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12年。大事なものは自分自身で守るという意志

あれからもう12年も経つことに驚いている。時の流れをあっという間に思えるのは、そこにあったいろいろを忘れてしまったからだろうか。

どうしたら、自動的に捨てられていく過去の記憶を繋ぎ止められるのか。瞼の裏、眉の間、鼻の奥でいろんな感覚を研ぎ澄ませても、そこにないものを思い出すことは年を追うごと難しくなっていく。

どこで何が起きてもおかしくないからこそ、本当に大切なものは、自分の頭の中に残しておかなければならない。喜びも哀しみも、怒りも諦めも、そこには必ず理由があるのだから。何で悲しかったんだろう、何で怒らなかったんだろう。どうして何もできなかったんだろう。

失ったものを嘆いたっていい。
従ったものが間違っていても仕方ない。

大切なのはその事実と選択を覚えておくことだと思う。

あの日からのこと、あの日までのこと、すべての出来事に祈りを込めて。

大好きなリンツのチョコレート「マンゴー&クリーム」で明日の元気をチャージします。