Windowsローカル環境にDifyをインストールしてみた

はじめに

Difyをローカル環境で使いたいと思い、インストール作業を行いました。基本的な手順やインストール方法については、懇切丁寧に解説しているサイトが多々ありますので、ここでは私が実際に詰まった点を中心にお話しします。

Dify(ディファイ)とは？

• AI（人工知能）を使ったアプリを簡単に作れるツールです。

• 主な特徴：

  • 誰でも簡単にAIチャットボットを作れます。

  • オープンソースなので、無料で使えます。

• できること：

  • 質問に答えるAIアシスタントを作る。

  • 会話の内容に合わせて、最適なAIを選んで使う。

  • 自分のデータをAIに学習させて、より賢くする。

• 使いやすさ：

  • 難しいプログラミングの知識がなくても使えます。

  • ウェブサイト上で簡単に設定できます。

Difyはオンラインでも利用可能ですが、SANDBOXプラン以外は課金が発生します。そこで今回は、ローカル環境での利用を目指してインストールすることにしました。

インストール環境

今回のインストール環境は以下の通りです：

1. Windows

2. WSL2 (Ubuntu)

3. Docker

4. dify

インストール手順

1. WSL2を有効化

2. Dockerをインストール

3. Difyのリポジトリをクローン

git clone https://github.com/langgenius/dify.git

 4.ディレクトリを移動

cd dify/docker

 5.Dockerコンテナを起動

docker compose up -d

遭遇した問題と解決策

上記の手順で進めたのですが、最後のステップでエラーが発生しました。

問題1：イメージが見つからない

最初に遭遇したエラーは以下の通りです：

katomi95@DAIV16:~/dify/docker$ docker compose up -d
[+] Running 9/9
 ✘ ssrf_proxy Error context canceled                                                                               3.2s
 ✘ sandbox Error    context canceled                                                                               3.2s
 ✘ nginx Error      context canceled                                                                               3.2s
 ✘ web Error        manifest for langgenius/dify-web:0.7.0 not found: manifest unknown: manifest unk...            3.2s
 ✘ weaviate Error   context canceled                                                                               3.2s
 ✘ worker Error     context canceled                                                                               3.2s
 ✘ db Error         context canceled                                                                               3.2s
 ✘ redis Error      context canceled                                                                               3.2s
 ✘ api Error        context canceled                                                                               3.2s
Error response from daemon: manifest for langgenius/dify-web:0.7.0 not found: manifest unknown: manifest unknown

Dockerイメージ `langgenius/dify-web:0.7.0` が存在しないようです。

解決策1：docker-compose.yamlの編集

1. `docker-compose.yaml` ファイルを開く

2. 以下の行を探して修正

image: langgenius/dify-api:0.7.0

を

image: langgenius/dify-api:latest

に変更

問題2：別のイメージも見つからない

1つ目の修正後、再度起動を試みると今度は別のエラーが発生：

Error response from daemon: manifest for langgenius/dify-web:0.7.0 not found: manifest unknown: manifest unknown

解決策2：さらなるdocker-compose.yamlの編集

1. `docker-compose.yaml` ファイルを再度開く

2. 以下の行を探して修正

image: langgenius/dify-web:0.7.0

を

image: langgenius/dify-web:latest

に変更
この後、無事にDifyを起動することができました。

Difyの画面

まとめ

この手順は近い将来、修正されて不要になると思いますが、私自身の備忘録として、また同じ問題に直面した方へのささやかなヒントとして記しておきます。