山奥暮らしの台風対策
ひさびさに台風らしい台風が来ています。山で暮らしていると、台風でいろいろと復旧しなきゃいけないことが出てきます。
一番は水道ですね。台風になると、基本的に止まります。我が家には水道(いわゆる公共水道)は無くて、自分で敷地内の沢から水を引いています。
沢に取水口を設けているんですが、台風になると土砂が流れてきますから、この取水口が埋まるんです。で、水がとれなくなる。これぐらいの雨量(1日で200ミリぐらい)だと、水が止まるものだと思って生活しています。
止まるとはいえ、うちでは500リットルのタンクを使っていますので、止まっても500リットルは使えるわけです。そうなると、まずは優先順位の低い、お風呂や洗濯をストップします。お風呂はシャワーだけになります。トイレや台所は普段どおりに使う。そうなると、無理せずに3日ぐらいは持ちます。
我が家では500リットルのタンクを使っているんですが、これは失敗しました。タンクは大きければ大きいほど良いです。タンクに関しては、大は小を兼ねます。もしこれが1000リットルだったら、6日は持つわけです。なので、近々、1200リットルのタンクにつけかえる予定。今回の台風には間に合いませんでしたが。
一番困るのが水だとして、次は倒木ですかね。我が家から700メートルぐらいは、僕しか通らない道なので、もしここで倒木があっても、誰も片づけてくれません。なので、台風が過ぎ去ったら、軽トラでチェーンソーをもって出かけます。車が通れるように、チェックします。
倒木はいままで10年以上の山暮らしをしてきて、そこまで太い倒木はありませんでした。せいぜい、直径20センチぐらいの木です。あと、よくあるのは竹ですね。とはいえ、そのくらいのサイズでもチェーンソーがなければ無理です。これを、手作業のナタやノコギリでやろうと思ったら、1時間ぐらいかかります。もし直径40センチのスギでも倒れてた日には、どれくらいかかることやら。
山暮らしをする場合は、ほかに使うことが無くても、倒木などで通行不能になるおそれがあるので、チェーンソーは1台はあったほうが良いです。できたら、電動のほうが良いですけどね。エンジン式だと、普段使わないと、エンジンがかからなくなることがあるので。サイズは小さくても構いません。刃渡りが20センチでも、両側からやれば倍の40センチは切れますから。
という感じで、明日は復旧作業かなと思っていますが。実は、めっちゃ困ることは無いんですよね。ニュースで見るように、平地の人たちが冠水したり、そっちのほうがずっと大変だなと思います。山は冠水しないですから。
山暮らしをしていると災害のときとか心配じゃないですか? みたいに言われることもあるんですが、特に無いです。普段の生活でも、特に不便は感じていないし。ま、アイスを食べたいなと思ってすぐに買いにいけないとか、居酒屋で飲んだらタクシーで帰らないといけないとか、そのぐらいですかね。
そもそも、道路が通れなくなって孤立しても、まぁ別にいいか、という気持ちです。食料も水もあるわけですし、電気も、うちは太陽光パネルと蓄電器があるので、ふだんどおりに使えるし。ほんと、特になんともないんですね。
最悪のケースを想定するなら、うちだけが使う道が崩壊して車が通れなくなることですが、これも、1年ぐらい前に別ルートで出られるようにユンボで道路を作ったので、今は、四駆の軽トラなら出られる別ルートがあるんです。
まぁ、山暮らしであれば、大きなタンクとチェーンソーがあれば、台風はそんなに心配しなくていいな、って思います。もちろん、備蓄も何も必要無い。普段どおりの生活。外仕事ができないので、晴耕雨読というやつで、久しぶりの投稿でした。
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