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詩: 喫茶店

波が反射するようにビルの窓が光っている
焦がれていた街へ続く電車に乗って
たどり着いた喫茶店

金縁のティーカップに浮かぶ空を眺めながら
砂金のような砂糖をカフェオレへ落として銀の匙で波を作る

遠くまで来てしまったけど悪くない
目的地を同じにしたあの人は何を思っているだろうか

水色のテーブルに添えられたサーモンピンクの花揺れるライトは瞬く星のよう
この空間が好きなあなたを好きになりたい

もうお別れの時間

また来ます


/かとうなみさ

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