メタバースというクラインの壺
最近、メタ(メタバース)がじわじわと気になっています。
まだ実際に入ったこともないので、具体的なイメージが湧いていないので、想像ばかりになってしまいますが。なんか凄そう。
仮想現実で、一番期待したいことは様々な仮想体験だと考えている。
例えば、旅行なんかも自宅に居ながらにして、違う土地の景色を見て、触れて、風を感じられるとなると、簡単にはいけない遠い海外の国や、それこそ宇宙空間なんかを体験できる日もくるんではないかと、少年のようにワクワクしてしまう。
#などと言いつつアナログ人間なので実際に行きたい派ですが。
他にも、ネットショッピングなどが現在ではPCや携帯の画面上の写真を見てクチコミを読んで、なんとなく購入ボタンをポチしているけれど、メタショッピングとなれば、生地の手触りなんかも体感できるかもしれない。
個人的に、メタ空間で実装されてほしいことの一つに、様々なトレーニングや職業体験がある。
イメージとしてはキッザニアの大人バージョンというか、インターンシップをメタ空間でやるような感じ。それに学生の頃からどんどん参加できるみたいな。
#発想が真面目過ぎてすみません
開発コストはさておき、VR上であればフィジカルな事故は起こりにくいし、大きなトラブルが発生しても再起動してしまえばいいので、理に適っている気はするんだけれどな。
#開発コスト問題が重くのしかかる。
さて、少しだけ脱線した話を。
かれこれ30年近く前に出版された「クラインの壺」という小説がある。
私はこの小説がすごく好きで何度も読み返したし、30年前にこれを書いた岡島二人さんに脱帽という感じ。いつ読んでもすごいと思う。
(ちなみに岡島二人さんの作品で、99%の誘拐 という作品もオススメ)
ネタバレしてしまうので、あまり多くは書けないのだけれど、現代で言うVR体験マシーン的なものを使って、あれやこれや・・・というお話である。
あとは題名の「クラインの壺」というところからお察しくださいませ。
この小説では、VR世界と現実のはざまで起こる事件をテーマにあれやこれやと描かれています。
現在は、メタやVRというのはまだ非日常の位置づけにあるような気がしているけれど、もっと世界が進化して、日常に溶け込んできたらVR関連法的なものが整備されていくんだろうな。
20数年前にインターネットが世界にしみ出してきたように、VRも10数年後には世界を網羅しているんだろうな。ワクワクしつつ、ドキドキしつつ。
その頃には初老だから、
「おじいちゃん、そうじゃないよー」なんてあきれ顔の若者たちに指摘されて学ぶんだろうな。
なんて、時代に取り残されないようにせねば。
頑張れ、アナログ人間。
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ちなみに、私はテーマパークにあるような4Dアトラクション的なやつががとても苦手です。映像と椅子の振動との、微妙なタイミングのズレが気持ち悪くて、すぐに酔ってしまうのです。
メタ酔いとか、どうしたらいいんだろう。
#どこまでもアナログ人間
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