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今日は息子の1歳の誕生日。
つまり、父としての私にとっても1歳の誕生日。

キャリア理論の中にライフキャリアレインボーという考え方がある。
この考え方によると、キャリアというのは仕事に関することだけではなくて、誰もが人生の中で担う”役割”そのものが、キャリアだと考えられている。

例えば、全ての人は生まれた瞬間に誰かの”子ども”という役割があり、何年かすると学校に通うようになって”学生”という役割を担う。さらに、社会人になって”労働者”という役割を担う人もいれば、結婚して家庭人となり、子どもを授かって親となる人もいる。そしてやがては余暇人や年金生活者となるかもしれない。
つまり、ライフステージの変化に応じて、担っている役割は少しずつ変化していき、時として複数の役割を同時に担うことがあり、役割は増えたり減ったりする。

私は1年前に息子が生まれた瞬間に、父という新たな役割を授かった。
この役割によって、どんどん自分の世界が拡がっていくのを感じた1年間であったとも思う。
感覚としては、息子という存在が私を新しい世界へ導いてくれているという方が近いのだけれど。
保育園や児童館のように、文字通り今まで足を踏み入れたことがなかった世界に関わるきっかけをもらったりすることもあるし、オムツ替えや離乳食などの新しい経験を積むきっかけをもらって、経験値が増えたり、価値観が拡がったりというということで、新しい世界を感じるきっかけとなってくれている。

私はどれだけ息子の世界を拡げてあげることが出来ているのだろうとも思う。本来ならば、親という存在が、子どもに対して沢山のことを与えてあげたり、気づかせてあげられるのが理想なのかもしれないけれど、どうにも私の方が息子から多くもらっている気がする。
まぁ、彼の人生は始まったばかりだし、これから少しずつ分けてあげたり与えてあげられるようになれればいいかな。

幼い息子と未熟な父。
互いにちょっとずつ頑張っていこうじゃないか。

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