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詩:イミテーションな僕ら

足りないものをお互いに埋め合う
離れがたい関係性にあぐらをかいていた
使い捨てのカイロみたい

葉が落ちる頃に再会した君は
季節外れのバラの香りを纏っていた
並んで歩く砂利道
イミテーションのような僕ら

夢の中だけでは正直でいさせてほしい

/かとうなみさ

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