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残酷。『ぬか喜び』多かったと思います。

 一応、社会福祉士なので、かなり気になるニュース。
  
 今日は、社会福祉士国家試験の発表日でした。
 
 で、今回何が起こったかというと、


合格点が105点


だったのです。

合格基準は

問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。

総問題数150問、基準60%=90点


今回のは

105点/150問=70%

この10%の乖離は、難易度で補正の範囲から、かなりはみ出しているのではないか…と。

 これは、毎回合格者を30%程度に絞る相対評価が行われているためで、過去の合格点も72点~99点まで様々で、99点(66%)の時も、かなり物議をかもしていました。
 「難度を測る手段として」なんて言い訳が聞こえて来そうですが、どうせなら最初から、30%前後でと、しとけば?と思うんですね。
 もっとも、国家資格試験で相対評価もどうかと思いますが。

 受験者のレベルが全体的に上がったという考え方は出来ない?
本来なら喜ばしい傾向なんやけど。

 で、どんなことが起こるかというと、各スクールは、試験後の解答速報に加えて、合格点予測も発信します。

 社会福祉士試験の解答速報は割れるのが常、ましてや合格点予測は幅広くて、今回各社合格点予測は、90~103位の幅(例年に比べてカンタンかな?程度の予測)がありました。
 解答速報で確認した自己採点が90~103点だった受験者のイライラは募るばかり。
 それでも、99点の時にやいのやいのありましたので、さすがに100点台の人は大丈夫と信じていたと思います。

 今日、愕然とした人は多いはず。

 この合格判定の曖昧な感じ、
社会福祉士って何する資格なん?
って曖昧な感じを象徴しているような気がして…


社会福祉士国家試験合格基準

次の2つの条件を満たした者を合格者とする。

問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。

1を満たした者のうち、以下の18科目群(ただし、(注意2)に該当する者にあっては7科目群。)すべてにおいて得点があった者。
[1]  人体の構造と機能及び疾病
[2]  心理学理論と心理的支援
[3]  社会理論と社会システム
[4]  現代社会と福祉
[5]  地域福祉の理論と方法
[6]  福祉行財政と福祉計画
[7]  社会保障
[8]  障害者に対する支援と障害者自立支援制度
[9]  低所得者に対する支援と生活保護制度
[10]  保健医療サービス
[11]  権利擁護と成年後見制度
[12]  社会調査の基礎
[13]  相談援助の基盤と専門職
[14]  相談援助の理論と方法
[15]  福祉サービスの組織と経営
[16]  高齢者に対する支援と介護保険制度
[17]  児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
[18]  就労支援サービス、更生保護制度
(注意1)  配点は、1問1点の150点満点である。

 問題作成者が、どっか有名なとこの教授ってだけで選ばれてて、そいつらが適性無く、作成能力低いんが原因とちゃうかな…

知らんけど。

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