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伝えるためにはポジショニングが大切

ネットをみれば大量の情報があり、会社の中にはたくさんの同僚います。そんな情報社会の中で、フォロワー、関係者、評価する人に対し、いかに自分の意見を届けるかはとても悩ましい問題です。

しかもその際、どんなに伝達の方法とかメッセージ性を向上させても、結局は「この人が話だったら聞こうかな」と思わせる人でなければ軽く聞き流されることがあります。

私自身、先日、シンポジウムに参加し、たくさんの方の発表を聞いている中で、次第に集中力が薄れてくる経験をしました。しかし、そんな中でも、著名人であればねじを巻き直して聞こうかな、と思ったものです。
どんなにキラキラしたスライドを作っていても、誰が話すか、ということが勝ることがあるのです。

ではどのようにして、何物でもない「誰か」になるのか。そのためにはポジショニングということを意識しないといけないのだと思います。

ポジショニングについて

ポジショニングは自分がバリューを発揮するためのツールであると、本書で事例を含めて学ぶことができます。ポジショニングは業種、領域ごとに戦略はあるとは思いますが、まずは一番をとることが大切であると本書から読み取れます。

一番月面着陸した人は?一番高い山は?この問いに対しては多くの人が即解答できると思います。また、IBMやゼロックスと言えば、何の会社か説明は不要です。それは彼らが一番のポジションをとっているからです。日々の業務の中でもまずはお山の大将でいいから、1番をとることが大切と述べられています。

逆に本書ではやらない方がよいことも触れられています。その一つは品質で1番を狙うことです。より良い、は他の人でもできる戦略でもありえるからです。同様に見た目・イメージというのも確かに一定ありますが、過度にイメージに走る中身が疎かになると思います。イメージは速やかに1番になるためのツールとして使うことが必要だと理解できます。

私たちが普段できることは、何?

私たちにできることは何かを考えたとき、まず最初に、普段から自身のコンセプトや強みを強調して相手に定着させることかと思います。

圧倒的にすみやかなサービス、圧倒的に安い、若年層への圧倒的な支持、などいうので頭に思い描けるようなものがあれば、ポジショニングは確立できているのだと思いました。

いろいろポジションを獲得するために個別最適していく方策の一つは早さなのだと思います。そして「〜といえば」で思い出してもらえるようにする努力が必要なのだと思います。これは会社経営だけでなく、普段の業務の中でも生きてくる考えかたの一つのように思います。
先人の知恵には刺さるものがありますね。


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