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どんな人を採用すればいいか迷ったら…

「ラッキーな人を採りなさい」

これは、前職でリクルーター(採用担当)をしていたときに、アメリカから出張で来ていたTA(Talent Aquisition = 採用)の偉い人が言った言葉だ。


もう10年近く前に耳にした言葉なのだけれど、今もまだ記憶に残っているほど、印象深い言葉だ。


さて、
“ラッキーな人”とはどんな人なのだろうか?


宝くじや懸賞に当たった人?
九死に一生を得た人?

たぶん、これらもラッキーな人であることには間違いないのだろうけれど、採用のコンテクストの中では少し違う。


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「山で遭難したときに、水筒には水が半分入ってました。どう感じますか?」

どうしよう、もう半分しかない。
よかった、まだ半分ある。

ラッキーな人は、後者だろう。

現状に対して、不安や不満を先に抱くよりも、在るものに対して“良かった”と捉えられることは、さまざまな場面で役に立つマインドセットだろう。


私生活でも仕事でも、
全てが自分の望んだ状態に在ることはほとんどない。
そんなときに、足りないものを嘆いたところで満たされない気持ちが大きくなるばかりでプラスになることは何もない。


逆に、何か足りないものがあったとしても、あれがある、これもあると思えれば、精神的に満たされやすくなるだけではなく、周囲への感謝の気持ちも持ちやすくなるので、周囲の人とも良い関係を築きやすくなる。


ラッキーな人とは、
オプティミストで、ポジティブで、楽観的で、そして人に感謝を出来る人なのだろうな。

そりゃ、採用すべきだよな。

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