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日記: 怒涛の8月の記録

色々なことが起こりすぎて、もうキャパオーバーな頭に詰め込めるものはない。
それならいっそメモリを解放するように詩や短歌を作ればいいじゃないと思ったが、作るだけの気力さえもなくなってしまった8月だった。

7月が終わる2週間前に突然歌を歌ってくれないかとお願いされ、8月の頭におよそ100人の前で歌を歌った。
以前、身内のパーティーで歌い、これが大いにウケたのでもう一度歌って欲しいとのことだった。
依頼された曲は知らない曲だったので本番まで何度も聴いて、必死で覚えた。
音が取りにくい難しい曲だったこともあり、歌い出しは失敗してしまったが、その後挽回できたと思った。
感触はよく、何人かから良かったと声を掛けられた。
後日録画してもらった動画を見返すと思うように歌えてなかったことが分かり、大いに落ち込んだ。

歌い出しの失敗がフラッシュバックして辛い日々を過ごしているうちに、誕生日が来た。
2ヶ月前からこの日に受けたいとアロマテラピーのセッションを予約していて、とてもとても楽しみにしていた。
期待通り、セッションは素晴らしいもので、気持ちは明るくなり開放感に包まれ幸せだった。

最高の体験を手に入れて、気持ちも足取りも軽く帰宅すると、なんと夫が大怪我をしているではないか。
天から地へ落ちた気持ちになりながら、内心パニックになりながらも冷静に応急処置をして病院へ向かう。
命に別状は無いが、ひどい怪我を負ってしまった。
さらに後日、骨折していることも判明して近々手術の予定だ。

夫の怪我を見るたびに、今回の経験がフラッシュバックして辛くなることを懸念して、夫には色々と我慢してもらうことになってしまった。
私との生活を守ることが一番大切だからと、夫は私の決断を受け入れてくれた。
なんで幸せ者なんだろうと思う一方で、自分の決断が手術の痛みに耐えるという苦しみを夫に強いることが辛くて仕方がない。

ジェットコースターに乗っているような8月が終わった。
試練のような日々はたくさんなので9月は平穏に過ごしたいが、そんなに甘くないらしい。
まだまだ試練は続く。

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