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カトレアの超科学診療所 vol.ex4 降魔<プロフェシーリンク> 迦陵頻伽研究日誌

さて皆さんこんにちは!
今月発売のブースターパック45弾。
降魔<プロフェシーリンク>まで日が迫ってきました。
新弾のカードが公開されていき、各プレイヤーが各々公開されたカードから自分のデッキに使えそうなカードを見て期待や想像を膨らませているのではないでしょうか。自分のそのうちの一人です。
まぁ中には公開されたカードを見たくない人や見てもまだ想像がつかないよという方もいるでしょう。前者だった場合、今回はこの記事はまだ読まないことを推奨します。後者の方は読みながら一緒に期待を膨らませていきましょう。
タイトルにもあるように迦陵頻伽の構築にはなりますがw

と!言うわけで!次の環境でもなんとか迦陵頻伽を使っていけるように、早速デッキ構築していこうと思います。
では今回もやっていきます!

B45弾で生き残るために昨日も今日も明日も明後日も活動していきます!
パートナーの“頻伽”と一緒に!


・B45で注目のカード

最初に言っておくと今回新弾のカードを用いてデッキ構築をしていくのは、
前回イース杯に出場した時の≪舞鬼≫頻伽になります。
何故なら、≪舞鬼≫も新規が追加されるなど何種類か注目できるカードがあった中に公開された汎用シフトであまりにも相性の良いカードがあったからです。
これによりだいぶデッキ構築に追い風を感じていることができました。
それでは≪舞鬼≫頻伽に入りそうなカードを2種類ピックアップしたので見てみましょう。

○【奸雄招来】和修吉
剣臨条件:緑2を支払う/剣臨器:緑のパワー11000以上のゼクス
[自]「有効」スクエア「誘発」このカードにシフトする。
「効果」このカードのパワーが15000以上の場合、あなたのリソースを2枚選び、リブートする。
[自]「有効」スクエア「誘発」このカードが攻撃によって相手のゼクスを破壊する。
「効果」あなたのデッキの上から2枚スリープで置き、あなたのリソースにある緑のゼクスを1枚まで選び、手札に戻す。

Twitterにて公開された当時ゼクス勢のフォロワーが大いに沸いていたのを覚えています。
このカードの大きなポイントは世界を超えた約束 由仁からウェアキャットを出して起動効果を使うと2ターン目に登場でき、リソースを最大2枚まで増やすことができます。今回の記事のメインのカードになります。

○世界を超えた約束 由仁
自分のリソース以下の枚数の緑のパニッシャーを出す。
スクエアにあるあなたのゼクスを1枚選びパワー
+3000する。
○静狩小幌≪舞装≫ウェアキャット
登場時相手のトラッシュにあるゼクスを3枚まで選びデッキに戻し、シャッフルする。
[起]自分のターン1 スクエアにある自分のゼクスを2枚まで選び、パワー+3000する。

簡単に説明すると、2ターン目に世界を超えた約束由仁(緑約束)からキャットを出しパワーをキャットに全乗せするとパワー12000になるため2コスト払い和修吉にシフトします。シフトした後相手ゼクスを殴り倒すことで2枚リソースを増やし、緑のゼクスをリソースから1枚まで手札に戻すことができます。
2ターン目にリソース増やして本来ならあるはずのリソース5帯をジャンプし、3ターン目にアークプレイが選択肢に入ってくることでデッキのムーブの幅が広がってより戦いやすくなっています。
実際にプロキシを使い回してみてやっぱりリソジャンがしにくかったデッキでできるようになるのは強い印象で、逆に黒セカイや2c青約束を構えられると殴りに行けないので和修吉読みで構えられると別の動きを取らないと行けないのが欠点ではある気はしました。リソジャン前提でデッキを組んでると痛い目みるかなという印象です。そうなってくるといつも通り4リソ帯の動きは何かしらデッキの準備に使う動きか、なんらか最低限のムーブは用意しておく必要はあるでしょう。

○ ≪舞鬼≫ウィンド a.k.a 羅刹
[S]ライフリカバリー
[自]「有効」スクエア「誘発」このカードが登場する。「効果」このカードをスリープしてよい。スリープしたならば、以下の効果から3つ選び、好きな順番で解決する。"1枚引く""このカードをリブートする""あなたのデッキの1番上を除外し、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、5000ダメージを与える""あなたのデッキの1番上をリソースでスリープで置き、あなたのリソースを1枚選び、除外する"

2個目は≪舞鬼≫強化のパーツのライフリカバリーです。
スリープすると4つある効果のうち3つ選んで使うことができます(バグ?w)
状況に応じて効果を使いわけることにはなりますが、基本的に1ターン目以外はリブートと除外がなければ除外バーンとリソ入れ替え除外、手札がなければドローを優先的に選んで行く感じで、逆に1ターン目はリブート以外他を行っていく感じになるかと思います。

・B45 使用デッキレシピ

上記2種を用いて≪舞鬼≫頻伽の構築を紹介していきたいと思います。

プレイヤー 蝶ヶ崎 ほのめ
メインデッキ
火炎剣 鳳凰木 ×1 [スタートカード]
迦陵頻伽&ほのめ 継がれゆく幻想 ×1
翠朱の讃美歌 迦陵頻伽 ×4
福を呼び込む 迦陵頻伽 ×3
うわさのDJ迦陵頻伽 ×4
慈麗§結魂 迦陵頻伽 ×4
≪舞鬼≫アンシーa.k.a茨木 ×4
≪舞鬼≫ドルフa.k.a酒呑 ×2
≪舞鬼≫サルサスa.k.a熊童 ×3
世界を超えた約束 由仁 ×4
IG
≪舞鬼≫チェイスa.k.a虎熊 ×4
≪舞鬼≫ヒールa.k.a夜叉 ×4
翠明灯す朱の麗鳥 ×4
原初の劫火 アノ ×4
≪舞鬼≫ウィンドa.k.a羅刹×4
デュナミス
【剣誓『女帝』】ほのめ ×2
【奸雄招来】和修吉 ×1
夢幻を目指す女神の約束 ×1
東雲纏 Unite<S> ×1
静狩小幌≪舞装≫ウェアキャット ×1
華竜巫 クシュル ×1
植え付ける幻惑エイホート ×1
死風を羽ばたく麗蝶 アゲハ ×1
真相を追う片翼ルーノ ×1
砕き呑む禍嵐 フレスヴェルク ×1
極罪"嫉妬"レヴィー ×1
『厄災』の蛇竜ヤトノカミ×1
回帰の神妖 ヤシギ ×1
れぼりゅーしょん@ニグたんこんぼう ×1
リンク
慈麗§結望 蝶ヶ崎ほのめ ×2

イース杯終了後のデッキレシピの赤約束を緑約束に変更し、
ライフリカバリーの枠を令和からウィンドに変更しています。
今まではアンシーを絡めた≪舞鬼≫のムーブとDJ迦陵頻伽を絡めた福頻伽からの展開ムーブ、後手だとサルサスを絡めてスタートリソースもしくはユナイトアークまたはその両方をするムーブの大まかに3択ありました。
しかし、この大まかな3択は除外枚数やトラッシュに依存することが多かったためリソース5帯で準備ができていない時がありムーブがイマイチな時が存在したのです。
そこで緑約束からキャット和修吉の選択肢が2ターン目に追加されたことにより、準備が上手くいっていなくても無理やり次のターンにアークをプレイできるようになります。先攻の場合はEXを捲る必要がありますが、普段だったら3ターン目にリソース5になるところがリソジャンできているためリソース6。EX捲ってアークしても後手3でサルサスを使いスタリソ及びユナイトアークをするムーブと使うリソースの総数はほぼ一緒です。
序盤のムーブが4種類に増えたことにより攻めるための安定感が増しています。
≪舞鬼≫と頻伽の両方の性質を持ち合わせているので、リソースが増えたことによりアクション数も増えていくのでどちらの方向に行っても美味しいように思います。
また緑約束和修吉の弱点であるイベントを構えられる点については、先攻であっても後攻であっても≪舞鬼≫のIGアイコン2種(ヒール、チェイス)がいる為相手は処理を意識しないといけなくなるので和修吉をフリーで動かすことができる可能性が高いです。もしくは和修吉を意識してイベントを構えるなら逆に≪舞鬼≫IG2種が盤面に残るためいつも通りの≪舞鬼≫ムーブや頻伽ムーブ、サルサスユナイトムーブの準備が行いやすくなり、相手はアクションを起こすためのムーブの準備がしにくい状態が生まれます。なので基本的に和修吉が通るか、デッキの準備が整うかになるためデッキの動き出しは以前より再現性が上がることでしょう。
デッキの回し方は今までの≪舞鬼≫頻伽と変わらない為、過去の記事も参考になるかもしれません。


・キープ基準について


上記の考え方を踏まえていくと自ずと初手のキープ基準が見えてくると思います。
・ヒールもしくはチェイスがある。(2ターン目に12000の和修吉キャットを止めれない色のデッキなら3コスのキープはアノ以外なら準備が整うのでOK)
・緑約束がある。
・配色が白でTTが絡みそうならレイドもしくはアノキープ(アノの場合裏目でアメンがあるため注意)
でキープしていくのがいい気がしてきますね。

3つ目は上記した緑約束和修吉とはちょっと思考は変わりますが足の早いデッキが相手の時は頻伽リンクを速やかにPSに置けるかが鍵になってくるので記載しておきました。

・生まれてくる疑問

さてリソジャンをすることで準備の過程を飛ばしてリソ6からスタリソアークの択が増えたことに対して、今までは≪舞鬼≫でも頻伽でもどちらの動きをするにしても準備が必要だったのでは?アーク頻伽を出しただけで戦えるのか?と疑問が生まれると思います。それに対して答えるなら、恐らく問題はないです。なぜならアーク頻伽が出さえすれば勝手に準備と攻めが同時進行で進められるからです。
普段だったらDJを絡めて福頻伽をだし、トラッシュのカードを除外して除外を肥やし、≪舞鬼≫のコスト軽減、攻め方をしていくところですがそれには、
・DJをトラッシュに落とす。
・トラッシュにDJ以外の札を3枚は用意しておく。
・DJ福が出来そうにないなら最低限ヒール、チェイスの軽減を1は減らしておきたいのでホウライかミソスを3枚は除外しておく必要がある。
・アンシーを除外に置いておく。
の4項目を出来るだけ達成させておく必要がありました。ですが、アーク頻伽を出せると次に出す頻伽のコストが-4されるのでDJが無くても福頻伽等次のアクションに繋がります。またリソースにある迦陵頻伽を回収することが出来るためアーク含め最低限2回のアクションを確保できます。さらに頻伽シフトにも乗れるので1枚手札を除外かトラッシュに置き2枚ドローも出来ます。これによりDJを捨てて頻伽の動きを確保しに行く、もしくはアンシーを除外し、≪舞鬼≫の動きを作りにいける。その上ドローも出来るので次のアクションを探しに行くことが出来ます。
DJがトラッシュにあり、2枚目のアーク頻伽を引けるとDJの起動から1コストでアーク頻伽を出すことも視野に入ってきます。スタリソアーク頻伽からDJアーク頻伽をするとまた軽減-4入るのでこのタイミングで福を出すのもありですよね。ちなみにEXをこのターンに捲っていてもここまで3コスト分しか使っておらずディンギル権も消されてなければ鳳凰木も残っています。
イース杯の時は採用していなかった死風を羽ばたく麗蝶アゲハでリソースの公開領域を広げてからアーク頻伽を出してもいいでしょう。またアゲハでDJを落とすプレイングもありだと思います。こういったカードの採用により準備しながら殴りにいけるので、準備をすっ飛ばしてリソジャンしてもアーク頻伽さえ引けて入ればなんとかなると考えました。

○死風を羽ばたく麗蝶 アゲハ
起動を使うことで山札の上から2枚をスリープでリソースに置き、リソースを2枚トラッシュに置ける。

ここで話を和修吉とキャットに戻そうかと思います。
このデッキレシピでは逆に緑約束和修吉されたら返せないところはあります。現状そこはしょうがないところなのでアーク頻伽と≪舞鬼≫の連パン力に任せるしかないのがネックなところです。(破天機動効果で自分のNSとPSをトラッシュに置くことで盤面を枯らし、リソブさせないという手段もありますが鳳凰木が強いこともありもったいないと思う部分と、ライフに何点もらうかのゲームになるためあまりにリスキーではあります。)
リソジャンされるのはしょうがないのでそこは割り切るポイントになってきますが、問題はなんらかで肥やしたトラッシュを相手のキャットで戻されることです。DJをボトムに戻された時なんかは最悪です。和修吉シフトをされなくても緑約束からキャットで飛ばされるパターンはB45環境ではありえることかもしれません。なので先程紹介したアゲハがプレイングのポイントになってきます。引いたDJをわざとリソースに埋めておき、使うタイミングでアゲハで捨てる。こういった動きも必要になってきます。あと今まではリソースに埋めてたDJを捨てるのに令和を採用していましたが、その枠をウィンドにしたこともありアゲハが役に立つ盤面が増えるように思えます。緑約束和修吉キャットの登場で、黒のデッキではないデッキでのトラッシュの肥やし方にもなんらかの意識や工夫が必要になる環境なのかもしれません。

・パニッシャー由仁について

以前と変わったところは先程も書いた通り赤約束を緑約束へ変更しているところです。
なにが言いたいかと言うとパニッシャーがごっそり変わっています。前は赤約束だった為4cの赤白シュリが採用されていてデッキに入っていなかった6c赤緑由仁が採用されているのがポイントですね。

○月形由仁 Unite<A>
[常]「有効」スクエア「効果」スクエアに相手の8コスト以上のゼクスがある場合スクエアにある全てのあなたのゼクスのパワーを+2000する。
[起]「有効」自分のターン1 スクエア「コスト」無0「効果」あなたのデッキの1番上をリソースにスリープで置き、相手のチャージを1枚選び除外する。

今まではリソース6帯はゲームが終了していることが多かったのもあり出番がないカードではありましたが、簡単にリソジャン出来るようになった為日の目を浴びることになりそうです。
スタカやチャージで厄介な効果をもたらすカードを除外し有利にゲームを勧めるきっかけ作りにしたり、鳳凰木が相手ターンに機能出来れば相手ターン中に登場しアークの攻撃を受け止めパンプ効果で耐えるというシチュエーションも考えられます。ちょっと弱そうな動きにも見えますがPSに出す分には頻伽のリンク効果で相手の除去をしながらや、鳳凰木は3つリソースを起こせるためアノを構えつつ緑約束からPSに置くことも可能です。緑約束由仁を頑張って越えようとしたところに由仁の上にアノをプレイして、対象不適正にしてバーンを飛ばす等ロマンがある1枚ですね。

・最後に

いかがでしたでしょうか。和修吉シフトのおかげでアクションにバリエーションが増えた頻伽はまだまだ戦えそうな気がしています。
デザインなのかはしりませんが、トラッシュからなにかするデッキがあるにはあるので緑約束からキャットを出すことで相手の準備を阻害できるのも強い点だと思っています。阻害するために積むだけの緑約束とキャットは弱く感じていたところだったのでパワーパンプを無駄にせずリソブの動きが増えたのがいいデザインだと感じています。

今回はイース杯に引き続き≪舞鬼≫頻伽の構築でしたが、緑約束和修吉キャットのおかげで紅姫頻伽も復権できるのでは無いかと最近ちょっと考えています。もしデッキが出来たらまた紹介出来たらなぁと思っています。
真面目テイストな記事にはなってしまいましたが、少しでも頻伽に興味を持ってくれる方が増えてくれたら幸いです。これからも他になんか頻伽のデッキが組めないか検討は重ねていく次第ではあります。
カトレア先生の次回作にご期待ください!


ロゼットさん可能性の獣過ぎて
さすがに未来約束4枚買ったよねっていう。報告。


この記事の作者・カトレア
デッキ ≪舞鬼≫迦陵頻伽
原案 ハロルド 調整カトレア

このデッキのフリプに付き合ってくれた対戦相手
タカ おりん

カトレア
フリー冊子の頃からゼクスしてる。
今は亡きチーム丘の上のメンバー。
Z/X日本選手権 東日本地区予選で30位。
アーク環境が楽しすぎるため最近完璧に復帰。
過去の実績なので雑にこんな感じ2015年のフィーユ杯のなんか優勝してたり、
第1回きさら杯2位。他ちょこちょこベスト8。第20回フィーユ杯チーム戦優勝。
ラプラス・ダークネスが好き。

ハロルド
仙台のデッキビルダー兼プレイヤー。
第3回ピュアティ杯優勝とかなんか優勝してた気がする。あと20回フィーユ杯チーム戦優勝とか。
夏になるとアロハシャツ着てる強い人。
最近はデッキ提供してくれる武器商人。
ストリーマーの配信を観るのが好き。

タカ
YouTubeでOVERDRIVE!!というチャンネルでゼクスの動画を更新している。
サンダルフォンを使って昔大会を荒らしていた蛮族。
最近はグロリアとマルディシオンを擦っている。
ジョジョの考察動画が好き。

おりん
確かゆずりんってHN。ポケモンガチギレ芸人。
今度仙台でCSを開くので、
皆様よろしくお願いします。
最近は風間いろはが若干好き。

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