見出し画像

カトレアの超科学診療所 vol.ex2 レイド環境迦陵頻伽研究日誌

はじめに

皆さんお久しぶりです。
前回アーク環境時にvol.ex1の記事を書いて以来の投稿になります。
基本的に追加のカードやデッキが大幅に更新した時に記事を書こうと思ったのですがすっかり期間が空いてしまいました。
この記事は環境で迦陵頻伽を用いて生き抜く為の考察記事になりますので、
迦陵頻伽最強!Tier1!無敵!みたいなのを主張する記事ではありません。

迦陵頻伽をどうすれば勝率をあげられるか?
自分の考えをまとめて整理する為に記事にしていきますよという感じですw

そして、考察を織り交ぜていき自分の為だけはなく、
色々迦陵頻伽にもデッキタイプがある中でどれを使えばいいの〜?
迦陵頻伽を使ってみたいんですけど……
という色んなプレイヤーの疑問の解決のヒントになればいいと思っています。
むしろ迦陵頻伽の可能性を開いていく為にたくさんの意見をみたい。

ではでは今回もやっていきましょう!

レイド環境で生き残るために昨日も今日も明日も明後日も活動していきます!
パートナーの“頻伽”と一緒に!

・前回のあらすじ!


前回はアーク環境下で4ターン目までコンボパーツをかき集め、
耐えて紅姫とアーク頻伽でワンショットを決める迦陵頻伽の中でも珍しいちゃんとしたコンボデッキでした。

このデッキですが、正直コンボ決めてそのまま勝ちたい!
というコンボデッキを使うのが好きな方にはとにかくおすすめです。
自分はTCG歴14年くらいにはなるのですが、ここにきてコンボデッキの魅力に気づきました。溜めて溜めてライフが残り1点でも残っていれば、条件整えば勝つことができる。焦らされることでコンボデッキ特有のカタルシスを味わうことができます。詳しいことは前回の記事を読んでもらえるといいかと思います。
カードプールはこの記事を書いた時増えてますのでこれも今後また
考察していきたいですね。

・迦陵頻伽のレイドと迦陵頻伽のリンクの性能

まずはキーワード能力「レイド」のおさらいです。

“[起]レイド”とは、
“[起]レイド[有効]手札無0
このターンの間にあなたか相手がダメージを受けていた場合、
このカードをスリープでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
ターン終了時まで、あなたは“ レイド”をプレイできない。”を意味します。

これを踏まえて迦陵頻伽に与えられたレイド
慈麗§結魂 迦陵頻伽 
そしてそのリンク(マーカー)
慈麗§結望 蝶ヶ崎ほのめ
の2種を見ていきましょう。

○慈麗§結魂 迦陵頻伽
[起]レイド
[自]🅿︎ほのめ[有効]スクエア[誘発]このカードが登場する。
[効果]以下の効果から1つ選び、解決する。“「慈麗§結望 蝶ヶ崎ほのめ」リンクを1枚までスクエアに置く。”“あなたのターンの間の場合、スクエアにあなたの「慈麗§結望 蝶ヶ崎ほのめ」リンクがあるならば、あなたのデッキの上から1枚まで除外し、あなたのリムーブを1枚まで選び、手札に戻す。”
○慈麗§結望 蝶ヶ崎ほのめ
[常][有効]スクエア[効果]すべてのあなたの「慈麗§結魂 迦陵頻伽」IGはを得る。
[自]スクエア[誘発]このリンクがあるスクエアにあなたのゼクスが登場する。
[効果]以下の効果を解決してよい。“あなたのデッキの1番上を除外してよい。ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚まで選び、6000ダメージを与える。ターン終了時まで、あなたはこの能力をプレイできない。”
[自][有効]スクエア[誘発]スクエアにこのリンク以外のあなたのリンクが置かれる。
[効果]このリンクを消滅させる。

発売から結構日が経っているので使っている方は気づいているかと思いますが、
慈麗§結魂 迦陵頻伽の除外(リムーブ)回収効果めちゃくちゃ強いですね。
というかここ最近対戦していて気づいたんですが、
レイドとそれに伴うリンク効果が結構強い印象を受けるので上手く使えるデッキは優位にゲームを進められる印象があります。

前提としてレイドは、
4コストを2ターン目に素投げする余裕があるデッキ。
相手ライフをテンポよく取っていき[起]レイドをプレイしてリンクを撒き、
次のターンにレイドゼクスの効果を使っていけるデッキ。
他ゼクスやイベントの効果でレイドゼクスを簡単に出すことができるデッキ。
これらがレイドを使用する上で上手く扱える要素だと考えています。

慈麗§結魂 迦陵頻伽の効果
リンクがある時にこのカードが登場すると自分の山札の一番上を除外し、除外のカードを回収することができます。
このカードの効果は回収対象がなんでもいいのがすごく強く、
トラッシュに落ちたカードをなんらかの効果で除外すれば拾い直すことができたり使ったイベントを除外できればまた使うことができるのがいいですね。

○福を呼び込む 迦陵頻伽
起動効果で自身をスリープさせトラッシュ3枚除外すると
コストが5になるように
手札と除外から迦陵頻伽を名前に含むゼクスを2枚まで出すことができるカード
今まではコスト軽減させた迦陵頻伽を2枚展開してアドを稼いでいたが、
慈麗§結魂 迦陵頻伽を出すと実質トラッシュ回収の役割も果たすことができるおすすめカード
○翠朱の讃美歌 迦陵頻伽
アーク頻伽です。
今まではトラッシュに落ちると気軽に回収できる方法がなかったので今回は心強い相棒を手に入れたといっても過言ではないでしょう。
○翠明灯す朱の麗鳥
ユナイトアークに必要なカードです。
これも簡単に手札に戻せるのでユナイトアークしやすくなります。
○アタシの話、聞けですの!
リビルドもらって強くなって帰ってきました。
効果で除外吹っ飛ばすので噛み合い微妙ですが、一回使ったこのカードを自引き以外で拾って使えるのはいいですね。
○真実を求めて
リソースリブートイベント。
やや迦陵頻伽というデッキには過剰なリソースリブートな札ですが、
これも除外に送れば再利用可能になるのは夢がありますね。
○仲良しショッピング
現在伝説指定でデッキに一枚しか入れることができないカード。
自分のスクエアにあるコスト6以上の「ライカンスロープ」をスリープするとリソースがリブートし、その後除外される。除外されるということはレイドで拾えます。
ただライカンをスリープなのと伝説指定なので頻伽には難しいかなと思いつつ
Twitterで検索していたらそれを使ったデッキがあったので紹介。
 D.U.Pプチ・キャラット!を使うそうです。
○ D.U.Pプチ•キャラット!
電影6なのでアークを戻せて、種族ライカン。
コンボパーツのような感覚ですね。
○世界を超えた約束シュリ
適当に使っても強いのに拾える選択肢までくれるんかい。
○九大英雄アナスタシア
ゼクステンドドライブ持ちでピンチから逆転できる可能性を生んでくれるカード。

さてまだまだ除外から拾えたら強そうなカードはたくさんありますが、実際には拾える可能性があるだけなので使える可能性があるかもわかりません。
強いていうなら実際使ってみるとレイドとデッキ自体が噛み合わないなんてこともしばしば。中にはレイドがなかった方が良かったり、逆に拾おうかなと妄想していたカードが抜けていくことだってあります。


なので実際に色々やってきました!
YouTubeでZ/Xの動画を投稿し、宮城県でZ/X交流会を運営してくれている
OVERDORIVE!!のタカさんに対戦相手をしてもらい、
僕のデッキアドバイザーの仙台でタイトルを多く取っているハロルドさんにデッキ考察、調整を付き合ってもらいながら最近一番しっくりくるデッキがいい感じ
になってきたので紹介したいと思います。

・今回のデッキ紹介

・《舞鬼》迦陵頻伽

プレイヤー 蝶ヶ崎 ほのめ
メインデッキ
火炎剣 鳳凰木 ×1 [スタートカード]
翠朱の讃美歌 迦陵頻伽 ×4
福を呼び込む 迦陵頻伽 ×3
うわさのDJ迦陵頻伽 ×4
迦陵頻伽&ほのめ 継がれゆく幻想 ×1
慈麗§結魂 迦陵頻伽 ×4
≪舞鬼≫アンシーa.k.a茨木 ×3
≪舞鬼≫ドルフa.k.a酒呑 ×3
≪舞鬼≫サルサスa.k.a熊童 ×3
世界を超えた約束 シュリ ×4
IG
翠明灯す朱の麗鳥 ×4
≪舞鬼≫チェイスa.k.a虎熊 ×4
≪舞鬼≫ヒールa.k.a夜叉 ×4
真夏のオアシス 迦陵頻伽 ×4
初春の令月 令和 ×4
デュナミス
【剣誓『女帝』】ほのめ ×2
天舞鳥神 緊那羅 ×1
求道を照らす聖女 アナスタシア ×1
≪ユメカワツインズ≫ ×1
≪TOWA-BOSHI≫ ×1
変革を奏でる人魚 シャナナ ×1
鬼神野シュリ Unite<M> ×1
鬼神野シュリ Exceed boost<M> ×1
北河内行波≪舞装≫キャノンシエル ×1
東雲纏 Exceed boost<S> ×1
倉敷世羅 Another <O> ×1
れぼりゅーしょん@ニグたんこんぼう ×1
『厄災』の蛇竜ヤトノカミ×1
回帰の神妖 ヤシギ ×1
夢幻を目指す女神の約束 ほのめ ×1

B44から新規名称にて収録された舞鬼を用いた頻伽のデッキになります。
舞鬼をデッキに組みこむことにより頻伽のデッキに今までなかった攻撃力が上がっています。
前回までは、耐えてワンショットをキメるためにコンボパーツをかき集める作業が必要だったために自分からテンポを早くし相手のライフを取りに行くという動きが難しい一面がありました。ですが、コンボを決めれば勝てるので明確な勝ち筋は存在していましたよね。それを手放してまでなぜ能動的に攻める必要が出てきたのか。
その経緯も含めて説明していきたいと思います。
経緯もわりと長めに書き込んではいるので結果だけ見たい方は目次から
・《舞鬼》迦陵頻伽 解説
を押して飛ばしてもらえれば幸いです。

・経緯

さてここからはなぜ≪舞鬼≫を使った構築になっていたのか。
というところなのですが、

まず前提として前置きを書いていきます。
宮城県の仙台を拠点におきZ/Xを行っていて、大会にも参加できていないので優勝した!とか実力が伴うものではありません。そもそも東北で大会もないのでただただ田舎で爪を研いでいる状況です。そして関東圏で流行っていても仙台ではそのデッキがそもそもいなかったり、なんでこのデッキがいるの⁉︎みたいなこともあるということを念頭に入れて見てもらえると助かります。(今回は後述するグロリアとの対戦戦績がメインなのであまり他のデッキの話は出しませんが)

・グロリアをご存知か?


本題に入りますが、B44に収録されたグロリアをご存知でしょうか。
リンクをスクエアに現状3枚まで何種類かのカードで撒きスクエアにある自分のリンクの数ゼクスが強化されたり、リンク効果で盤面除去、トラッシュ回収、絶界をつけたりとやりたい放題。極め付けには連パン能力も高い上にリンクがあるとコスト軽減して出てくる上にサイズが大きくなるゼクスがいるので殴り合いに強いといったZ/X版RRRみたいな奴らです。筋肉。

○喚び還す霊鎖
このリンクのスクエアに「ディアボロス」が出た時にそのカードのコスト以下のゼクスを回収する。
なんでコスト以下なんですかねぇ……
○拒み返す棘鎖
このリンクの上にグロリアがいると絶界になる。
インチキやめーや。
○回り帰す銀鎖
このリンクがあるスクエアに「ディアボロス」が登場すると、
そのコスト以下の相手のゼクスを手札に戻す。
とっととおうちに帰りなさい!
○画竜点晴 グロリア
リンク1枚につきコストを−2する。
プレイ時スクエアにあるリンクを好きな数選び、好きなスクエアに移動する。
スクエアにあるリンク1枚ににつき、パワー+1000する。
1コス13500になる挙げ句、
登場前にリンクを動かせる為このカードの下にリンクを置けば効果も自由自在!
悪夢か?
○虎視眈々 グロリア
レイド。スクエアにリンクを置き、リンクが3枚以上あるならノーマルスクエアのゼクスを一体戻す。
なんで自分のゼクスも戻せるんですかね……
○心頭滅却 グロリア
リンクが3枚あるとトラッシュからリブートでノーマルスクエアに登場する。
お気軽1点マン。
○グロリアEX
プレイヤーEXなので当たり前だが絶界がつけられる。
画竜点睛グロリアが13500で2体絶界持ちで面に立つ可能性も。
前も後ろもグロリアに圧迫されるシチュエーション。

ざっと見ていくとこんな感じなんですが、迦陵頻伽というデッキはトラッシュから
○○を○枚除外するや除外に○枚カードがあればうんたらみたいなカードで構成されていることが多いのでワンショット頻伽ほどではないですがある程度準備は必要になります。そして迦陵頻伽は盤面展開能力はピカイチなのですが、自分のゼクスを破壊したりスクエアから除外に送れるカードの種類も多くはなく能動的に攻めるのは下手くそな部類だと思っています。
これらを踏まえると、デカいサイズのカードでテンポよく早く攻められると動き出す前に面を返せなかったり面を返すことができてもライフには届かない等問題が生じて来ました。レイド環境に入ってからゲームテンポが以前より早く感じることが多く先攻なら4ターン目まであることが多いが、後攻だと4ターン目がないことがザラにある。ということが増えてきているように思います。
その為、後手3ターン目に相手のライフが何もなければ勝てる。もしくは運良く4ターン目が回ってきて勝つ算段が付く。これが頻伽のデッキに必要な最低ラインだと思ってもらえるといいかと思います。
さて、それを踏まえてワンショット迦陵頻伽の構築を思い出して見ましょう。
このデッキは4ターン目までに準備をしっかりと行い、コンボの再現性を上げつつ耐えてワンショットして勝つというものでした。
準備している間スクエアは手薄になりますが、原初の劫火 アノで盤面を開けて耐えながら戦っていきます。またアノはワンショットターンに盤面を開けてコンボに必要なゼクスを出すためのスクエア確保にも一役買っていましたよね。

○原初の劫火 アノ
このターンの間に相手ゼクスが5体出ていたら赤1コストでスクエアにプレイ登場し、
5枚以上スクエア相手ゼクスがいるならノーマルスクエアにいる相手ゼクス3体に5000ダメージと
1体に8000ダメージを与える。

このアノですが、グロリアの絶界によって封殺されてしまい迦陵頻伽に入りそうなお気軽多面除去を失う結果となってしまいました。
少なくともライフは1点守ることができますが、面が開かないのではワンショットする際に盤面除去にリソースを割くことになりライフ5点取りきれないことも想定されます。そして劣勢はこれだけに留まらず、ゲームテンポが早くなったことによりワンショット構築では赤胎動、赤セカイをIGに採用していることからライフから
の生き物の湧きが悪くコンボパーツは揃うが4ターン目まで耐えきれなかったという事案も見られます。後攻を取ると3ターン目に相手ライフを取り切れる可能性はないとほぼ断言できるのもワンショット頻伽が今適していない理由の一つでしょう。仮にワンショット頻伽にリソース5から6に飛ぶプラン……ドローンリアクターサクラや怪しげクッキング迦陵頻伽から破天イシュタル等を入れたとしても3ターン時点でコンボパーツが揃うことが毎回あるわけではないので安定した出力で毎回コンボを決められるとは考えにくいと思ったので、そこにこだわって尽力するくらいなら勝ちやすいように他の型を考えようといった流れになります。
グロリアに轢かれるというのもありますが、仙台にはマルディシオンも割と見られるため手札に抱えた必要な札が枯らされるのも厳しい要因の一つでした。

アノについて最後に追記すると、現状では厳しいデッキも多いですが、キルクズや今後デッキが発売するフィーユ早い段階で盤面展開するデッキが増えてくるなら再び採用も考えて良いカードではあると補足しておきます。

・他の型の模索 case1


ここから新しい型の頻伽の模索が始まりました。
模索が始まった……と言っても一発目に選んだのがデッキを紹介した≪舞鬼≫のパーツをデッキにぶち込む。これです。

プレイヤー 蝶ヶ崎 ほのめ
迦陵頻伽を識る者 ほのめ ×1 [スタートカード]
迦陵頻伽&ほのめ 継がれゆく幻想 ×1
翠朱の讃美歌 迦陵頻伽 ×4
福を呼び込む 迦陵頻伽 ×3
うわさのDJ迦陵頻伽 ×4
慈麗§結魂 迦陵頻伽 ×4
≪舞鬼≫アンシーa.k.a茨木 ×4
≪舞鬼≫ドルフa.k.a酒呑 ×4
世界を超えた約束 シュリ ×4
IG
≪舞鬼≫ヒールa.k.a夜叉 ×4
≪舞鬼≫チェイスa.k.a虎熊 ×4
再生の胎動 ×4
アルターレイジ 迦陵頻伽 ×4
ネコ耳ホリデー アンセル&シエル ×4

最初にできたデッキはこんな感じでした。デュナミスは割愛します。
とりあえず新ギミックで使えそうなところを4枚積んでみる作戦です。
思い返すとなかなかに酷い出来ですねw
まぁでもテスト段階だったのでOKだと思います。
いきなり正解に辿り着けたら苦労しません。

ちなみにデッキの調整相手は、
タカさんが使うグロリアデッキです。詳しくは共有してなかったので正直なところはわからないですが、デッキの基盤は遊々亭さんのゼクスブログデッキ解説みたいなとこに載っているやつでそれを何枚か弄ったらしいです。
正確な対戦回数は数えてなかったのですが、
この最初にできたデッキでやって大体20戦行い、3勝(内先攻2回)17敗でした。
デッキを模索しようという段階にしてもさすがの鋼メンタルキラキラポジティブなカトレアくんでも心が折れかけました。
心が完全に折れて頻伽のデッキを海に投げ込む前にやっておくことがあります。
何が悪かったのか考えてることです。
できる範囲で言語化し課題を明確にしていきます。
僕は頭のいい方ではもちろんないのでできる範囲でしかないのですが、
やるだけやる。これが大切なのかなと思います。その上で周りの意見を取り入れていくことで視野が広がります。自分の見ている世界と他人が見ている世界は等しく同じなわけがないのです。プラスな意見ならそれをもらっていくことが近道に繋がります。

≪舞鬼≫頻伽 初代とここでは最初のこのデッキを呼ぶようにしましょう。

①リソースの枯渇と後手3からの勝ち筋
初代のよくなかったところはヒールかチェイスがIGから捲れないと無駄なリソースを使用して場を展開することになり、アンシーまでは繋がってもドルフを出すに至らないということが明確な課題でした。
それに加え自分から盤面を開けるカードを使用するとそこでも余計なコストを使用してしまう為、
ドルフが出ても1パンしか増えない。
盤面を開けて連パンしようとするとドルフまで出せない。
の2パターンが生まれてしまったのです。
使えるリソースの最大上限がそのリソース見たまんまなのでやりくりの難度が高めでした。
そしてデッキの中身を見てもらうとわかるのですが、後手3ターン目からライフ5点取るプランがIG爆当たり舞鬼パーツで殴るという一縷の望みくらいしかないのです。先攻だと盤面展開を行いパンパンにして殴りに行って4ターン目に勝つということは出来るのですが後手だと防御も盤石なので苦しかったです。

②レイド頻伽への依存度とアンセル&シエルの噛み合いの悪さ
レイド頻伽がでないとリンクで相手ゼクスの面除去と除外増やしができなかったり、レイドを出して除外から勝ちの一手を引っ張ってくるということが出来なかったのも明確な敗因になったこともありました。勝つためにはレイドを出すことが絶対に欠かせない動きの一つだったのです。つまりレイドを引いて出さなければレイドを出すターンがどんどん遅れていってしまうのです。
この段階では正直気づいていなかったのですが、アンセル&シエルはレイドを手札に抱えてないとレイドが出てこないため1枚(プレイしていたなら2枚目以降)は引いていないといけないという歯痒さと手札キープの難しさがあったとも思います。
ちなみにアンセル&シエルを3ターン目に手出しするとリソースが足りなくなるのでIGで出すしかないので実質強いのは後攻2ターン目のみでした。地味にスリープして効果を使うので面が埋まるのもデッキ的に相性が悪かったのかもしれません。
(自軍エリアに出して効果を使うとドルフ出したいのに踏めない!みたいなバグもあったりしました。)
他にはアンセル&シエルを使う必要がないタイミングで破天の種にできないことも挙げられますね。

③ライフリカバリー枠の弱さ
アルターレイジ迦陵頻伽のパワーのなさが浮き彫りになっています。
手出ししても弱い、IGから出ても2枚引いて終わり、コスト軽減しても出すタイミングがない。
もっと具体的に言うと1ターン目に出しても何も起きない。2ターン目はレイドプレイか3コスト舞鬼プレイ赤胎動か赤約束EXオープン等やれること、やりたいことが増える。3ターン目は舞鬼で殴りたい。4ターン目にはアークや舞鬼がある。
ある程度やりたいことが明確になっているのもあって、デッキの中で引いて一番ストレスを感じるカードになっていました。基本役割を持つことができていないのでそこにわざわざこれを入れる必要があるのか。ということです。

④スタートカードの強み
今まではスタカの迦陵頻伽を識る者 ほのめのコストダウンを用いて福頻伽からの展開、スイート・トゥ・スイート迦陵頻伽でさらに展開して戦い方をしていました。しかし、デッキレシピを見てもらえばわかるのですがこのデッキで迦陵頻伽を識る者 ほのめを使おうとすると手札を除外ゾーンに送ってのドロー効果は確かに強いですが、コストダウン効果は対して強くないように思えますね。実際使ってみてもドロー効果は手札にダブついて邪魔なアンシーを除外に送ったりと簡単に扱えるもので良かったのですが、コストダウンの強みはほとんどありませんでした。強いて言うとスタートカードを赤にしているので5cディンギルを組みやすいという利点があるくらいでしょうか。それだったら他のスタートカードを検討したり、もしくはより効果を強く使えるようにデッキのバランスを整えていく必要があるかなと感じました。

まぁここまで弱点ばかりを書き並べて見ましたが、ただ弱いだけではなく明確な強みももちろん存在しています。それはやはり舞鬼を使用していることから3ターン目からの殴り性能が上がっていることが挙げられます。初代の段階だとまだ後手3ターン目から殴り勝たなければ行けないという意志がデッキの中に存在していなかった為(後手3ターン目にユナイトアークをする手段を取っていなかったので入れていなかった。)、甘さが残りますがこの頃はIGが上手くハマれば後手3ターン目でもわりと点は取れるだろうみたいな安易な発想でした。事実アンシーはすごく強いですし、上記弱点で挙げたもののドルフも噛み合えばとても強い札なので頻伽になかった攻撃力を底上げしてくれています。これが自分の中で頻伽と舞鬼はギリギリありかなと思ったファーストコンタクトになります。

・case2

ここでもう一度頭をリセットして他の型を試して行きます。舞鬼との掛け合わせは構築不十分なところもあってグロリアに大幅負け越しを味わっています。ここで考えたのは足の速さを1段階上げるというものでした。グロリアのサイズ感と足の速さで勝つには対戦していても中々出来ることではありません。がこっちがより速く倒しきってしまえばいいのではないかという仮説です。
なので自分の経験から引っ張り出してきた2年前の構築をリメイクすることにしました。

○ミーラジュシャドウ ベラトニクス
○あっ!ほの女神様を憐れむ迦陵頻伽
○極麗六鳥シェリーナ

この3種をデッキに入れたウィニーデッキです。
一応フィーユ杯チーム戦で優勝出来た時のレシピのリメイクなので時代に添わせて組んでみたものの、結果から言うとこのリメイク限りなく失敗に近かったのでデッキレシピを残し忘れました。書くことはあんまりないのですが、
強みとしては先攻1ターン目にシェリーナベラトニクスで4c6000の押し付けが出来る、後攻1ターン目だとシェリーナだけではなくあほのめもいるのでベラトニクスが決まりやすい。場に残ればそのまま殴り続けられるのでレイド頻伽も置くことが出来るといった感じの内容なんですが、今のゼクスどのデッキも先攻を取ると勝てるくらいには出力が出来るのでわざわざ初手4枚からハマるかわからないコンボを採用する理由があんまりないのかなと思いました。強みとしてはそのくらいだし、面白くはあるんですが手札も安定しないのでIGヒットの振り幅に左右されるとこもあり厳しめかなと言ったところです。ちょっと機会があればまた構築チャレンジしてみたいです。 

・《舞鬼》迦陵頻伽 解説

さてさてここからがcase3。(ワンショット頻伽はcase0に当たります)
且つ本題になります。
デッキを弄りに弄ってきて芽のありそうだった舞鬼を使った構築に力を入れていくことにしました。
初代との構築から大幅に変更が見られます。
初代の構築は割愛させていただきます。
気になる方は目次で、
・他の型の模索 case1
を見てください。

○初代
・現在使用しているもの
プレイヤー 蝶ヶ崎 ほのめ
メインデッキ
火炎剣 鳳凰木 ×1 [スタートカード]
翠朱の讃美歌 迦陵頻伽 ×4
福を呼び込む 迦陵頻伽 ×3
うわさのDJ迦陵頻伽 ×4
迦陵頻伽&ほのめ 継がれゆく幻想 ×1
慈麗§結魂 迦陵頻伽 ×4
≪舞鬼≫アンシーa.k.a茨木 ×3
≪舞鬼≫ドルフa.k.a酒呑 ×3
≪舞鬼≫サルサスa.k.a熊童 ×3
世界を超えた約束 シュリ ×4
IG
翠明灯す朱の麗鳥 ×4
≪舞鬼≫チェイスa.k.a虎熊 ×4
≪舞鬼≫ヒールa.k.a夜叉 ×4
真夏のオアシス 迦陵頻伽 ×4
初春の令月 令和 ×4

大きな変更点とすれば、
スタートカード、ライフリカバリー、ヴォイドブリンガーの変更。
サルサス、ユナイトアークの投入になります。

・≪舞鬼≫の特性について

遅れましたがここで≪舞鬼≫について触れていきたいと思います。
≪舞鬼≫は≪舞鬼≫からの効果を受けた時コスト軽減を誘発させたり、
除外やリソースからコストを払って出すことができます。
このデッキに入っているカードでそのコストを例に挙げると≪舞鬼≫がリブートすると赤もしくは緑の1コストで除外かリソースから出てきたり、自分の≪舞鬼≫がリブートした数−2コストする手札での軽減効果、除外にあるミソスかホウライにあるゼクス3枚につきコスト−1になるような効果なので、大体1コストでのプレイまで視野に入れることができます。
しかしそれは裏を返せば、いくらコストが下がっても1は払わなければなりません。コストを踏み倒しているわけではないので、簡単に言えばリソースが5枚しかないならベストな動きをしても5体しかプレイできないのです。
そして必ずしも舞鬼だけで攻めるわけではないので他のカードのコストは軽減が入ってなければ素のコストを払わなければならないという難しさも内蔵しています。

○ ≪舞鬼≫アンシー a.k.a 茨木
自分のリソが5枚以上ある時スクエアにある自分のゼクスがリブートすると、
赤1か緑1を払うとリソースか除外からノーマルスクエアにリブートで登場する効果と、
スクエアの≪舞鬼≫がリブートすると同名ターン1でリブートする効果を持つ。
簡単1パン製造機1号。
○ ≪舞鬼≫ドルフa.k.a 酒呑
リソが5枚以上ある時手札にて、このターンの間にスクエアでリブートした自分のゼクスの数コスト−2。
起動効果にて自ターン2回まで使えて、このカードをスリープし、トラッシュの≪舞鬼≫を1枚除外する。
スクエアにあるゼクスを1枚選び、リブートし、ターン終了時までそのゼクスのパワーを+3000する。ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、リブートしたゼクスに等しいダメージを与える。
簡単1パン製造機2号。
○ ≪舞鬼≫チェイスa.k.a虎熊
手札にて除外のミソスかホウライのゼクス3枚につきコスト−1。
自ターン1 起動にてスリープするとデッキトップ1枚除外して、
自分のリソースにあるゼクスを1枚手札に戻す。
そのカードが≪舞鬼≫ならこのカードをリブートする。
○ ≪舞鬼≫ヒールa.k.a夜叉
手札にて除外のミソスかホウライのゼクス3枚につきコスト−1。
自ターン 1起動にてこのカードをスリープし、手札を1枚除外する。
2枚引き、除外したカードが≪舞鬼≫ならこのカードをリブートする。

・変更点1(スタートカードについて)

さて≪舞鬼≫の特性を簡単に説明したのでここからは初代からの変更点についてみていこうと思います。
まずはスタートカード迦陵頻伽を識る者 ほのめから火炎剣 鳳凰木への変更です。
初代の弱点には、大きなものとしてリソースの絶対数が増えないことが課題でした。
そうなるとリソースブースト行いリソを増やす。
または、リソをリブートすることで使用できるリソの擬似的に絶対数を増やす。
の2パターンに絞られます。
迦陵頻伽は……と言うより舞鬼も含めて、ミソスの系譜をしっかり受け継いでいるのでコスト軽減を行い綺麗にリソースを使い切ることに長けているので、
リソースの分だけしか動くことができないと≪舞鬼≫の特性のところで記載しました。
そのため≪舞鬼≫を起用するならリソブ手段かリソのリブート手段が必要だと
感じたのです。

○火炎剣 鳳凰木
起動効果でスクエアにいるホウライを1体スリープする。
リソースにあるカードを3枚リブートする。

≪舞鬼≫のIGアイコンのヒールとチェイスは種族がミソスとホウライを持っていて効果後リブートするのでアタッカーにも、自軍エリアまたは中央エリアに置いて鳳凰木の効果の種にすることもできるので鳳凰木の効果が使いやすいことがわかりますね。リソースの絶対値が増えるので攻めの幅が広がります。
ただ迦陵頻伽を識る者ほのめと比べた時の違いを挙げると、赤のゼクス2枚で作る5コスディンギルが組みにくくなるのと除外を増やすカードがメインデッキ依存になるのとお手軽手札交換ができないのでアンシーを除外に雑に置けない!みたいなパターンもたまにあるので回しやすさは、迦陵頻伽を識る者の方に軍杯が上がる気がしています。
しかしその回しやすさもプレイでカバーできる範疇でもあるので、後手3ターン目に5点または致命傷に追い込む動きを強くしたいならアクションの試行回数を増やせる鳳凰木だと考え採用に至りました。

・変更点2(ライフとヴォイドについて)

ライフリカバリーの変更については、さっきも解説した通り役割をあまり持てていなかったアルターレイジ 迦陵頻伽をクビにし、IGで当たった時ホウライであるため鳳凰木との兼ね合いがいい令和を採用しました。IGから湧くと鳳凰木を使わなかった選択肢を取ったとしてもアタックさえ出来ればリソースを1枚リブート出来るため、リソースの絶対数を増やすことにも繋がります。
付け加えてアルターレイジ迦陵頻伽の話をするとトラッシュのミソスを除外することでドローが誘発するので、トラッシュの枚数もドルフ、福頻伽を使用する手前大事になってきます。そのため除外を作れる点ではいいカードなのですが、他とのシナジーを考えると思ってるより使いにくいかなという印象を受けました。

○初春の令月 令和
アタック時に自分のリソースを1枚トラッシュに置き、置いたならデッキトップからリソースにリブートインする。

ライフリカバリーに続き、今度はヴォイドブリンガーです。
アンセル&シエルから真夏のオアシス迦陵頻伽に変更されています。
これは後攻3ターン目のIGを強くするのとゲームを大きく左右する引けていないレイド頻伽を探しにいける札であると共に、4コスト以下が全て出てきて仕事するカードを採用している点にあります。
チェイスにヒールも出てくればアンシーやドルフに繋がりますし、
令和でリソが起きる、翠明灯すで除外を増やすこともできます。
のちに説明するサルサスもしっかり強いです。
単純にホウライが湧くと鳳凰木でリソースを起こすことができますね。
真夏のオアシス迦陵頻伽のアンセル&シエルと大きな違いは使える面が減らないという点。
アンセル&シエルと鳳凰木を使うとなると面を2つスリープしたゼクスで埋めることになるので後続でドルフを出すとなると面が足りなくなる可能性があります。
アンセル&シエルも真夏のオアシス迦陵頻伽も攻めへのテンポを考えると≪舞鬼≫を1コスト登場させて行ったり、アークプレイを念頭に入れて動いていく方が余計なコストを支払わなくて良いためどちらも手札からプレイすることは限りなく少ない為、2コストと3コストの差は気にならないと思います。
ただ少し緑のカードの比率が高くもなっているので他のヴォイドブリンガーかIGを探すのもありかなとも感じていますね。要検討枠に当たります。
IGで当たった時にタイミングにもよるのですが、出ると2面増えるのでディンギルもこれ1枚で行えるので使いやすい1枚になってます。

・≪舞鬼≫サルサスa.k.a熊童とユナイトアークの採用

このデッキにおいて一番活躍するカード選手権をするなら、めちゃくちゃハンズアップしてくるのはこの1枚だと思います。
まずは性能を見ていきましょう。

○≪舞鬼≫サルサスa.k.a熊童
登場時スリープにて登場する。起動効果で除外にカードが5枚以上あるならリブートする。
≪舞鬼≫の効果でリブートまたは除外された時、除外に5枚以上カードがあるなら
ノーマルスクエアにある相手のコスト6以下を1枚まで選びリソースに置く。

パッと見だとほんとにこのカードは強いのだろうか?感じる札。
大丈夫です。噛み合うデッキにはカチっとハマる性能をしています。
後手3ターン目で勝つ為のワンチャンスを作るためにはこのカードが必要不可欠です。
まず注目するべきは相手のゼクスをリソースに飛ばせるところに目を向けて欲しいです。今のゼクスは先攻4ターン目まで、後攻なら3ターン目に詰めないとだいぶ勝つのは苦しいでしょう。しかしこのデッキでは後手3ターン目に詰める方法が連パンがアンシーで2パン噛み合ったドルフの枚数の数しか殴ることができません。
相手プレイヤースクエアを囲んだとしても順当に5パンくらいなので勝つことができないのです。その為ある程度低コストでスペックのあるカードで気軽に連パンする必要が出てきます。

○紅炎の解放者アビッソ
スクエアにある自分のゼクスを除外して、除外からゼクスを手札に戻す。

このようなゼクスを使用して連パンも考えましたが2コスト払うのが重く、出して面を開けた後に殴れるゼクスを出すことを考えるとライフ5枚取るのはしんどくありました。
そこで至ったのはユナイトアークの採用です。

○夢幻を目指す女神の約束 ほのめ
相手のリソースが6枚以上ある時に手札の「翠明灯す朱の麗鳥」と赤か緑のカードを1枚ずつ選んでトラッシュに置く。置いたならデッキを見て「翠朱の讃美歌 迦陵頻伽」を1枚選んでコストを支払わずプレイする。
プレイしたならスクエアにある「翠朱の讃美歌 迦陵頻伽」にターン終了時まで、
[起]ターン1で0コストノーマルスクエアにあるコスト5以下のゼクスとコスト5以上のゼクスをそれぞれ1枚まで選び、除外するを与える。
○翠朱の讃美歌 迦陵頻伽
プレイ登場時デッキの一番上をリソースに置き、リソースの迦陵頻伽を手札に加える。
ターン終了時まで次に手札からプレイする迦陵頻伽のコストを−4する。このターンの間に次にプレイした迦陵頻伽が登場した時ノーマルスクエアにあるゼクスにそのパワーに等しいダメージを与える。

実質1コス2面除去、迦陵頻伽をプレイすれば3面除去を得ることができました。
これにより連パン性能と後続のゼクスへリソースを割くことが可能になりましたね。
さてお気づきの方はいるかと思いますが、ユナイトアーク「夢幻を目指す女神の約束 ほのめ」を使うためには相手のリソース6以上必要になります。
後攻3ターン目に詰めたいと言っているのにこれでは相手リソースは5枚なのでリソが1枚足りませんね。ユナイトアークをするためにはなんとか1リソース増やしてもらうしかありません。
そこで、サルサスの出番です。
サルサスの強いところは1コストで出てきて起動で起きるとリソースに相手をゼクスを飛ばすのと、IGまたは手出ししたヒールとチェイスで除外して相手ゼクスをリソースに飛ばすの2パターン選べるところになります。
リブート回数が足りないなら手出しの選択できるのが良いですね。
面を開けたところにアンシーを投げつける選択肢も増え殴りにいく為の助走距離を確保してくれます。相手リソースを増やすことでユナイトアークも可能にしてくれるため攻めの幅をこのカード1枚ですごく広くなったことが伝わったかと思います。ホウライである為鳳凰木に引っかかる使いやすさもとてもGOOD。
≪舞鬼≫頻伽のラストピースでした。

○迦陵頻伽は烏合の衆ですからね

・デュナミスの枠

デュナミス
【剣誓『女帝』】ほのめ ×2
天舞鳥神 緊那羅 ×1
求道を照らす聖女 アナスタシア ×1
≪ユメカワツインズ≫ ×1
≪TOWA-BOSHI≫ ×1
変革を奏でる人魚 シャナナ ×1
鬼神野シュリ Unite<M> ×1
鬼神野シュリ Exceed boost<M> ×1
北河内行波≪舞装≫キャノンシエル ×1
東雲纏 Exceed boost<S> ×1
倉敷世羅 Another <O> ×1
れぼりゅーしょん@ニグたんこんぼう ×1
『厄災』の蛇竜ヤトノカミ ×1
回帰の神妖 ヤシギ ×1
夢幻を目指す女神の約束 ほのめ ×1

デュナミスについて未だ調整していてカッチリとは定まっていない部分ではありますが大まかには決まってきたので現状こんな感じです。

○【剣誓『女帝』】ほのめ
コスト5以上の迦陵頻伽にシフトすると、
手札にあるカードを1枚をトラッシュに置くか除外する。カードを2枚引く。

【剣誓『女帝』】ほのめはただ強シフトなので積み得です。
アンシーを除外したり、DJ頻伽をトラッシュに置くことができるので無くてはならない存在です。2枚採用しているのは3ターン目、4ターン目に使う為の枚数ですね。5ターン目に行くことは滅多にないので3枚目以降は積んでいません。

○救道を照らす聖女 アナスタシア
登場時手札を2枚トラッシュに置き、2枚引く。
[起]自分のチャージを1枚トラッシュに置き1回IGする。
○≪ユメカワ♡ツインズ≫
登場時自分のチャージを1枚トラッシュに置き、
デッキの上から3枚公開し、白か緑のカードを1枚手札に加える。
カワイイ
○≪TOWA-BOSHI≫
[起]自分のチャージを1枚トラッシュに置き、スクエアにある自分のゼクスにパワー+3000する。
以下の効果から1つ選び、解決する。
"あなたの手札が3枚以下の場合1枚まで引く。"
"ノーマルスクエアにある相手ゼクスを1枚に5000ダメージを与える。"
○変革を奏でる人魚 シャナナ
登場時自分のチャージを1枚トラッシュに置き、1枚引く。
[起]無2で手札かリソースにあるあなたのコスト3以下のゼクスを1枚まで選び、
リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。

5コストディンギル四天王です。ちなみに≪TOWA-BOSHI≫が最弱です。
≪TOWA-BOSHI≫は現状唯一の赤緑ディンギルなので、赤いゼクスと鳳凰木でディンギルを組み、鳳凰木をチャージに置く際に必要なカードになります。
地味に緑緑ディンギルの中で活躍するのは≪ユメカワ♡ツインズ≫です。
アーク頻伽、ドルフ、アンシーへのアクセスにもなり、リブート回数が足りないなら最悪チェイスも引っ張ってこれます。山札3枚公開して拾うので必ず拾えるわけではありませんが手札の質が上がるので割と頻度高めに使用することが多いです。
シャナナは起動効果なので2回リブートが成立しているタイミングだとドルフを1コスト軽く出すこともできますね。
アナスタシアはトラッシュ肥やしとして活躍しつつおまけでIGできるので1面増える可能性があるので要所要所で出番があります。

○鬼神野シュリ Unite<M>
[起]無0 あなたの手札が3枚以下の場合、4枚になるように引く。
[起]無0 ノーマルスクエアにある全ての相手ゼクスに3000ダメージを与える。
○鬼神野シュリ Exceed boost<M>
登場時1枚引き、あなたのデッキの1番上をチャージに置く。相手のチャージが3枚以上ある場合、相手のチャージを1枚選び、トラッシュに置く。
○北河内行波≪舞装≫キャノンシエル
[常]相手はカードを自分のカードの能力で自分のリソースに置くことはできない。
[起]無0 ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、6000ダメージを与える。
あなたのリソースの枚数が相手のリソースの枚数より少ない場合、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、5000ダメージを与える。
○東雲纏 Exceed boost<S>
[起]無0 ノーマルスクエアにあるこのカード以外のコスト5以下のゼクスを1枚選び、破壊する。
[自]ゼクスがスクエアから離れた時、ターン終了時まで、このカードのパワーを+3000する。
○倉敷世羅 Another <O>
ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚まで選び、8000ダメージを与える。
ターン終了時、このカードを破壊し、1枚まで引く。
[起]あなたの手札を1枚トラッシュに置く。スクエアにあるあなたのゼクスを1枚選び、ターン終了時まで、パワーを+3000し、そのゼクスは相手のカードの効果を受けない。

パニッシャーシリーズです。
シュリ2種は比較的使う回数が多く、どちらも便利です。
赤白シュリは相手のスタートカードを消せるので上手く使ってあげましょう。
纏は自害カードがあまりにもないときに使用します。ユナイトアーク採用により出番があんまりなくなりました。
世羅は厄介なカード処理班です。対面によりけりなので使うかはわかりませんがいれていて損はないカードだと思います。

○れぼりゅーしょん@ニグたんこんぼう
[常]このカードをプレイする際、コストを支払うかわりにあなたの手札から色が2種類以上になるように2枚選び、公開し、好きな順番でデッキの下に置いてよい。
 あなたを攻撃しているコスト3以下のゼクスを1枚選び、破壊する。

棍棒はイデアドライブ枠になります。混色が多いためイデアドライブより大体棍棒で解決します。

○『厄災』の蛇竜ヤトノカミ
[起]破天降臨 スクエアのゼクス2枚トラッシュに置く。
リソースが6枚以上ある時、このカードをリブートでゼクスないノーマルスクエアに登場させる。
登場時ノーマルスクエアにある相手のパワー9000以上の色を2色以上持つゼクスか2種族以上持つゼクスを1枚まで選び、破壊する。
○回帰の神妖 ヤシギ
[起]破天降臨 スクエアにあるあなたの赤のコスト7以上のリブートのゼクスを1枚デッキの1番下に置く。このカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
登場時あなたのリムーブにあるゼクスを1枚選び、手札に戻す。

破天降臨シリーズですね。
以前まではナナヤを使用していたのですが、ヤトノカミに変更して回しています。
理由としてはリソース6以上の破天が使える機会はゲーム中1回あるかないか。
そして破天の組みやすさを重視した為です。
このデッキを回す際、攻撃のルートが多岐に渡ることが多いので自分の使う頭のリソースを減らすことも必要だと考えました。
基本は出せさえすれば6リソースからの破天はなんでも良いと思うので回していて使いやすいものを推奨します。
ナナヤについては3ターン目DJアーク頻伽等で無理やり出すことも可能な上にレイド以外で除外を触ることができて手札の質を上げることが出来るので採用しています。

○夢幻を目指す女神の約束 ほのめ
相手のリソースが6枚以上ある場合、あなたの手札にある「翠明灯す朱の麗鳥」と赤か緑のカードをそれぞれ1枚ずつ選び、トラッシュに置いてよい。それぞれ1枚ずつ置いたならば、あなたのデッキを見て、その中にある「翠朱の讃美歌 迦陵頻伽」を1枚まで選び、残りを元に戻し、シャッフルし、選んだカードをコストを支払わずにプレイする。プレイしたならば、スクエアにあるあなたの「翠朱の讃美歌 迦陵頻伽」を1枚まで選び、ターン終了時まで、以下の能力を与える。
[起]ターン1 ノーマルスクエアにあるコスト5以下のゼクスとコスト5以上のゼクスをそれぞれ1枚まで選び、除外する。

ユナイトアークです。サルサスのおかげで後手3ターン目に強く使えることが出来るようになっています。翠朱の讃美歌 迦陵頻伽で2面開けることが出来るようになるキーカードなのでバンバン狙っていきましょう。

・回し方

回し方と言っても殴るターンがリブートしたゼクスの数に依存するデッキなのでどうやってリブートさせた上で、なんのゼクスでどう殴るかが肝になってきます。

1ターン目はヒールやチェイスで手札の質を上げたり、除外を増やしていきましょう。赤約束で3コストのシュリをプレイするのも良いんですが除外枚数で動ける幅が広がるデッキになるので積極的に除外を増やしていきたいです。

2ターン目にはレイドをプレイするのが好ましく、次のターンにレイドの起動効果でリンクを貼るムーブが組めそうなら除外やトラッシュを貯める動きに勤しんでいきます。
もしレイドを出すなら、リンクを置く位置については相手ターンも誘発するリンクになりますのでプレイヤースクエアに置くので基本的には良いと思います。先攻なら5コスディンギルでプレイヤースクエア剥がせてリンク誘発して除外が増やせますし、後攻なら相手が3ターン目に割と殴ってくる気はしているのでターンもらってゼクスプレイでリンクを踏ませることも容易いでしょう。

3ターン目は先攻なら全面埋めを意識しながら盤面を作っていき、アンシーとドルフを絡めて何点か取り4ターン目にイージーWINを狙います。
もし勝ち切れるならやっちゃいましょう!
後手3ターン目はできるだけ勝ち切り狙いつつ致命傷かWINを狙います。
ルートとしてはサルサスを絡めてユナイトアークからの連パンが勝ち筋としては濃厚ですね。

雑に大まかな流れを書き出すとこれだけなんですけど、殴り方とかはわりに複雑で勝ちルートを盤面から導き出すのは練度が必要になります。
ちなみにこのデッキを調整している際対面はグロリア、マルディシオン、美食楼と対戦をしていてグロリアが未だ重く勝率3~4割行ければ良い方で、製造担当スケルタルメーカーを用いたロック型のマルディシオンには8割勝てています。美食楼は先攻取った方が勝ちやすいですね。

雑な文章だけではわかりにくいと思うので簡単な殴り方1パターン紹介します。
後手3を想定したものですね。

サルサスプレイ、起動リソ飛ばし。相手リソース6にします。残4リソ。
サルサスがリブートしたのでアンシーを1コスト登場。残3リソ。
アンシーで攻撃。
DJから福。レイド出し手札の質を上げます。残3リソ。
レイドで攻撃。
ユナイトアークプレイ。リソースリブートインして、残リソ1。
アークで攻撃。
鳳凰木でサルサス寝かして起動。残4リソ。
ユナイトアーク効果でアークとレイド除外。
レイドの起動でサルサスの前の中央エリアに登場。手札の質を上げ、除外を増やす。
ヒールプレイして起動使いリブート。残リソ3。
アンシーがリブート。ヒールで攻撃、アンシーで攻撃。
レイド出してヒールを破壊。残リソ2。
レイドで攻撃。
3回リブートしている為ドルフ1コストプレイ。残1。
ドルフ起動効果でアンシーリブート。リブートしたので1コストでアンシーが除外から登場。
アンシーで攻撃。アンシーで攻撃。

鳳凰木リブート分から合わせて8リソ使い8パンしています。厳密にはIGが絡んだり盤面処理も考えなければならないので、パンチ数は増減しますがこれだけできれば上等だと思います。無数のルートがあるので回していて一生味がします。
やればやるほど上手くなるのがわかるのでおすすめデッキです。

・最後に

ここまで長い文章に付き合ってもらいありがとうございました!
迦陵頻伽を使ってくれるプレイヤーの力に少しでもなれたらと思っています。
さっきも書きましたがこのデッキは何度も何度プレイして練度を上げないと勝つことは難しいデッキかもしれませんが、殴り方に関して非常に練習になるデッキだと思います。しょうがない時もありますが、言ってしまえば勝てない時は顕著に自分の下手さが露呈されてしまい自分も毎回悔しい気持ちになることが多いです。
またこの環境どうしてもデッキタイプ不利有利もありますし強いデッキは頭一つ抜けて強いので厳しい対面はもちろん厳しいです。ですが、なんとかあきらめずに使って欲しいなと思います。
実はこの記事まれびとの宴発売前からじわじわ書いてはいたのですが書き終わらなかったことが悲しかったですけどなんとか投稿することができたので、ほっとしています。マジ安堵。
仙台では7月2日にイース杯が開催されるようなのでそれに向けて調整しつつ頑張っていく予定ですね!
今回は調整にいつもデッキアドバイザーハロルドさんとOVERDRIVE!!のタカさんにも感謝しつつこれからも手伝っていただこうと思います。
ちなみに余談なのですが、タカさんが先日フィーユのデッキに入ってるアーク等を引っ提げてきたので対戦したらバカ強くて笑いました。
フィーユ強いから買った方が良いですよデッキ!w
フィーユが発売されて増えるようなら原初アノが喝采フィーユを止めてくれるので今後また検討の余地ありかなと感じています。

さてそれでは締めたいと思います。
次回はイース杯で結果が振るったら書くか新迦陵頻伽が増えたら書くと思うので、少しでも気になるという方はよろしくお願いします。
OVERDRIVE!!の動画とイース杯もまだ大会参加予約できるみたいなのでぜひこちらもよろしくお願いしますね。ではではまた次回。

・憑依グラを連パン要員で積もうとしたら出るタイミングがなかった件について

この記事の作者・カトレア
デッキ ≪舞鬼≫迦陵頻伽
原案・調整 ハロルド 調整カトレア

カトレア
フリー冊子の頃からゼクスしてる。
Z/X日本選手権 東日本地区予選で30位。
その後一時期ゼクスから離れ、IGOB辺りくらいからまた買い集めるもののやる頻度は高まらず。
アーク環境が楽しすぎるため最近完璧に復帰。
過去の実績なので雑にこんな感じ2015年のフィーユ杯のなんか優勝してたり、
第1回きさら杯2位。他ちょこちょこベスト8。第20回フィーユ杯チーム戦優勝。
可もなく不可もなく程度。
RRR面白すぎるだろ!

ハロルド
仙台のデッキビルダー兼プレイヤー。
第3回ピュアティ杯優勝とかなんか優勝してた気がする。あと20回フィーユ杯チーム戦優勝とか。
夏になるとアロハシャツ着てる強い人。
安定感があり、再現性の高いレシピを提供するのが上手い。先を見据えたプレイングがしっかり出来るのがポイント。
食パンは素材の味を楽しめるタイプ。

タカ
YouTubeでOVERDRIVE!!というチャンネルでゼクスの動画を更新している。
血圧は180。ちなみに下が。
サンダルフォンを使って昔大会を荒らしていた蛮族。
心は劇場版のジャイアンより優しい。デッキは蛮族。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?