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LGBTQ(LGBTQQIAAPPO2sも含めて)という言葉が市民権を得て、しばらく経つ。2015年頃から同性婚やパートナーシップに関する制度が一部の自治体によってスタートしているので、10年弱といったところだろうか。

私は、正直なところ良くも悪くも興味が薄い。
ダレソレの性自認や性的志向といったものについて、人に迷惑をかけなければ、それぞれが自由にすればいいと考えている。カッコよく言うならば、リベラルなんだと思う。

ただ、特定の性自認や志向の人が生きづらい世の中というよりは、誰もが同様に生きやすくなったらいいなとは思う。

なんとなくだけれど、こういう話題がオープンにされる世の中というのは、"フェア"な感じがするので、いいんじゃないかと。



一方で、
一向にオープンにならないなーというか、話題にすることに対して抵抗感を感じてしまうことがある。

「お金」の話だ。

特に給料の話と、投資の話なんかは話す相手を慎重に選ぶ・・・というか、大ぴらに話すことがほとんど無いように思う。

例えば、給料が高ければ高いで、その具体的な金額を自分から話すことは自慢しているように感じてしまうし、ひょっとしたらマウント取りにいっているように見られても困ると、変な心配をしてしまう。逆に給料が低かったら、なんとなく負けているような恥ずかしいような気がして、それはそれで言いにくかったりする。

投資に関することも同じだ。
「株やってるよ」とか「投資信託始めたよ」なんてところまでは話すことがあっても、具体的に〇〇万円運用していて、利回りは〇%で、去年の実績は〇円だったよ!なんてことを話すことは限られる。

これは私の身の回りだけかもしれないけれど、かなり仲がいい間柄であっても、具体的な話に踏み込むことはほとんどない。

なぜだろうか?


平たく考えるならば、
投資セミナーで聞くうまい儲け話とか、SNSで見かける給料〇万円Upの秘訣みたいな、キラキラしているけれど、どこか胡散臭い情報よりも、自分が信頼している仲間内の情報の方が、信ぴょう性は高いに決まっている。

だからこそ、親しき間での情報交換には価値があると思うのだけれど、やっぱり踏み込んだお金の話をすることは少ない。


ひと昔前であれば、お金の話は「下品」とされている時代もあった。
けれど、現在ではテレビCMの多くはお金に関するものだったりする。(NISAだって、銀行ローンだって、消費者金融だってどれもお金のCMだ)

なんというか、ビジネスとしての拡がりに対して、個々の会話での見えない制約が強すぎる感覚がある。それこそジェンダーの話はどんどんオープンになっているにも関わらず だ。


自分の中での答えが出ていないのだけれど、しっくりとした理由が明確になって、自分自身がオープンになれば、このnoteでお伝えできることの幅も増える気がする。


なんでだろうなぁ。
お金は全てではないけれど、大切なものだっていうのは、ある程度みんな納得している共通認識だと思うのだけれど。




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