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【株式の基本】個別株投資をやる前に覚えるべきこと Part4

相場の指標

前回に引き続き相場の指標ですが

前回の記事はこちらをご覧ください。

今回は日経平均株価とTOPIXとは別の指標について解説です。

JPX日経インデックス400

この指標をご存じでしょうか?

あまり聞いたことない方もいるかもしれません


JPX日経インデックス400とは?


✅対象銘柄⇒ 東証の市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ を主市場とする普通株式

✅構成銘柄数⇒ 400銘柄

✅目的・狙い⇒ グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした、「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成される新しい株価指数の創生


日経平均株価やTOPIXは単純な株価や時価総額を指標としていましたが

JPX日経400は新しい基準での指標みたいです。

選定基準①

まず対象銘柄から(東証の市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ )

ふるいにかけます。

その時の基準は

🔴上場後3年未満(テクニカル上場を除く)
🔴過去3期いずれかの期で債務超過
🔴過去3期すべての期で営業赤字
🔴過去3期すべての期で最終赤字
🔴整理銘柄等に該当(上場廃止が決まった銘柄)


選定基準②

選定基準①の条件に当てはまった銘柄、

これらを除く銘柄から以下の2項目を勘案して

🔵直近3年間の売買代金
🔵選定基準日時点における時価総額


これで上位1000銘柄を選定します。


選定基準③

あとはROE・営業利益や時価総額を加味しながら400銘柄まで絞ります。


👆ひとこと

ROEとは株主が出資したお金を使ってどれだけの利益を上げたかをみる指標の事です。


指標としては優秀なJPX日経400


2014年4月4日に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は日本株の運用を見直し発表を行いました。

新たにJPX日経400と同じ利回りを目指すポートフォリオを目指すこととしています。

👆ひとこと

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)とは

私たちの年金を投資運用して増やすことを目的とした機構です。

実際には税金で運用しているみたいですが、

「2019年度は8兆円の赤字」「消えた年金!8兆円」みたいなニュースが流れたのを覚えていますか?

不安だけあおるニュースに踊らされないようにしましょう

その年は8兆円のマイナスかもしれませんが、投資運用しているのでそんな年があっても当然です。

2001年の運用開始以降、その利益は80兆円以上になります。

いくらマイナスになったのかではなくて、全体の資産から何%マイナスになったのかが重要なんです。


日銀も採用?

日銀もJPX日経400に連動するETFの買い付けを行っていますので

JPX日経400に対する評価は高そうです。


まとめ

相場の指標として使われる日経平均株価・東証株価指数(TOPIX)

そしてJPX日経400これらの指標を参考に個別株投資を始めてみるのもありかもしれませんね!

ただ、株価だけを見て株を購入しても恐らく失敗するでしょう。

ただしこの指標だけを頼りに株式投資をするのはまだリスクが大きいので

勉強あるのみです。

どうしてもしたい方は、少額でコツコツ積み上げるか

1単元の10分の1の単位で株を購入する方法もあるので資産の5%とか10%の範囲内でやってみましょう。




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