見出し画像

最新生成AI体験会を開催した記録と感想

こんにちは!最近、生成AI解説の依頼を受けて「最新生成AI体験会」を開催しました。記録と感想を皆さんと共有したいと思います。

前提条件

体験会を企画するにあたり、以下の前提条件を設定しました:

  1. 時間は1時間程度:限られた時間内でポイントを絞った説明が求められました。

  2. 幅広い参加者層を想定:参加者のバックグラウンドが不明なため、できるだけ分かりやすく伝えることに注力しました。

  3. 実務に活かせる内容を提供:単なる説明にとどまらず、実際の業務に役立つ内容も提供したいと考えました。

スケジュール

体験会は以下の流れで進行しました:

  1. 生成AIのデモ鑑賞

    • NoLang(解説動画生成)

    • Gamma(スライド生成)

    • Suno(音楽生成)

    • Runway(動画生成)

    • Claude(大規模言語モデル)

  2. 生成AIの現状解説

  3. 質疑応答

体験会の様子と感想


会場

1. 解説動画生成(NoLang

  • 会場周辺の情報を元に動画を生成

  • 発見:著名な場所ほど引用される画像やテキストの精度が高い

  • 課題:一般的でない場所では誤りが目立つ

2. スライド生成(Gamma

  • 参加者に関連するテーマのスライドをその場で作成

  • 反応:生成速度とデザインに驚きの声

  • ポイント:

    • テキストや写真の適合度について説明

    • 生成AIは雛形作成に適していることを強調

    • 人間のチェックが必須であることを説明

    • この体験会の資料(下記にあります。固有名詞などを一部削除しています)もGammaで生成

3. 音楽生成(Suno

  • ChatGPTで作成した歌詞を元にSunoで作曲

  • 反応:自然な曲調に対して好評

  • 発展:動画と組み合わせてCM制作の可能性を議論

  • 補足:生成AIの商用利用についても説明

4. 動画生成(Runway

  • 現状:他のAIに比べ精度が低い

  • 例:犬がボールをキャッチする動画で犬の顔が変わる、足が増えるなど

  • 解説:

    • 生成AIには「ガチャ要素」があり、試行錯誤が必要

    • プロンプトの重要性についても言及

5. 大規模言語モデル(Claude

  • デモ:電卓の生成、クレーム対応のメール生成

  • 反応:

    • プログラム生成後に自動で実行されることに驚き

    • 課題を投げておくことで作業の心理的ハードルを下げられる点が好評

生成AIの得意な点と課題の解説

得意なこと

  • 短時間で安価に、平均的な品質のものを生成すること

課題

  • 最新情報や高精度な生成には向いていない場合がある

  • 最終的なチェックは人間が必要

ハイプ・サイクルにおける生成AI

現在、生成AIは「期待のピーク」から「幻滅期」に移行中であることを解説しました。

ハイプ・サイクル

質疑応答と継続的な学習リソースの提示

参加者が自身で学び続けるためのリソースを提供しました。

反省点と次回への展望

  1. デモ中に質問に答える時間があったためか、質疑応答での質問が少なかった

  2. 5つの生成AIツールを使用したが、焦点を絞るべきだったかもしれない

  3. ハンズオン形式を取り入れるべきだったかもしれない(機材の準備が必要)

  4. 時間がギリギリだったため、参加者の最終的な反応を確認できなかった

次回はこれらの反省点を活かし、さらに充実した体験会を目指したいと思います。


技術は日々進化していますが、人間の創造性や判断力の重要性は変わりません。生成AIを上手く活用することで、私たちの仕事や生活がより豊かになることを願っています。

皆さんも、ぜひ生成AIに触れてみてください。そして、その体験をシェアしてくださいね。一緒に学び、成長していきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?