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2019年に開催されたSales Tech(BtoB SaaS)関連の大型イベント10本をまとめました

自分の振り返りもかねて、2019年に開催されたSales Tech(BtoB SaaS)関連の大型イベントを独断と偏見でリストアップしてみました。原則として自分が参加もしくは出展しているものを選んだので、来場層の所感も触れています。2020年のマーケティング戦略のプランニングにお役立てください。

■3月 Sansan Innovation Project 2019

Sansan社が開催した基幹イベント。サービスの特性上、来場層も営業の方が多かったです。
特長は海外からのゲストも含めた豪華なセッション登壇者ラインナップ。
そしてキービジュアルから展示会場まで、デザインがとにかくおしゃれ!
トンマナの揃い方やクオリティの高さは、国内のITベンダートップレベルではないでしょうか。
2日開催ですが両日とも盛況で、夜の懇親会まで賑わっていました。

来年も3月12,13日に開催します。


■3月 AppExchange EXPO 2019 Spring 東京

BtoB SaaSの盟主、セールスフォース・ドットコム社に関連するイベント。Salesforceを中心とするパートナーエコシステムから展開される、Salesforce関連アプリケーションについて知ることができます。なので来場層もSalesforceユーザーが多く、情報収集も活発です。

来年の告知ページはこちら。


■5月 AI・業務自動化展 

※今年のページが見つからなかったので来年のを貼ります。

展示会の代名詞、Japan IT Weekのひとつとして開催。「AI・業務自動化」の名の通り、AIやRPA関連のソリューションも目立った展示会です。

ただ、来場者の抱える課題は「現状の業務の効率化」だったり、「業務時間の削減」といった普遍的な悩みです。いきなり「AIで!」とか「RPA入れれば解決!」というものでもないですし、各社の業界や業種も多種多様。

そんなわけでベンダー側もしっかりとターゲットを絞ったメッセージングで、自社のソリューションを打ち出していたのが印象的でした。
営業関連もこの文脈に沿い、営業領域の業務効率化ソリューションとしてSales Techサービスが数多く紹介されていました。

■6月 営業支援EXPO

こちらもリードエグジビションジャパン社が開催する展示会。営業に特化しているため、テレアポ代行から営業のAI化まで、営業に関するバラエティ豊かなソリューションが集まっています。来場側も営業現場や営業企画の方がやはり多いです。

この展示会はセレブリックスさんが詳しいレポート記事を書いていらっしゃったのでそちらを貼っておきます!

■6月 InsideSales Conference 2019

言わずと知れたインサイドセールスのイベント。主催はビズリーチ社です。
セールス関連で伸び盛りのSaaSベンダーを知りたかったらここをチェックすれば網羅できるのでは?という気がしています。

テーマは「インサイドセールス」ですが、立ち上げ前の情報収集が目的の人も多いので、営業部門の参加者も多いです。
ただやっぱり協賛側としては「インサイドセールス必携のサービス!」として打ち出せるものだと相性が良さげな印象です。

12月にもInsideSales Conference 2019 Winterと題して第三回が開催されました。

■9月 SCTX2019 

Sales Techがメインテーマというわけではないですが、セールス関連のBtoB SaaSも多数紹介されていたので入れてみます。主催はボクシルを運営するスマートキャンプ社。

このイベントはひとことで言うと「BtoB SaaSの見本市」ですね。セールスやHRをはじめ、SaaSプロダクトが幅広く出展していました。
来場者層はスタートアップが多いのかなと思いきや、「業務改革しないといけないからor新規事業やらないといけないから、SaaSについてリサーチしに来た」という大企業の方も多かったです。

ちょっと話はズレますがイベントでの情報収集の利点として、

・気になることをその場でクイックに質問できる
・対面でデモ画面も見ながら説明が受けられる
・複数のサービスの情報を短時間で効率的にまとめて入手できる

というのは意外とオンラインにはない長所かもしれません。
(3つ目はインターネットサーフィンを始めると瞬時に1日が終わるタイプの人間のみ該当するかもしれませんが…)

■9月 Salesforce World Tour Tokyo 2019

セールスフォース・ドットコム社が開催する基幹イベント。国内で開催されるITベンダーのカンファレンスとしては最大級です(他に規模が大きいのはAWS SummitやCybozuDays)

先に紹介した3月の「AppExchange EXPO 2019 Spring 東京」は、AppExchangeとして提供されているサービスが中心ですが、こちらは基幹イベントなのでSalesforce自体や、その導入支援のコンテンツがやはりメインとなります。
開発者やAdmin向けのTrailblazerエリアではPC(とぬいぐるみ)がずらっと並んでいるのが、他社ではあまり見かけない光景だなーと思います。ハンズオンエリアが広いの良いですね。

来場層は当然、SalesforceユーザーそしてSalesforceに関心がある人たちです。なので営業部門をはじめ、様々な層が入り混じります。

■5月/8月/12月 Meets

これまで紹介してきたイベントと毛色がやや異なりますが、今年協賛したイベントで一番印象的だったのでリストイン。Sansan社が主催するセミナー・イベントです。

最大の特徴は、特定テーマ(Sales TechやHR Tech)に沿ったソリューションを提供している協賛企業が行う6分間のサービス紹介プレゼンをまとめて聴ける点。

個人的に衝撃的だったのが、「サービス紹介」というド直球の売り込みプレゼンを聴くために集まる人は実はたくさんいるのだという事実です。よく考えたら展示会も同じような目的で来場するので、歩き回らずに済むと思えば効率的かもしれないですね。

ただ、たとえば8社協賛だと休憩を挟んでもざっと1時間かかるので、「平日の日中に移動時間も含めて3時間以上を割いてでも情報を集めたい!」「それだけ困っていることがある!」という人たちが一定数以上存在したのは意外な盲点でした。

Sansan社の集客力すごすぎ…と思うと共に、旬なテーマはそれだけの理由があるんだなと改めて感じたイベントでした。

■まとめ

以上、2019年のSales Tech系イベント紹介でした。
ここまで書いていて感じましたが、やっぱり主催にベンダー色の強いイベントが多いですね。
つい先日、カスタマーサクセスをテーマにした日本初の大型カンファレンス「Success4」が開催されましたが、その主催であるサクセスラボの弘子ラザヴィさんは『カスタマーサクセスとは何か?』の著者です。

こういう第三者的な視点からのテーマ企画もあると、また顔ぶれや仕立てが変わって面白いなーと思います。

来年はオリンピックイヤーなので、その前後でアプローチの仕方も変わってくるんじゃないでしょうか?どんな企画が出てくるのか楽しみにしています!

ここに載っていないけどこのイベントがすごく良かった!というものがあれば、ぜひTwitterのDMで教えてください。


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