葛飾ダービー顛末と国民民主党
昨日、自分が住んでいる葛飾区は小選挙区でいうと東京17区といい、国民民主党の円さんが3位になれるといいなと書いた。
ふたをあけてみたら円さん大勝利で、1位の平沢勝栄と10000票差の2位になった上に、惜敗率80%超えで比例復活当選してしまった。
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平沢さんについていえば、仮に自民党の公認が得られなかったとはいえ、天下の平沢勝栄、90年代のTVタックルを見て育った葛飾区民はきっと彼に投票するだろう、私はそう思っていたが、前回の半分しか得票できなかった。
いや、逆風拭きまくってる中でも6万票取ってちゃんと当選したのだから、平沢さんはやっぱりすごいのだ。
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自分は国民民主党シンパであるが、なんでそうなったかというと、2年ぐらい前に、YouTubeで、党首の玉木氏がひろゆきと対談しているのを見たからである。
その前の玉木氏は、国民民主党の最初の選挙で、なぜかガンダムの主人公のアムロのコスプレをしていた人というイメージだった。
選挙後のインタビューでアムロ玉木が「自分のYouTubeチャンネルの反響がすごい、風がふいてきている」と語った。
するとスタジオのコメンテーターが「いや、そんな話きいたこともないですよ」という辛辣なツッコミを入れた。
アムロはさびしそうにしていた。
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「きいたこともない」と言われたYouTubeチャンネルも、いまや登録者数27万人であり、政治家の中ではトップグループに入っているのではないか。
ひろゆきとの対談では、玉木氏、教育国債だの、トリガー条項だの、なんだか実現できそうなことを喋っていた。
その頃の私は「あれ…MMTとかって無理じゃね…?」というような気持ちになっていて、何を信じたらいいかわからなくなっていたから、過去の実例をひいたり、今ある制度を活用しましょうと提案する玉木氏には好感がもてた。
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ことあるごとに国民民主党いいですよ、ひろゆきと玉木さんが喋ってるYouTube見てくださいよと宣伝していたものの、いやあんなの希望の党の残党でしょと鼻であしらわれて、誰も見向きもしてくれなかった。
そのあと政治のことを考えないようにしていたら、知らんうちに人気ものになっていて、なんだか嬉しい反面寂しい気持ちもある。
ともあれ、これで国民民主党は単独で法案が出せるようになったわけだから、政局二の次でどんどん法律を作って、活躍してほしいものだ。