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「自分だけの答え」が見つかる13歳からのアート思考 末永幸歩(すえながゆきほ)著

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「アートという植物」は、「表現の花」「興味のタネ」「探究の根」の3つからできています。
しかし、タンポポのときと同様、空間的にも時間的にもこの植物の大部分を占めるのは、目に見える「表現の花」ではなく、地表に顔を出さない「探究の根」の部分です。アートにとって本質的なのは、作品が生み出されるまでの過程のほうなのです。


勘の鋭い人であれば、「アートという植物」にまつわる話が、決してアートの世界だけにかぎった話ではないことにお気づきになったのではないでしょうか。 

□誰かに頼まれた「花」ばかりをつくってはいないか? 
□「探究の根」を伸ばすことを途中で諦めていないか? 
□自分の内側にあったはずの「興味のタネ」を放置していないか?

これらは、日々の仕事や学び、さらには生き方全般にもあてはまる問いです。

感想:これまでエンジニアの私と美術は縁遠かったのですが、読書仲間が読んでいたので読んでみました。この本は私のアートに対する理解と興味を根底から変えてくれたと感じています。57歳の私ですが、13歳の時に出会いたかった本です。

著者のアートをめぐるフレームワークである「アートという植物」は、私たち一般人が、現代アートを理解し、楽しむだけではなく、自分を取り戻すためのフレームワークでもあります。

それは、虹色に輝く「興味のタネ」をもとに、「探究の根」を伸ばして行くことで、本書の解説を書いている佐宗さんが「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」の中で表現している「自分モード」を取り戻せると思うからです。

あなたは、誰かに頼まれた「花」ばかりをつくってはいないでしょうか?

探求の根を伸ばすことを途中で諦めていないでしょうか?

自分の内側にあったはずの「興味のタネ」を放置していないでしょうか?

これらの質問は、私には重く突き刺さりました。

ところで、「探究の根」を伸ばす方法ですが、本書ではあまり掘り下げられていません。

私は、興味のタネをもとに、TODOリストを作ろうと思います。

・調べる

・試してみる

・作ってみる

・アウトプットしてみる

わくわくしますね!

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