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挫折経験を「感謝」に変えて生きる

どーも。katsuです。

今回のnoteのテーマは「挫折経験」です。

僕自身の挫折経験にはとても感謝していて、
挫折経験のおかげで多くの成果があります。

今回のnoteでは、挫折経験を掘り下げて、
僕自身が学んだことを書きました。

一部、自分の挫折経験も書きました。
(興味があれば、読んでください。)

・挫折経験が多くて、人生が嫌な人
・挫折経験から立ちあがれていない人
・就活で挫折経験と向き合っている人

こんな方におススメのnoteです。
本noteの目次は、下記の通りです。

「挫折経験」に着目する理由

僕が「挫折経験」に着目する理由は、人の成長(特にパフォーマンス)において重要な要素であると考えているからです。Googleで人材開発を担当していて、僕も色々と参考にさせていただいているピョートルさんも東洋経済オンラインの対談記事で似たようなことを言ってました。下記、記事の内容を一部だけ抜粋させていただきました。

Googleで当時、人事開発担当をしていたときに気がついたのですが、高いパフォーマンスを発揮する人の共通点は、人生でものすごく苦労したり、挫折した経験のある人でした。挫折を経験した人は必ずと言っていいほど、自分自身を見つめ直しますから。優秀な人材に学歴は関係ありませんね。
《出典元》
「遊ぶように働く」を本当に実現した人の発想【東洋経済オンライン】

僕は、20歳の頃から「自分会議」と名付けた自己内省を隔週ペースで行っているので自分で言うのもなんですが『自己内省マニア』の部類だと思っています。自己内省では「苦労した内容」をテーマにする機会も多く、その都度自分を見つめ直してきました。ですので、挫折経験が自分の成長に与えている影響についても割と理解しているつもりです。

僕の考える「挫折経験」

では、どのような経験を「挫折」と定義するのか。これまで自己内省を振り返り僕自身が「挫折経験」と考えている取り組みの中から、いくつかの要素を切り出してみました。具体的には下記に通りです。

・「諦めた」と自覚している
・「限界だ」と感じた
・「熱中期間」を有している
・「一定期間」を有している
・「自らの決断」である
・「一時的な感情」である
・「夢や目標」があった

あくまで個人的な解釈にはなりますが、上記の要素を全て満たした取り組みが「挫折経験」に該当するのではないかと考えています。当たり前のように思える要素かもしれませんが、意外と奥が深い要素だと僕は感じています。ちなみに、日本国語辞典の定義する「挫折」はこんな感じです。

意気込んで行なっている仕事や計画などが途中でだめになること。また特に、そのために仕事をする気力を失うこと。

「挫折」をネガティブに捉える人が多いかもしれませんが、先述したように僕自身は人の成長(特にパフォーマンス)において重要な要素だと考えていますので、あくまでこの経験を自己内省によって分析して「自分の改善や進化」に活用することが大切だと考えています。

少し話は逸れますが、人は「極限状態」で覚醒し成長する言われています。有名な俳優なども「極限状態で挑んだ撮影で自分自身が覚醒した」と言っていたりします。最近は「無人島」で一定期間を過ごして必然的に「極限状態」に迫る取り組みなどもありますね。真意は定かではないですが、僕自身も腑に落ちる部分が少なからずあります。

「挫折経験」から学んだこと

僕もこれまでいくつか「挫折経験」を味わったことがあるのですが、同時にその経験から「学んだこと」もたくさんあります。学んだことを下記にまとめてみました。こんな感じです。
**
・周囲の声は「同情」という建前**
どんな挑戦も「断念」するのは自分の意志であり、環境要因などは言い訳のひとつに過ぎません。断念した先に待っているのは「仕方ないよね」という細やかな同情です。それも本音ではなくて建前の。僕もそうですが、本気の挑戦を断念した人を「目の前」にして「諦めるな」と力強く言える人はそう多くはないと思います。普段は本音で言い合える関係性であっても、断念直後は慰めに徹するケースが大半です。それを理解しておかないと、「わかってくれた」という安心で自分を「正当化」してしまいます。

・逃げてもいいが諦めてはいけない
ロールプレイングゲームのコマンドと一緒で、ラスボスを倒すことを諦めなければ「一時的に逃げる」はアリですよね。むしろ、そうしたほうがいい。その場でなんとかしないといけないという追い込みが、「断念という諦め」を生み出してしまう。「時間軸」という基準が、諦めると逃げるの違い。短期的もしくは一時的な諦めは「逃げる」であって、もっと長い目線で人生をみつめることができれば、より人生は豊かになると感じています。

・「存在価値」は必ずある
実は、自分のことを陰でこっそり「期待してくれている人」は想像以上に多いです。自分に置き換えてみるとわかりやすいのですが、たしかに自分から積極的に誰かに対して「期待していること」を伝えたりはしないですよね。僕も大きな挫折を経験した後に、たくさんの期待があったことを知りました。同時に、その期待を裏切ってしまったことに「後悔」もしました。存在している時点で期待してくれている人は必ずいるので、その価値を自分が一番信じてあげることが大切です。

・「底」を知っておく
ポジティブな「底が知れない」は嬉しいけれど、ネガティブな「底がしれない」は恐怖でしかないですよね。ただ、どれだけ人生に絶望したとしても、「死の恐怖」が底値であることは変わりません。それ以上は絶対に存在しない。なので、本当の「底」は、生きるのが難しくなった時なので、挫折した時ではありません。それさえ理解していれば、ポジティブな「正の思考スパイラル」に切り替えることも可能になるはずです。

これらの学びは挫折当時は気付くことができず、数年度の「自己内省」を通じて気付くことができた部分です。また、当時の過去を関係者と話す中で「見えていなかった世界」を知ることができたおかげでもあります。つまり、挫折は「向き合うこと」で大きな価値に転換できると考えているので、いつまでも逃げていては「永遠にマイナス」のままです。

就活で問われる「挫折経験」

近年、採用面接(特に新卒)で「挫折経験を問う人事」が増えているそうです。僕も長年人事畑におりましたが、かなり前から聞いています。前述した通り、挫折経験は「経験のまま」にしておいてはいけません。向き合って「学びに転換」してこそ価値になります。就職活動では「自己分析」の機会があると思うので、その機会でぜひ「挫折経験」と向き合いましょう。

また、就活における「挫折経験で求められてること」については、共感できる記事があったので、一部の内容をシェアさせていただきます。

1)ストレス耐性があるか
失敗や挫折があってもそれに負けずに頑張れるか、精神的な回復力があるかを知りたい。
2)高い目標を設定できるか
失敗や挫折は「挑戦したこと」の表れ。高い目標を持ってチャレンジした経験や、その意志があるかどうかを知りたい。
3)挫折から学び、次に生かせるか
挫折経験がその人にとってどんな学びになったか、それを今後どう生かしてゆくのかを知りたい。
《出典元》
挫折経験がない。周りはすごい経験を持つ人ばかり…。面接やES、どうしたらいいですか?【就活なんでも相談室】Vol.8

就職活動では、「何を挫折と定義しているか」が重要視されているそうなので、ぜひ上記の定義を活用してもらえると、何かしらの役に立つかもしれません。

挫折経験と向き合うことで、ストレス耐性や目標設定など「気付くことのできなかった強み」を発見することができるかもしれません。挫折経験が多いほど、濃いほど、その力は高くなる可能性が高いです。

最も大きな「挫折経験」

参考程度に、僕自身が「最も大きな挫折経験」と定義しているエピソードをひとつだけ紹介します。『高校卒業まで残り半年』の出来事です。

読んでいただいている皆さんの中にも「受験勉強のために部活を途中で引退した人」は何人かいるのではないでしょうか。僕もそのうちの1人なのですが、実はこの判断を、僕はとてつもなく「後悔」しています。

僕は高校時代「サッカー部」に所属していたのですが、小3からサッカーを始めてから高校生まで本気で「プロサッカー選手」を目指していました。部活でもレギュラーで活躍しそれなりに注目もされている中で「さぁこれから」という時期に部活を突然引退しました。当時のこの判断は、僕以外の全員が「驚きと戸惑い」を感じていたと思います。(今でも結構言われます。)

当時の僕にとってこの判断は「英断」であり、僕なりの明確な理由と意志によって選んではずだったのですが、部活動を引退してからの半年は「地獄のような半年」でした。(当時は充実したフリをしていました。)

20歳を過ぎて改めてこの「挫折経験」を振り返って気付いたことではあるのですが、この半年は自分の「人生に挫折していた」時期でもあります。サッカー以外に取り柄がないことに気が付いたにも関わらず、そのサッカーは引退してしまい、窓越しに部活が行われいるグラウンドをぼーっと眺めながら「自分の生きている意味は何だ?」と毎日考えていました。

小学校3年生から唯一ずっと本気で続けてきたサッカーに対して、続けることに「限界」を感じ、一時的な感情に流され、自らの判断で夢であったプロを「諦めて」しまった。上記の要素を全て満たした、僕の「苦い過去」でもあります。

しかしながら、前述したようにこの経験を卒業後に自己内省で「振り返る」ことで、たくさんの気付きを得ることができました。もちろん、もう一度過去に戻れるなら絶対に辞めませんが、この経験には感謝をしています。

「挫折経験」に感謝を

最後になりますが、僕自身は多くのビジネスシーンでこれまでの挫折経験を活かしてきました。おかげさまで、少しずつ「経験に感謝」できるようになってきています。起きてしまったことを悔いるのではなく、それを糧に成果を出すことによって、人生はもっとポジティブなモノになると思っています。

このnoteを読んで、少しでも多くの方が挫折経験と向き合い、学びに転換することでその経験を感謝できる日が来ることを細やかながら期待しています。僕自身も、これからもどんどん挫折経験から成果を生み出していきたいと思っています。

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