noteでのポジショニング
ポジショニング:魅力を認知してもらうこと。
ポジショニングについては以前も投稿しました。その際、ポジショニングに重要なこととして,一番になること,自分の強みを相手に定着させることであることを考察しました。
現在,読書中のマーケティングの教科書(グロービスMBAマーケティング ,グロービス経営大学院 (著, 編集))にもポジショニングについて一章設けられていたので今回再考したいと思います。参考は以下。
本書とその一節では日産のマーチが実例として議論されています。当該車種が世の中を席巻していた始めた頃、「おしゃれ感」や「コンパクト感」,そして「購入しやすい価格」をポジションとして設定していました。そして主たる顧客である若い女性達へ訴求し,またそれが奏功して高年齢のユーザーも獲得していきました。たしかに,自分の母親もマーチに乗車しており,実感としてその訴求力があったのを思いだします。
その後,競合他社も様々なラインナップをそろえ競争はあったもの,結構な期間をマーチは一人勝ちしていたようです。
さらにはマーチは改造してレース使用にできる車としても評価があったことを私は記憶しています。でも,実はそれも販売側のポジショニング戦略で,男性客もとりこめる仕掛けをしていたのです。これらはとても興味深い事例です。
俯瞰してみてみると結局,マーチだろうと,フィットだろうと,プリウスだろうと,車です。
車の役割は早く目的の場所に付きたいという課題を解決することです。この課題は車が発明された時点で解決されているわけで,別の人が同じものをつくっていても所詮は車です。
だから各社差別化をしなければならず,そのために自分の製品を認知してもらうための仕掛けが必要です。ここで、どのようなポジショニング戦略をとるかが重要になってきます。
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