選手権開幕に思うこと
高校サッカー選手権の県大会が開幕した。
自分たちのチームは明日が初戦。
3年生が7割ほど残っているので、彼らにとっては高校サッカー最後の大会。
負ければ引退。
厳しい声が飛び交い、緊張感が走る前日練習。
…という側面は微塵もなく、いつも通りのワイワイガヤガヤしたトレーニングになった。
もっと球際やれよ。
熱く戦えよ。
色々と思うところはあるものの、最上位の目的は彼ら彼女らが生涯サッカーを好きでいつづけてくれること。
そのためにどうするか。
そう問い直すと、選手たちへの声かけも変わってくる。
めちゃめちゃ頭を使うから、練習後は身体よりも頭のほうが疲れている。
みんなの人生の中におけるサッカーのウエイトは、あまり大きくなかったりするのかもしれないけれど。
ゲームをやったり都会に遊びに行ったりするほうが刺激的かもしれないけれど。
それでも、みんなの記憶の中に「サッカーというスポーツで、仲間と死力を尽くして闘って、ぎりぎり勝てた経験」
を刻んであげたい。
0-0PKで勝とうが、0-5で負けようが、結果どうなろうと、全力で。
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