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「ねえ、私に必要だったものはあなたじゃなくて仕事だったの」 君はそう言って僕の家から出て…
金色の長い髪が揺れている 下りホームで電車を待つ君は振り返らない /かとうなみさ
あのお弁当はあなたと一緒に食べるから美味しかったのね 味のしないシュウマイを口に運びなが…
君はそんな優しい声で歌ったりしない 変わってないだなんて言うけど 何もかも変わってしまった…
春の雨が 悲しくて 辛くて ずっとずっと 泣いている 涙はあたたかくて なんて残酷なんだろう …
夢の中であなたに好きだよって言われるだけで ずっとずっと幸せでいられる気がするんだ /か…
春が香る夜 瞬く星の下で 細くのぼっていく煙を見ている 地面からたちのぼる春の香りは 人に会いたくなる気持ちを駆り立てる 明日 あの人に電話しようかな /かとうなみさ
最後のときまで ずっと そばにいてね /かとうなみさ
あなたを抱きしめるだけで救われる今日を生きている /かとうなみさ
雨音に消えていく泣き声を あなたは知っていますか /かとうなみさ
あなたは わたしの幸せだけを願って 消えていくのね 明日は どこにいるの わたしには 知る資…
君の泣き顔を思い出して どこまでも どこまでも 悲しくなって 有刺鉄線が身体に絡まり続ける …
すべてがおわって またあたらしく あしたがはじまる いまはまだ あしたときょうのあいだにい…
目の前の景色がガラガラと音を立てて崩れ落ちていくのを ただ見ていることしかできない 崩れ落ちた先にある新しい景色はどんな色? /かとうなみさ