【あたしンち】帰り道を「意識」する
やることに追われているときには
「家に着いたら○○さんに連絡して、明日は燃えるゴミの日だから…」
と考えながら帰路に就く。
人間関係で悩んでいる時には
「もしかしたら○○に嫌われてしまったかも…」
とモヤモヤしながら玄関の扉を開ける。
みかんみたいに帰宅することを意識してみようと思い
建物の影だけを踏んでバス停まで歩いてみたり
電車で隣に座っている女子高生の恋愛トークを耳にしたり。
緑色の看板を探すために、生まれて初めて帰り道の電柱を1本ずつ目にとめる。防火水槽の赤く丸い看板を見るのも小学生以来だった。
↑ 電柱に貼られた緑の看板
そういえば「ただいま」を口にしたのも久しぶりだったかもしれない。肩が少し下がった。
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