された調達額5000万円以下の主にシードスタートアップやサービスのローンチに関する情報をレポートしていきます。ただし、調達額5000万円以下に注目している為、一部シードではない情報も含まれます。
それでは、以下、今週のレポートです。

⒈Shopify特化型グロースプラットフォームを手掛ける「StoreHero」が採用を目的に5000万円調達

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概要
株式会社StoreHeroは、2021年5月にインキュベイトファンドより5000万円の資金調達を完了しました。調達した資金は、グロースデータアーキテクト、サーバサイドエンジニア、フロントエンドエンジニア、グロースコンサルタント、データアナリストなど、グロースプラットフォーム開発を担う人材の採用に活用するようです。
「StoreHero」は、”Grow the Friendships”のビジョンの元、コマース事業者が誰でも簡単に楽しくグロースできる世界を実現するべく、独自のグロースプラットフォームをベースとしたグロース支援サービスを提供しています。

参考
Shopify特化型グロースプラットフォームを手掛ける「StoreHero」がインキュベイトファンドから5,000万円を調達。IF代表パートナーのポール・マクナーニが取締役就任

⒉ワークサンプルテスト型新卒採用アセスメントツール「Job-T」を提供するキャリアエッセンスがプロダクト開発などを目的に3000万円調達

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概要
株式会社キャリアエッセンスは、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社が運営するファンドより、3000万円の資金調達を実施しました。調達した資金は、プロダクト開発、特に自動評価アルゴリズムの開発及び販促強化への投資を予定しています。
株式会社キャリアエッセンスは、新卒学生の実務スキルを定量評価可能とするワークサンプルテスト型アセスメントツール「Job-T」の提供しています。

参考
ワークサンプルテスト型新卒採用アセスメントツール「Job-T」を提供するキャリアエッセンスがシードラウンドで3,000万円の資金調達を実施

⒊最先端AI技術を提供するAIリーディング&イノベーティブカンパニーAI Infinity株式会社がクラウドファンディングで3000万円を目標に調達予定

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概要
AI Infinity株式会社は、株式投資型クラウドファンディングCAMPFIRE Angelsで、募集期間、2021年6月29日〜2021年7月13日、目標3000万円、上限9990万円で調達予定です。
AI Infinity株式会社は、高度な自然言語処理技術をもとに、AI3大技術と呼ばれる「自然言語処理・音声認識・画像解析」を融合したサービスをマーケットにリリースすることで、これまでにない最先端のAIサービスを複数提供しています。これらのサービスは、ビジネスや観光、日常生活に至るまで、日々触れるあらゆる情報をデータ化し、より扱いやすい形に変換できます。

参考
CAMPFIRE Angels、第8号案件の情報開示スタート、募集開始は「6月29日(火)20:00」を予定

⒋データ分析で経営を再発明するDXスタートアップのHogetic Labがプロダクト開発などを目的に5000万円調達

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概要
株式会社Hogetic Labは、mintを引受先とする第三者割当増資と日本政策金融公庫からの融資により総額5000万円の資金調達を実施しました。調達した資金は、データ収集&統合に特化したData Collect as a Service(DCaaS)である「Collectro(コレクトロ)」のプロダクト開発及び、データ分析に関わる社内体制の強化に活用する予定です。 
株式会社Hogetic Labは、データの力で”経営”を再発明する、というミッションの実現に向けたプロダクトやソリューション群を生み出していくスタートアップです。

参考
データ分析で経営を再発明するDXスタートアップのHogetic Lab、mintなどから総額5,000万円の資金調達を実施

⒌顔認証AI接客ロボ「PLEN Cube」で医療と教育現場を皮切りに対人・定型業務の自動化を加速する「PLEN Robotics」が実証実験の実施などを目的にクラウドファンディングで上限約8500万円で調達予定

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概要
PLEN Robotics株式会社は、受付から決済までワンストップで担う決済機能の実装に向けた実証実験の実行、飲食店や宿泊施設等への導入を目指し、株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOにおいて、募集期間、2021年6月28日~2021年6月30日、上限とする募集額、84,916,160円(1口 93,520円、1人 5口まで)で調達予定です。
PLEN Robotics株式会社は、コロナ禍の今、人との接触制限を余儀なくされ苦境にあえぐ事業者を救うべく、小型の顔認証AI接客ロボット「PLEN Cube」を開発したスタートアップです。

参考
顔認証AI接客ロボ「PLEN Cube」で医療と教育現場を皮切りに対人・定型業務の自動化を加速する「PLEN Robotics」 株式投資型クラウドファンディングを開始

⒍企業の人材育成のDXを支援する「Talent Amp」を提供するvillio、エンジニア採用強化を目的に数千万円調達

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概要
従業員の自律的な成長を支援するタレントエクスペリエンスSaaS「Talent Amp(タレントアンプ)」を提供する株式会社villioは、ANRIおよび個人投資家数名を引受先とし、総額数千万円(金額非公開)の資金調達を実施しました。今回の資金調達を受けてエンジニア採用を強化し、さらなるサービス開発体制の強化に取り組むようです。 
Talent Ampはチーム全体のリフレクションの促進やフィードバックループを形成することでメンバーの能力発揮をサポートし、チームのパフォーマンスを向上させるタレントエクスペリエンスSaaSです。

参考
企業の人材育成のDXを支援する「Talent Amp」を提供するvillio、ANRIをはじめとした、複数の投資家からシードラウンドでの資金調達を実施、β版提供開始に伴いエンジニア採用も強化

⒎「タレント育成をDX化」するファンスター社が「TalentProject」の活性化を目的にクラウドファンディングで約4000万円調達予定

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概要 
株式会社ファンスター は、中国、東南アジアへ向けた日本のVLiverのプロモーション、芸能・音楽業界との連携網を活用した音声SNSアプリ「TalentProject」の活性化を目指し、株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOにおいて、募集期間、2021年6月30日~2021年7月2日、上限とする募集額、4032万円(1口 9万、1人 5口まで)で調達予定です。
株式会社ファンスター は、日本の誇る文化である「アニメ・ゲーム・アイドル」等で活用できる「バーチャルキャラクター」をVR技術などを活用しながら開発し、アニメ・キャラクター市場への参入ハードルを下げる試みを研究開発してきたスタートアップです。

参考
「タレント育成をDX化」するファンスター社が、「音声SNSアプリ」の新規リリースを発表、株式投資型クラウドファンディングを開始

⒏在宅医療に特化したヘルスケアスタートアップのUMed(ユーメッド)が5000万円調達

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概要
在宅医療を軸としたヘルスケア関連サービスの開発・運営をする株式会社UMedは、2021年6月に、国内大手シードVCであるCoral Capitalより、プレシード投資として5000万円調達しました。
株式会社UMedは、医療従事者 / ユーザー双方の視点を取り入れた、医療をより身近にするサービスを開発しているスタートアップです。

参考
在宅医療に特化したヘルスケアスタートアップのUMed(ユーメッド)がCoral Capitalからプレシードで5,000万円調達

以上が今週のレポートです。今週はAIやDXに関するスタートアップが複数見られました。
来週もお楽しみに!!

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